2020年2月19日発売の週刊少年マガジン2020年12号で、『ネクロマンス』22話が掲載されました。
ネクロマンス22話は、魔女の森にあるリコの別荘で休むシブキ達はソッフィオーネの話をします。
サフィは神様との話から千里眼が届きにくい穢れの濃い場所にあると言い、バニラはもしかしたら誰も知らない深淵(ノヴァディービュス)にいるかもしれないというのです。
取りあえずそこに行くことにしたシブキは念入りに準備をしようとすると共に、教会でエリーゼに言われた事や自分が間違っているのではないかと自問自答するサフィを励ましました。
本記事では、ネクロマンス22話『この手に導かれて…』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ネクロマンス22話のあらすじネタバレ
教会内で色々と傷ついたサフィの腕を無理矢理掴んで去っていたシブキは、魔女の森にあるリコの別荘に来ていました。
サフィの腕を掴んだことで左腕は大火傷状態になっていたので、リコは無茶をしたシブキを叱ったのです。
そして火傷を確認しているとさっきよりも痛みが引いている事に気づきました。
サフィは皆にソッフィオーネは生きていて、伝説の魔剣は元は聖剣だと言う事を話したのです。
神様はこれくらいしか話さなかったと言いつつ、神様の言葉からソッフィオーネが千里眼から逃れているヒントがあったと言うサフィ。
以前神様と会話をした際、サフィは千里眼は世界中見られるのかという質問をし、神様は穢れの濃い場所は通りにくいと答えていたのです。
その事からソッフィオーネは神様の千里眼から逃れるために、穢れの濃い場所にいる可能性があるとサフィは言います。
リコは魔王城みたいな邪悪な空気が充満している場所じゃないかと言い、濃い霧には光は通りづらい理屈に近いのだと仮説を立てたのです。
そんな中、バニラは誰も知らない深淵(ノヴァディービュス)にいるかもしれないと言い出します。
その場所は魔物ですら近づかない場所であり、そこの空気を浴びると気が狂ってしまうと言うと、そこにソッフィオーネがいるとすればヤバイとバニラは言ったのです。
しかもそこには死体や怨霊がいるとバニラは言うと、リコは物凄いいい笑顔でお留守番していいかと聞きます。
その理由は怨霊が怖いからでした。
リコは赤面して号泣しながらお化けならサフィを連れていけばいいと、それか別の方法を探そうと言い出しますがシブキは冒険らしくなったと言って聞きません。
しかも伝説の魔剣に相応しいステージだと、状況によってはソッフィオーネと戦う事になるからと言ってわくわくしていたのです。
今のシブキのテンションにリコは頭を悩ませると、サフィは手を繋ぐから大丈夫だと言います。
場所が場所なので念入りに準備をするように言うシブキ。
そのシブキは風呂上がりで、リコからサフィがいる場所を聞いて2階に行きます。
教会での事を気にしているのかというと、サフィは少しだけと言ったのです。
サフィはシブキに嫌な思いをさせた事を謝りますが、シブキはサフィのために戦っているから他の者にどう思われようが構わないと答えます。
続けてサフィは自分のやっている事はエリーゼの言う通り間違っているのではないかと、でもバニラやゾンビ先輩、エルフ達を見て魔物だからと言って消すのは間違っているのではないかと吐露したのです。
そして涙を零しながら自分はソッフィオーネと同じく大聖女失格だと、何を信じて何が正しいのか分からないと言い始めました。
そんな彼女にシブキは指を使って彼女の顔をつつくと、サフィのやっている事は間違っていないと言ったのです。
シブキはサフィに魔物を始末してほしくないから剣を取ったのだと、サフィの優しさに救われた者もいると励まします。
そしてサフィは自分を夫と決めた最高の目があると、どんなに苦しくても自分がいると、もし道を間違えそうになったら止めてやると言うシブキ。
その言葉に励まされたサフィは泣くのをやめて何が正しいのかを確かめるために、ソッフィオーネに会うと口にしました。
そしてサフィはシブキと初めて会った時の事を思い出したのです。
ネクロマンス22話の感想と考察
前回もそうでしたが、今回もシブキが男前な発言ばかりしていて凄いキュンとなりましたね。
惚れた女が涙する姿を見たくないから、シブキはサフィを励ますのでしょうね。
そんなシブキだからサフィも信頼を置いてかつ彼と婚約を結んだのでしょう。
そしてちょいちょい回想がありましたが、次回から本格的な過去編に突入しますのでとても楽しみで仕方ありません。
次回22話はシブキとサフィが初めて会った時の出来事が明らかになります。
2人の出会いという事はサフィとリコが初めて出会う日という事にもなるでしょう。
恐らくシブキとリコは勇者ごっこをしており、風かなんかで玩具の剣が教会の元へと飛んでいったのでシブキが拾いに行ったのだと思います。
その際、サフィが神様に祈っているのを目撃したのでシブキは思わず声をかけたのでしょう。
この頃のサフィは教会の教えに忠実でしたので、シブキに対しても少しとげとげしい物言いだったかもしれません。
それに前回の話から、大聖女としての重圧に苦しんでもいました。
しかし、シブキは気にすることなく教会暮らしのサフィに外の世界を見せてやると言って彼女を連れていったのでしょう。
もしかしたらサフィは聖女たるもの、外に無闇に出てはいけないと言っていたのかもしれませんね。
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