2022年8月4日発売の週刊ヤングジャンプ2022年36&37合併号で、『推しの子』90話が掲載されました。
メイヤがコスプレ取材に対して、レイヤーにリスペクトがないとツイートし、大炎上に。
炎上のきっかけとなった、あの日の取材内容とは・・・。
本記事では、『推しの子』90話『コンプライアンス』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子90話のあらすじネタバレ
メイヤのツイートをきっかけに、放送前に炎上してしまったコスプレ企画。
あの日のメイヤのコスプレ取材は・・・
「アダルトの収益ってぶっちゃけどのくらいですか?」
メイヤは「そういうのは・・・」と苦笑いします。
「カメラマンと付き合うんですか?」
メイヤは「そういう子もいますけど・・・」と困りながら言います。
「コスプレしたままシタことありますか?」
吉住はメイヤに直接電話をして謝ります。
「こちらに不手際があったことは誠心誠意謝ります。どうにか収めてもらえないでしょうか」
しかしメイヤは、「無理です」ときっぱり言いました。
コスプレの話そっちのけで、セクハラじみた質問ばかりだった、私にもプライドがあると言います。
さらに、メイヤは体を壊して仕事を辞めて、生活保護を受けるか悩んだ末に、露出を増やした経緯があるのに、あんな取材をするなんてと言います。
そしてメイヤは、一番許せないのは『東ブレ』の取材だと聞いていたから、友達にも手伝ってもらって、徹夜で衣装を仕上げたのに、直前で変更とか言われたことだと言います。
レイヤーの子が同じ被害に合わないように注意喚起した、ツイートを削除するつもりはないと言って、一方的に電話を切りました。
会社では、上司の漆原が言いました。
上からの伝達でコスプレ回の放送は一旦見送り、局としての謝罪も検討していると言います。
漆原は吉住に、次からはああいう面倒な女に取材申し込みするな、と注意しました。
すると吉住ははっきり言い返しました。
今の時代はコンプライアンス遵守だ、リスペクトが必要なんですと。
漆原は、一瞬無言になりましたが、お前の言う通りだと言った後、吉住に詰め寄ります。
「だったらなんだってんだ?この番組のコンセプトは何だ?地上波にできない、ギリギリを攻める為だろうが」と大声をあげました。
規制の中で面白いものを作れる奴はいいが、そんな天才はここにはいないんだと。
さらに漆原は、俺だって妻や子どもを食わせないといけない、後がないんだと言い、コスプレの変更は悪かったと思ってる、責任は俺がとる、許せと言って、吉住の前から去っていきました。
別のスタッフは影で言いました。
漆原はもうだめかな、古いテレビマンは去るしかないと。
吉住は家に帰り、妹の未実の前でぼやきました。
ディレクターに振り回され、奴隷のように働いてあと何年ADを続ければいいんだ、仮にディレクターになったとしても自由なんてないと。
未実は、上にいけばきっと・・・と言うも、吉住は言いました。
自由なんてここにない、漆原さんはパワハラ爺で最低な人間だと思うけど、作るモノは確かに面白かったと言いました。
それから翌日、今度はネットニュースに「番組Dがコスプレイヤーにセクハラ騒動」という見出しの記事が出ていました。
吉住は一体僕はどうなるんだろう、クビかなぁと思っていたその時、ある人物が吉住の前に現れます。
「お困りですか?良い企画書を持ってきたんで読んでもらえません?」
大きな瞳にはキラキラと輝く星を持ったルビーが、そこに立っていたのでした。
推しの子90話の感想と考察
メイヤのコスプレ取材は、ちょっとひどいものがありますね。
アダルトだとはいえ、コスプレを中心に頑張ってきた人にとっては、直前でコスプレ変更され、取材内容もコスプレのことが、ほとんどない内容だと、怒りが出るのも仕方がないです。
ただ、コンプライアンスでテレビが面白くないのも事実で、テレビにはできないことを、ネット番組だったらできるし、視聴者もそこのギリギリのところを求めているところもあるなぁと思いました。
困り果てた吉住の前に現れた、ルビーは救世主となるのでしょうか。
どんな企画書を持ってきたのか、気になりますね。
きっとルビーが考えたのではなく、壱護が考えた企画書なのかもしれませんが、それでもこの難局を乗り越えられる可能性がありますよね。
このルビーの企画がもしうまくいけば、吉住だってADからDに昇格することもあるかもしれないし、ルビーに対する信頼がさらに増すかもしれません。
いったいどんな企画なのか、次回が楽しみです。
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