2022年7月7日発売の週刊ヤングジャンプ2022年32号で、新連載『カタギモドシ』1話が掲載されました。
カタギモドシ1話では、相沢と言う少年は父親の遺体を発見したのだが、その遺体は何故か石化している状態だったのです。
この異様な遺体を見た刑事の一人が思わず吐いてしまうくらいでした。
そして特殊な能力を持つヤクザが近年暴れている事から、その可能性も十分にありました。
相沢は父親が人に優しすぎたからこうなったと感じていて、それ故に父親を手にかけた奴を例え人の道に外れる行為をしてでも手にかける強い決意をしたのです。
果たして、どうなっていくのでしょうか。
本記事では、カタギモドシ1話のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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カタギモドシ1話のあらすじネタバレ
ある日、相沢と言う小学生は父親の遺体を発見するも、その遺体は石になっていて、あちこちが砕かれていました。
同時に悪い人を見逃した際、どんな相手でも親切にしていればいい事がある、と父親が言っていたのを思い出します。
やがて刑事達が乗り込んでくるのだが、余りに異様な遺体を前にして1人の刑事が嘔吐します。
相沢の父親は借金の連帯保証人になっていた事から、ヤクザが手にかけた線が浮かんできて、同時にここ最近特殊な能力を持つヤクザがはびこってもいる事も先程嘔吐した刑事は伝えました。
しかし、ベテランの刑事はその事を信じませんでしたが、警視庁から獄導犯罪対策本部の者達が来た事から信じる事にしました。
刑事達の話を聞いていた相沢は、自分の父親は己の甘さでこうなったから自分は二の舞にはならないし、どんな手を使ってでも家族を始末した奴を始末する、と誓ったのです。
それから月日が流れ、高校生になった相沢は自分の家族を始末したヤクザを探し、ヤクザを痛い目にあわせて情報を集めていたが、有益な情報は得られませんでした。
そして相沢は虐められていた掃除好きの背丈の低い男子高校生の草助を助け、彼から感謝されます。
草助は、親友にしてくれ、と頼むと相沢は、そうすれば自分に何のメリットがある、と尋ねると彼はメリットを話すも彼は全部一蹴します。
そして、獄導へと変化させられる盃を手に入れてくれ、と言う相沢。
草助は獄導の事を知っていたのか、激しく反対するのだが、その際に相沢の父親と同じ事を言っていたので、怒った相沢にボコボコにされました。
その後、相沢は源さんと呼ばれるヤクザの元に行き、ヤクザの始末を命じられたのです。
最初は断るも、もし成功すれば獄導の盃を渡す、と源さんに言われて相沢は動き出しました。
ターゲットのヤクザを見つけて、静かに後を追っていく相沢の姿を草助は見ていたのです。
人気のない場所に到着し、相沢は始末しようとするも彼には娘がいたので、断念しました。
そのせいで源さんに殴られてしまい、しかも真実を暴露されてしまいます。
その真実とは相沢は父親と同じく石化した妹を救うために動いていて、源さんこそが仇であった事です。
源さんは相沢があの父親の子供だと理解して、利用していたのです。
相沢は銃で始末しようとするも、源さんの能力で阻止されると共に攻撃を受けた箇所が石化しました。
源さんは蛇を操る門紋能力を持ち、しかもコンクリートに変える力があったのです。
そんな中、源さんの仲間がこそこそしていた草助を連れてきて、源さんは彼も始末しようとします。
相沢は土下座して辞めさせようとするも、弱肉強食を理由に拒絶され、草助に暴力が振るわれようとしていました。
しかし、草助は突然豹変して、箒に仕込んでいた槍を構えて源さんの仲間を蹴散らしていきます。
そして彼は源さんと戦い始め、彼は蛇を操って草助の制服を破ると、彼が獄導であることが判明し、草助は源さんを問答無用でぶん殴っていきました。
源さんは能力を使おうとしたら、能力が消えていっている事から草助がカタギモドシだと察します。
すっかり能力が消えた源さんは降参しようとするも、草助は弱肉強食を理由に拒否しました。
カタギモドシ1話の感想と考察
この話は獄導と言う特殊な能力を持っているヤクザとその獄導の力を使ってそれを焼失させる者達の戦いになっていくんじゃないかなと思います。
ヤクザに獄導になれる盃を渡すものが何処かにいて、それを獄導対策本部の者達が見つけようとしているのでしょう。
相沢は父親のような甘い人物にならないように、仇を追っていましたがその優しさは残っていたのかなと思いますね。
草助の事が顕著して出ていたのではないかなと思います。
本人は気まぐれだったでしょうが、草助とは初対面なので助けなくても構わない筈ですが助けた事から優しさがあるのでしょう。
友人になりたいと言う草助に対しても無理難題を言った事から、仇を追っている自分と友人になったら危険が付きまとうから敢えて無理難題を言って遠ざけようとしたのかなと思います。
草助も何となく相沢が暴力的で怖い人間ではなく、本当は優しい性格だからこそ彼が獄導の盃の事を口にした際、必死で止めたんじゃないかなと思いますね。
しかし、後の事を踏まえると彼は獄導対策本部の者で、彼の動きをマークしていたから声をかけた可能性もありそうです。
これから一体どのような展開になっていくのか、とても気になるところですね。
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