2022年7月7日発売の週刊ヤングジャンプ2022年32号で、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』259話が掲載されました。
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜259話では、雁庵が命を落としてしまった事で葬式が起こり、それによって白銀の元に行きたがったかぐやは日本にいないといけませんでした。
カメラを手にして写真を撮りながら、雁庵が命を落とした事に関して全然悲しさを覚えていない事を反省していました。
そして石上に会いに行き、協力を頼みこんだのです。
果たして、どんな事を頼んだのでしょうか。
本記事では、かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜259話『日常②』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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かぐや様は告らせたい259話のあらすじネタバレ
雁庵が命を落とした事でかぐやは葬式に参加したりして、日本に留まっていました。
そしてかぐやはカメラを持って、写真を撮っていました。
彼女は雁庵が命を落とした事に関して全然悲しんでおらず、本来なら悲しんであげるのは常識ではないか、と己を責めていたのです。
ひょっとしたら2人だけの写真があれば悲しめたかも、と思いつつ、何が思い出したかぐやは石上の家を訪れます。
彼が夜に夏期講習があり、それまでの間は特に用事がない事を知ったかぐやは手伝ってもらう事にしたのです。
手伝ってもらう事は写真のモデルであり、かぐやは石上をモデルにして写真を撮るも全然上手く撮れていませんでした。
余りの出来の悪さに2人は引いていて、かぐやは、石上のせいではないか、と言います。
かぐやはカメラマンを目指して半年が経過していたが、何も動かないものは上手く撮れるもそれ以外は自分の理想通りに写真に収められないのです。
この事に非常に頭を抱えるかぐやを見ていた石上は、賢くて運動能力もあり、どんな事も一通りこなしていけるかぐやでも思い通りにならないのがあるとは、と呟きます。
かぐやもそう思っているのか頷くと石上は、何でもかんでも簡単にこなせる事自体があり得ない、と言いながらも協力は惜しみませんでした。
それでも上手く写真を撮れないので石上は、カメラマンになる夢自体辞めた方がいいと思う、と匙を投げました。
そう言われたかぐやはショックを受けたのか、初期の石上と同じようなネガティブな発言をし始め、如何にか上手く撮れないだろうか、と言います。
石上は、聞いた話だとカメラマンがあの手この手でモデルの人の笑顔を引き出している、と助言を送るとかぐやは紙袋を被ったりするも、見当違いだったので失敗に終わります。
石上は、先程の話は相手の笑顔を引き出すと共に張り詰めた緊張を消す事だと、説明するもそういう事はかぐやは得意ではありませんでした。
それ以前にかぐやは人間に対する関心が薄く、余り関わらずに過ごしてきたから相手を割らせる術を持っていなかったのです。
そもそも雁庵が命を落とした時も全く悲しめなかった、と卑下するかぐや。
話を聞いていた石上は、かぐやは自分もそうだし、周りの人達を笑わせている、と言うのだがそういう自覚がないかぐやは否定します。
石上は、かぐや自身はどんな風景を写真に収めたいのか、と聞くとかぐやは少し考えながら、皆がちゃんと笑っている写真、と答えました。
その答えを聞いた石上は、かぐやは本当に人間が大好きで、その事を他人の前で説明できない状態になっているんだ、と言うのでした。
そう言う石上の表情を見たかぐやはカメラを構えてシャッターを切ると、最初の頃に比べたら、大分マシな石上の写真を撮る事に成功しました。
その夜、一人で机に伏しているかぐやは雁庵の写真を見つめていたのです。
そして、写真を撮る腕が上達したら2人だけの写真を収めようと考えていたの、と一人呟いていました。
かぐや様は告らせたい259話の感想と考察
今回の話でかぐやが人間に興味がない事が分かりましたね。
これに関しては環境がそうさせたのかなと思います。
恐らく笑みを浮かべるのも本心でやるのではなく形式的にやるように言われ、相手に心を許すなと言われてきたのでしょう。
もしそうじゃなかったら、白銀と出会うまでは氷のように冷徹な感じにはなっていないと思います。
今はそうではないが故に、本当に興味がないんだと自覚しているのでしょう。
彼女は雁庵が命を落とした事に悲しんでいなかったと己を卑下していましたが、悲しんでいなかったのでしょうが、全く興味がないわけではないのが分かります。
全く興味が無かったら、完全に無関心を貫いている筈です。
悲しんでいない事は事実でしょうけど、悲しんでいない事を気にしている事からも興味が無いわけではないと思います。
それ以前に普通にクラスメイトや同級生と会話している事からも、興味がゼロとは思えないです。
それに興味が無いなら、物や動物は当然の事、人間も写真に収めるカメラマンを志そうと考えてはいない筈でしょう。
こういう感じになったのも白銀と関わる事で、恋をした影響なのかなと思います。
もしそうじゃなかったら人間に完全に興味が無かったでしょう。
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