2022年6月13日発売の週刊ヤングマガジン2022年28号で、『賭博堕天録カイジ』426話が掲載されました。
『賭博堕天録カイジ』426話は、完全に捕えておきながら再びマリオを見失ってしまった安川たちですが、何度考えてもマリオが消えたことに納得出来ません。
怒られるとわかりつつも、現状を遠藤に報告するしかありません。
本記事では、『賭博堕天録カイジ』426話『店外』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 425話 | 一覧 | 427話 >> |
カイジ426話のあらすじネタバレ
トイレに入ったマリオを完全に捕捉していたと思っていた安川たちですが、あろうことか見失ってしまい、非常階段を見つけてマリオの行方を想像しました。
身を乗り出して下を見る安川ですが、見る限りマリオの姿はありません。
下の階段どころか地上にもマリオの姿はなく、そもそも非常階段から出た事がおかしいと安川は考えました。
安川はトイレがある方向をずっと監視しており、その先にある非常階段へのドアに向かうマリオを見逃すことが信じられません。
いくらなんでもそれは気付くと考えていると、トイレからおばさんたちが何人か出て来てなんとなく目を向けたことを思い出しました。
そのタイミングを企てて、マリオは非常階段に逃げたと結論づけましたが、マリオが走りドアを開けて閉めるという一連の動作に気がつかないということも信じられません。
普通は気付くと思いながらも、そもそもそんな一連の動作を1~2秒で出来ることすら怪しみ、無理だと判断するしかありません。
しかし、既にマリオが消えているのは事実であり、安川は現状を理解出来ません。
そんな安川に、仲間の1人がどうするかと尋ねてきました。
質問の意味を理解した安川は、気が進みませんでしたがそうするしかありませんでした。
地上の出入り口で待つ西嶋の元に、着信がありました。
その傍らには煙草に火を点けて待機している遠藤の姿がありました。
突然驚きの声を挙げた西嶋に驚きながら、煙草どころではなくなってしまった遠藤は目を向けていると、西嶋はマリオを見失ったという報告を受けたようです。
手にしていた煙草を叩き付けると、電話を貸せと声を荒げますが、西嶋は冷静に近くにいた部下に非常階段に向かうように指示します。
遠藤に電話を渡すと、どういうことかと冷静に尋ねました。
安川は渋々ながらもマリオ消滅の状況を伝えました。
おばさま達がトイレから出て来た時に少しだけそっちに目を向けたと安川が言うと、そのくそばばあ達にみとれていたのかと遠藤は声を荒げます。
その間は1~2秒だったと否定する安川は、音も無くマリオが外に出たとしてもすぐに非常階段に出て確認したと安川は主張しました。
その時点でマリオの姿は無く、外に行けたわけでもなく街には出られていないと安川は言いました。
西嶋の指示で非常階段を見に行った部下達が戻ってくると、マリオの姿は無く、1人残して見晴らせていると報告しました。
その報告を受けた遠藤は安川に下にいないことを伝えました。
上からも下からもそうならマリオは非常階段に来ていないのかもと安川が言い出すと、じゃあマリオはどこに消えたと遠藤は更に声を荒げます。
ここで安川は閃き、下まで逃げずに1フロアだけ降りてまた店内に入ったと予測しました。
追尾に気付いているマリオが、一瞬でも追尾を撒いて外に出たらイチかバチかで街に走るに決まっていると遠藤は即否定しました。
もう1度トイレを探せと遠藤は指示しましたが、既にトイレはもぬけの殻であることを安川が伝えると、安川たちの節穴の目をもう信じてはいませんでした。
天井に張り付いているかもと言い残し、電話は切れました。
最後の最後でまた見失うというあり得ない状況に、遠藤は力が入って行く身体を必死に堪えました。
揃いも揃ってパーフェクトな無能ぶりに、今回のメンバーはヌケ作選抜かと息を荒げます。
声を掛ける西嶋に気付くと、落ち着けと自分にも西嶋にも言い聞かせました。
カイジ426話の感想と考察
どうせ次回も話が進まないと思いながらも、マリオ逃亡の瞬間を今回こそはと期待してしまいますね。
予想通りの遠藤の激怒でしたが、今回はなかなか推測にキレもあり今までとは違うと思っていましたが、天井に張り付いているかもしれないと言いだした辺りで冷静さを完全に失っているのがわかります。
安川が、おばさん達の方に目を向けたことに気付いたとき、ここで違和感に気付くかと思いましたがそんなことはありませんでした。
始めは2人のおばさんがトイレに向かって行くのも安川は見ていたので、出て来た時には3人であることに違和感も持っていなかったようです。
そんな無関係な通行人よりも、マリオがいなくなったという状況の方が大きいので仕方ありません。
このままマリオは変装したまま、外へすんなり出てしまうことが出来るのでしょうか。
<< 425話 | 一覧 | 427話 >> |