2022年6月1日発売の週刊少年マガジン2022年27号で、『ダイヤのA act2』292話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』292話では、御幸を追い詰めた多田野はチェンジアップで仕留めるために内角にストレートを投げ込むように要求してきます。
そして最高のボールを投げ込む事を期待しながらミットを構えたのです。
成宮は多田野の要求通りに内角に向けてストレートを投げ込みましたが、御幸はそれに反応してバットを振って見事打ち返す事に成功しました。
打ち返した打球はセンターへと飛んでいきましたが、果たしてどんな結果となるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』292話『コンビの形』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 292話のあらすじネタバレ
順調に御幸を追い込んだ多田野は最後はチェンジアップで決めたいため、内角にストレートを投げ込んでもらうように要求します。
ここに最高のボールを投げて来るのを信じている、と思いながら構える多田野。
そして成宮は言う通りに内角にストレートを投げ込み、そのストレートはホップしました。
対する御幸はそのストレートに対してバットを振り、見事に当てて打ち返しました。
打ち返された打球はセンター方向へと飛んでいき、センターを守る神谷が追いかけます。
そして成宮は打ち取れたと言わんばかりにガッツポーズし、御幸は悔し気な表情を浮かべていたのです。
実際、神谷は打球に追いついてアウトにする事に成功します。
こうしてスリーアウトチェンジとなり、この時の成宮のストレートは153km/hを計測していました。
今も悔しそうにしている御幸に対し、多田野は御幸がストレートを打とうとしている事に驚いていて、今のコースは仮にバットに当たってもファールなのに、そこへ浮き上がる球を投げ込んで来た事で期待に応えてくれた、と思っていました。
そしてマウンドからベンチに戻る成宮の元に駆け寄るが彼から、リードだけで抑えきれるほど御幸は甘くない、と注意を受けながらも、多田野の考えは理解出来たからリードは任せた、とも言います。
そう言われた多田野は嬉しそうに、自分も成宮と永遠に組んでいたい、と成宮の近くで言っていたので彼から鬱陶しがられました。
そしてベンチに戻る御幸に対して沢村は、御幸で打てないなら諦めもつくし、成宮の方が実力があった、と一応フォローの言葉を言うも御幸は若干イラッとします。
しかし、沢村は既に次の回の事を考えていたので、上位打線だから今の事は忘れて欲しい、と言いました。
そして野手達と共にマウンドへと向かう沢村。
バックネット裏にいる大和田は、稲城実業が攻撃できるチャンスは2度であり、しかもこの回は上位打線だから最悪同点にしたいところ、と口にしていました。
その頃、稲城実業のベンチでは国友監督が選手達に、今年の沢村は以前と違い、全てにおいてレベルアップしていて、早々にノックアウトする事は難しいだろう、と沢村の事を評価する口ぶりを見せます。
そしてその沢村はマウンドで成宮の歩幅を観察していたのです。
その間に国友監督は、幾らいい投手に成長したと言っても手も足も出ないわけではない、ガンガン積極的にストライクにボールを投げていくから甘い球が来たら積極的にバットを振れ、と言って選手達を鼓舞しました。
8回裏、白河が打席に入ると、自分達の実力が十二分に発揮できるのは国友監督の采配によるもので、まずは出塁する、と思っていたのです。
白河の構えは先程の神谷と同じように内角に覆い被るようなやり方ではなく、正々堂々としたやり方だったので御幸は心の中で、以前のやり方は無意味と感じたのか、と思ってミットを構えます。
白河はセーフティバントで揺さぶりをかけ、ワンボールワンストライクとしました。
そして、沢村と降谷は成宮よりも下だ、と思う白河。
ダイヤのA act2 292話の感想と考察
4度目の対戦は成宮が借りを返した形になりましたね。
3度目は打たれて得点を取られてしまったので、内角のストレートは力を入れて投げ込んだ事でしょう。
しかも153km/hでホップしたところからも、まだまだ余力を残していると言う事なのだと思います。
しかし、下手すれば逆の結果もあり得たんじゃないかなと思いましたね。
御幸は詰まらされてアウトになったけど、成宮のストレートを狙っていて、内角に来たすストレートを打ち返す事に成功しました。
今回は成宮が最高のストレートを投げ込んで来たから打ち取る事に成功しましたが、これが普通のストレートだったり、甘く入っていたりしたらバックスクリーンに叩き込まれた可能性があり、良くてツーベースの可能性がありました。
それを踏まえると紙一重の勝負だったのかもしれませんね。
そして白河は沢村や降谷は成宮よりも劣っていると言う事を心の中で言っていましたが、それは長く投げているか否かでしょう。
成宮はエースとして殆どの試合を投げていて、完璧な投球を見せています。
沢村や降谷は最後まで投げたりはしていますが、連投とかは全然していませんし、継投を行っているのもあるため、そう思ったんじゃないかなと思います。
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