2022年5月19日発売の週刊ヤングジャンプ2022年25号で、『推しの子』81話が掲載されました。
B小町のMV撮影から半年が経ちました。
この半年間で、B小町はすごいことになった反面、ルビーとかなは・・・。
本記事では、『推しの子』81話『躍進』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 80話 | 一覧 | 82話 >> |
推しの子81話のあらすじネタバレ
ミヤコに一本の電話が入ります。
ルビーを使いたいという、仕事の依頼の電話でした。
企画書をお待ちしております、と丁寧に電話を切ったあと、ミヤコはガッツポーズをします。
B小町のMV撮影が終わって半年が過ぎ、今やブレイク寸前の空気を持っているB小町。
きっかけはあのMVでした。
ヒムラは全盛期のものと比較しても、洗練され熱がこもった曲に仕上がり、それにアネモネのアートが乗り、普通のアイドルMVと比較すると、頭ひとつ飛び抜けた完成度となりました。
そして、そのMVの中心にいたのはルビーでした。
復讐を誓ったあの時のルビーの表情は、いつもとは違う、ミステリアスでダークな雰囲気で、何かを強く訴えるその視線は、見る人の心を惹きつけたのでした。
再生回数は2000万をマークし、これは新人アイドルグループが叩き出せる数字ではないので、メムちょはこの現状に驚きつつも、ルビーにはなにか特別なものがあるんだろうなと思いました。
メムちょはさらに、この機会を逃すまいと、大手ユーチューバ―にコラボ打診をしまくり、いくつかは定期的にチャンネルに呼ばれるほどの関係性を築きます。
そしてメムちょはB小町チャンネルの登録者数を増やすために、さらなる交渉やオファーをかけ、横のつながりを強化していきます。
この半年のメムちょの働きは、ボーナスをもらっても足りないくらいだと自分でも思う程、多忙を極めていました。
メムちょの頑張りの甲斐あって、B小町のチャンネル登録者数36万人を越え、ユーチューバ―として大成功の域まで達したのでした。
そして、あかねはといえば、初の主演映画の公開も控え、ドラマ撮影も何本か始まることになり、実力派女優として着実に上がっていっていました。
一番意外なのは、アクアでした。
ネットTVのバラエティ番組のレギュラーの座を獲得したり、ドラマの脇役をやったり、モデルをやったりと順調にマルチタレントの道を歩んでいます。
今日は、B小町の3人が集まって動画撮影をします。
メムちょは言いました。
「子役の時、二人は会ってるんだ?」
ルビーは「実質、幼馴染だ」と言うも、かなは即座に否定します。
さらにかなは、「小さい頃から私に失礼で、久々に会った時も・・・」と言いかけた時、ルビーが大声で言いました。
「重曹を舐める天才子役」
かなはすぐに訂正します。
「十秒で泣ける天才子役」
メムちょは笑って言いました。
「これくらいで尺は稼げたかな、今日は終わりで」と言うと、ミヤコがお疲れ様と3人に声をかけます。
そしてミヤコが明日、明後日の過密なスケジュールを告げると、メムちょは「週末は北海道でライブだし、忙しくなったね」と言いました。
そして、このあとご飯でも行く?とメムちょが聞くも、かなは、「私は帰る」と言い、ルビーも「私も」と言いました。
メムちょは思いました。
かなもルビーも少し雰囲気が変わったなと。
かなは帰り道、あかねの電飾広告を見て、思い出します。
アクアに「あかねと、ちゃんと付き合うことにした」と言われたことを。
その頃、あかねとアクアは電話をしていました。
「忙しくなったな、次いつ空いてるの?」と聞くアクア。
「アクアに早く会いたい」と笑顔で言うあかね。
そう言われてアクアは一瞬黙りますが、「俺もだよ」と言い返しました。
夜の雑踏の中、かなはひとり立ち止まり、目からは大粒の涙がこぼれていました。
推しの子81話の感想と考察
この半年間でB小町はものすごいことになったのですね。
いろんな人の協力があって、B小町がどんどん有名になってきているのが嬉しいですね。
そしてまさかアクアがマルチタレントの道を歩んでいることに、驚きました。
バラエティとか全くイメージが湧かっただけに、意外すぎます。
そしてアクアはかなに、あかねとちゃんと付き合うと伝えていたのですね。
かながものすごく落ち込んでいて、前のような明るさがないのが心配です。
ライバルであるあかねは、着実に実力は女優としての道を歩んでいるし、大好きなアクアはあかねと付き合うことになったし、今一番辛いのはかなですよね。
女優として歩いていきたいけれど、今はアイドルをやっていて、アクアと付き合いたいけれど、今はあかねと付き合っている。
本当の自分が出せなくて、しんどいんだろうなと思いました。
かなはこれからどうなっていくのか、そしてルビーの復讐はどうなっていくのか、次回が楽しみです。
<< 80話 | 一覧 | 82話 >> |