2022年5月16日発売の週刊ヤングマガジン2022年24号で、『サタノファニ』203話が掲載されました。
サタノファニ203話では、千歌を探していたら新たなメデューサ達と遭遇した神崎は八神と少しやった後、昔の知人の吉竹と交戦します。
彼女を追い詰めていく神崎だったが、吉竹は第弐発火と言う言葉を発しました。
そうしたら吉竹の眼が変化し、しかも顔を殴りつけた神崎の小指を噛み切ったのです。
今の彼女は先程とは別のマーダーモデルであるフリッツ・ハールマンの人格になり、神崎は覚醒した千歌と対峙した時の感覚を覚えます。
果たして、この戦いの行方はどうなるのでしょうか。
本記事では、サタノファニ203話『第弐発火』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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サタノファニ203話のあらすじネタバレ
千歌を探した神崎は新たなメデューサ達と遭遇し、八神と少し戦った後に知人の吉竹と交戦します。
彼女相手に優位に立ち、マウントを取った状態で殴っていく神崎は吉竹の顔面を殴ります。
同時に吉竹は第弐発火と言う言葉を発すると、神崎の左手の小指を噛み切りました。
今の吉竹はさっきまでとは違うマーダーモデルの人格になっていて、それは男性と行為をしている中で犠牲者の喉を噛み千切って始末したフリッツ・ハールマンの人格になっていたのです。
今の彼女の姿を見て、神崎は覚醒した千歌と対峙していた時と同じ感覚を覚えていました。
そう思っているとまるで二匹の蛇に絡みつかれている状態に陥り、その間に吉竹が襲い掛かります。
その頃、五菱の社長と三上はモニター越しの顧客達に第弐発火について説明しようとしていました。
三上は、第弐発火とは別のマーダーモデルの人格を発現させる事が出来るもの、と説明します。
この前の殺人実験の映像を見せつつ、フアナ・パラサと言うマーダーモデルを持つメデューサが地下のムエタイの王者になった男性と交戦しているが、不利な状態、と説明する三上。
しかし、第弐発火を使って別のマーダーモデルの人格を出す事で一気に逆転する事が出来た、と三上は言います。
最後に、最初から強かったメデューサだけど、第弐発火を使う事で別のマーダーモデルの人格を出現させたら、更に強くなることが可能、と三上は説明しました。
その頃、神崎は左腕にしがみ付いていた吉竹を窓ガラスに叩きつけて倒すと、残り2人相手に挑発します。
その挑発に敢えて乗ったラファエラは何処からか拳銃を取り出し、銃撃を行うと神崎は刑務所のドアを盾にして防ぎました。
しかし、ラファエラは同じ箇所に銃撃を何度も何度も命中させていくと、ドアを貫通させる事に成功したのです。
そこへ女医と仁奈がやって来て、彼との間で合意がなった、と言って戦いを止めさせます。
八神は舌打ちしながらも従い、ラファエラも引き下がったのです。
神崎は、嚙み切られた小指をつけてくれ、と頼み、あれだけ暴れまわっていたのによくそんな事が言えるな、と呆れながら言いつつ、了承する女医。
同時に、左腕の骨も折れている、と神崎は伝えつつ、吉竹は気絶しているだけ、と伝えます。
そして仁奈は女医の頼みで、千歌達の遺体を龍野から奪還する仕事を引き受ける事にし、納得がいかない神崎を抑えます。
取りあえず神崎の治療を待ってから行く事になっていたのだが、仁奈もまた神崎と同様に、千歌達が命を落としたのは有り得ないし、もし本当に命を落としていたら女医の息の根を止める、と強く思っていたのです。
そんな中、霧子はバイトの休憩中に煙草を吸っていると、五菱に乗り込むと言ってもどうするんだ、とこれから先の事について考えていました。
そこへ会えた事に涙を流している仁奈がいて、彼の姿を見た霧子は煙草を落とす事に驚いていたのです。
そして仁奈は霧子に抱き着いたのです。
サタノファニ203話の感想と考察
第弐発火とは、別のマーダーモデルの人格を発現させる能力だったみたいですね。
何となく察していましたが、実際に目の当りにしたら驚きを隠せませんでした。
まぁ、多重人格者の存在だってこの世にはいるわけですし、そうだと考えればいいのかなと思いますが、強制的にそうする事で体に大きな負担がかかるんじゃないかなと思いますね。
吉竹じゃなくて他のメデューサ達も身につけているのであれば、本当に厄介極まりないなと思いました。
そして仁奈達は女医から依頼を受けてからすぐ霧子に再会しましたが、スパンが短く感じました。
早いうちに神崎の手術などをしたとしても、かなり時間がかかると思いますし、依頼を受けてからそれなりに時間が経過したと考えてもいいでしょう。
次回は霧子が仁奈達を千歌達に会わせ、今のメデューサ達の情報を伝えるんじゃないかと思います。
女医は千歌達が命を落としたと仁奈達に伝えましたが、龍野の策略とは言え彼女達はちゃんと生きていました。
勿論、女医はモニター越しでその光景を見ていたので嘘はついていませんが、仁奈達からすれば自分達を騙したと感じるでしょう。
それ故に彼女達に協力し、自分達が得た情報を話すのではないかと思います。
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