2022年4月13日発売の週刊少年マガジン2022年20号で、『彼女、お借りします』231話が掲載されました。
『彼女、お借りします』231話では、怒りが収まらない麻美に対し、水原は一つだけ言いたいことがありました。
それは、自分の気持ちに素直になって欲しいということです。
その言葉に、麻美は何も言えなくなりました。
キスのことが忘れられない和也が部屋に戻ると、そこには水原が立っていました。
本記事では、『彼女、お借りします』231話「楽園と彼女(終)」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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彼女お借りします231話のあらすじネタバレ
部屋に戻り、水原と二人きりになれたのは良かったですが、あのキスのことのせいで何を話せばいいのか分からず、和也はパニックになります。
本当はあのキスは何だったのか気になりますが、そんなことを聞く勇気はありません。
ましては、レンタル彼女とそのお客という立場だからです。
ここでキスのことを聞けば、勘違いして舞い上がっている人と思われるからです。
しかし、どうしてもキスのことが頭に浮かんできて、水原の全身隅々まで気になります。
ただの旋毛もただの手首も、全てが可愛くエロく見えてしまうのです。
先程栗林に言われた通り、キスの意味を聞く権利はあると思い、声を震わせながら話し始めます。
すると、和也の様子を察した水原が、先程のことを話し始めました。
以前海で、緊急の為に人工呼吸をしたので、キスは初めてではないと言います。
規約違反についても今更で、あの場ではキスをするしかなかったそうです。
それと自分と和也、どちらにも否がある為、ほっとけなかったのです。
水原は行くところがあると言い、早々に部屋を出ていきました。
水原の考えを聞くことが出来嬉しい反面、キスのことについては普通だったと和也は落ち込みます。
あのキスは、やはり何も意味が無いのか分からない和也は、栗原の名前を呟きます。
部屋前の廊下で話しているのは、和おばあちゃんと瑠夏と和也です。
今日も瑠夏は、和也たちの部屋で寝ると報告をしています。
先程のこともあったので賑やかな方がいいのだろうと、和おばあちゃんは納得します。
和也が水原の居場所を瑠夏に聞きますが、瑠夏はまだ怒っているので教えません。
部屋に戻り、瑠夏は和也に怒りをぶつけます。
瑠夏を落ち着かせながら、和也は水原のことが気になっています。
一方水原は、プールで黙々と泳ぎ続けます。
和也に、初めて出会った時から先程のことまで、ゆっくりと思い出しています。
息が上がるほど泳いだ水原はプールから上がり、自分の膝に唇をつけ、先程のキスのことを考えます。
以前小百合おばあちゃんから、その人のことを楽しそうに話すとき、愛が芽生えるといわれたことを思い出しています。
お客さんを好きになるなんてダメだと、呟く水原。
月を眺めると、空で小百合おばあちゃんが、笑っているような気がしました。
彼女お借りします231話の感想と考察
やっと二人きりになれましたね。
麻美が仕掛けてきたあの事件から、打ち合わせも無くあの場を切り抜けることが出来た二人ですが、あのキスのことがお互いに響いているんですよね。
あの場はああするしかなかったという水原ですが、その水原もキスのことを思い出していますよね。
和也の前では、冷静な対応をした水原ですが、本当はドキドキしているんですよね。
海での人工呼吸だって、あれはちゃんとしたキスとは別物だと思いますし、改めてお互いがはっきりと自我がある状態でのキスは、全然違いますよね。
和也はキスのことについて聞けませんでしたが、私もあのキスの本心を聞きたいので、和也には頑張って欲しいです。
そしてプールで一人泳いでいた水原が、お客を好きになったらダメだと発言していました。
これはもう、好きになったと言っているものですよね。
そのことで、小百合おばあちゃんに笑われていると思っているのも、そうゆう意味だと思います。
今まで違うと否定してきましたが、やはりこれはほぼ確実に和也のことが好きです。
このあと、水原の本心を聞き出せるのかが気になりますね。
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