2022年3月31日発売の週刊ヤングジャンプ2022年18号で、『ゴールデンカムイ』311話が掲載されました。
ゴールデンカムイ311話では、尾形が自分で自分を撃って落下していき、残された鶴見は車両の上にいる杉元達に銃撃を仕掛けていきます。
杉元達は鶴見がいる運転室がある車両じゃなく自分達がいる車両の後ろへと後退します。
後ろの車両の更に後ろの車両には第七師団の兵士達がいたが、負傷兵の手当てに気を取られていたので杉元達に気づきませんでした。
アシリパは自力で矢筒を奪い返そうとしていましたが、鶴見が先手を打って列車の連結を外してしまいました。
果たして、杉元達はどのように対処するつもりなのでしょうか。
本記事では、ゴールデンカムイ311話『アシリパの選択』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゴールデンカムイ311話のあらすじネタバレ
尾形は自分で自分を撃って倒れ、残った鶴見は車両の上にいる杉元達に向けて銃撃を繰り出します。
このままでは状況的に不利なので、アシリパは杉元達に、こっちから向かおう、と言って鶴見がいる運転室の車両ではなく自分達が立っている車両の後方に避難します。
その車両の更に後ろの車両では第七師団の兵士達が負傷兵の手当てをしていて、倒された熊が壁となっていた事から杉元達が前の車両に入るのに気づきませんでした。
負傷している杉元を白石が心配している中でアシリパは、これは自分が片をつけないといけないから待機していて、矢筒は絶対に奪還する、と言いました。
そんな中、鶴見が先手を打っていたのか、運転室がある車両と前の車両の連結を外していたのです。
アシリパは、井戸の中に埋めた金塊に関しては見なかった事にしてほしい、と2人に頼み込みました。
続けて、金塊を得たとしても必ずしも幸せになれるわけではないし、金塊が存在する限り多くの人達が命を落とす事になるし、何処かで金塊の呪縛から解き放たれないといけない、と力説するアシリパ。
そしてアシリパは焦りながら杉元に1枚のコインを渡しました。
1枚のコインで10個の金塊に匹敵するほどの価値があり、アシリパは今の杉元の傷の手当てに当てさせるために渡したのです。
しかし、今の杉元の怪我はコインだけでは足りないのも理解しているので、ヒグマの胆嚢を手に入れるから、とアシリパは言いました。
アシリパは白石には何らかの紙を渡すと共に改めて、金塊の事は見なかった事にしてほしい、と言いつつ、親しい人達の犠牲は沢山だ、と本音を口にしたのです。
白石は今も猶金塊に未練があるのか長らく葛藤しながらもアシリパの意見を汲む事にし、杉元にも同意を求めると彼は同意しました。
しかし、一人だけで行かせられない、と言ってアシリパの服を掴み、彼女が暴れても杉元は決して離しませんでした。
白石には別れの言葉を残して、離れようとしていた運転室がある車両に飛び乗った杉元とアシリパ。
そして杉元はアシリパに、相棒を1人にはさせない、と言うのでした。
残された白石は呆然としながら見ている事しか出来ませんでした。
鶴見は銃撃を仕掛けていくも弾切れを起こしてしまい、杉元はこの間に距離を詰めようとします。
しかし、予備の銃を幾らか用意していた鶴見はその銃を手に取って銃撃を仕掛けるも、杉元は跳躍して回避しました。
そして鶴見との距離を詰めるも彼は杉元を蹴り飛ばし、アシリパは射撃の構えをするも鶴見は列車の外に出ます。
杉元は、自分達を誘き出そうとしている、と感じつつ、まずは列車を駅に突っ込ませる事を回避しないといけないので何とか止めようとしました。
しかし、何処を探しても列車を止める事が出来なさそうなので、杉元はアシリパに列車を止める事を任せ、いきなり任せられた彼女は思わず変な声を出したのです。
そして杉元は車両の上に乗り、鶴見と対峙する事になりました。
ゴールデンカムイ311話の感想と考察
アシリパが言っている事は尤もな事なのかもしれません。
金塊を巡って、命を落とした人達は大勢いましたし、中にはこんなところで命を落としてはいけない人達も中にはいました。
アシリパは金塊絡みで争いとなれば、こういう事になっていくのは分かっていたと思いますが、ここまで被害が出ていく事には耐えられなくなったのでしょう。
そして杉元や白石に被害が及ばないようにするために、一人で戦う事にして、金塊の事は綺麗さっぱり忘れるように言ったのでしょうね。
実際、ここまでの戦いから察すれば、そうした方がいいですし、命の方が何より大事ですからね。
白石も金塊の事を忘れるのは嫌だと言う仕草を見せながらも、最終的に受け入れたのはアシリパの意見は最もだし、金塊を得てもその時に命を落としても意味がないと悟ったのでしょう。
杉元の場合は金塊の事はさておき、ここまで付き合いが長いアシリパを見捨てる事は出来なかったと言う事なのでしょうね。
そして鶴見との最終決戦に突入する事になりましたが、鶴見と戦いつつ、列車を止めると言う難しい任務となりそうです。
しかし、そうしないと杉元達は命を落としてしまう事になってしまうので、何とかするしかないですね。
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