2022年1月24日発売の週刊ヤングマガジン2022年8号で、『パラレルパラダイス』178話が掲載されました。
パラレルパラダイス178話では、ヨータはルーミに対し、金城が自分の母親を始末した事を話しつつ、そうなった切っ掛けについて話し始めます。
その切っ掛けを作ったのは仁科であり、彼女はヨータと会ってあの金城から一本を取るのは見事だと彼を褒めました。
その言葉を金城が耳にしており、人気が無いトンネルで仁科を待ち伏せるとやって来た彼女に声をかけ、彼女がヨータと恋人になっていない事を知ると襲い掛かったのです。
果たして、それは何故なのでしょうか。
本記事では、パラレルパラダイス178話『oath/sign』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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パラレルパラダイス178話のあらすじネタバレ
ヨータはルーミに金城が自分の母親を始末した事を伝え、それを聞いていた彼女は何も言えなくなっていました。
続けてヨータは、そうした切っ掛けを生み出したのは仁科だ、と口にします。
時は金城との問答の後に遡ります。
仁科は戦いを終えたばかりのヨータに声をかけ、いい戦いだった、と賞賛するのだが彼は、それでも敗北してしまった、と視線を下に向けつつ、ばつが悪い顔をしながら言いました。
それでも仁科はヨータの事を惜しまずに賞賛していて、金城から一本をもぎ取るのは本当に見事だった、と評したのです。
そしてこの言葉はまだ近くにいた金城の耳に入りました。
ヨータ曰く、この言葉を金城は変な風に捉えてしまった、との事です。
そんなある日、仁科は家へと帰宅しようと人気のないトンネルを通ったら、待ち伏せていた金城に声をかけられ、彼から、ヨータとは恋人同士か、と聞くと仁科は即否定しました。
それならば自分と恋人関係になれ、と何処か偉そうに言うのだが仁科は、その言葉は有難いけど、と言ってやんわりと拒否したのです。
そして仁科は通り過ぎようとするのだが、金城は彼女の手首を掴んで右手で彼女の口を抑えつけて壁にぶつけて身動きも取れず、口も開けない状態にします。
仁科には拒否権が無いのだから、黙って恋人になれ、と言う金城。
そんな中、仁科と同じ学校の生徒がこの光景を目撃し、流石の金城も面倒な事に巻き込まれたくないのか取りあえず引き下がりました。
生徒達は仁科の事を心配します。
後日、その事がヨータの耳に入り、彼はすぐさま仁科の元に行き、事情を聞くと彼女は事実だと言わんばかりに頷きました。
ヨータは、あの時の問答で自分が気に食わなかったのか、仁科に当たりやがって、と怒り心頭の様子を見せていたのです。
対する仁科は、悪いのは多くの男性を虜にする自分であり、ヨータには何の非もない、と言いました。
それでもヨータは何処か納得していない表情をしていたのです。
金城の事があったので、仁科は生徒達と共に行動を共にしていました。
今回は金城が現れなかったので、生徒達は仁科の家の前で別れて、仁科は家のドアを開けるのだが何時の間にか金城がいたのです。
金城は仁科を家の中に突き飛ばして、しかも彼女の両親が働いている事も、まだ帰ってこない事も調べていました。
誰も邪魔が入らないように鍵を閉めつつ、あの時の返答を聞かせてもらう、と言います。
仁科はその質問の意味を理解しているのか、あれは拒否した筈、と返すと金城は、拒否権は無いとあの時伝えた筈だ、と言って彼女を抑えつけて、無理矢理にでも自分の彼女にする、と言いました。
対する仁科は、彼女には絶対にならない、と言ったので金城は、体は許しても心までは奪わせないと言う事か、と言いつつ、そんなものは力で捻じ伏せれば問題ない、と言って拳を振るおうとします。
そんな中、チャイムが鳴ったので金城は様子を見ようとしたら、鍵が急に開いてドアが開くとヨータが現れました。
この光景を見たヨータは怒って金城の後頭部に蹴りを叩き込み、昔馴染みの鍵がある場所は把握済みなんだ、と言い放ったのです。

パラレルパラダイス178話の感想と考察
今回の話から、言葉って言い方次第では誤解を生じやすいって事が分かりましたね。
仁科はきっとヨータから金城が強いと言う事を聞いていた筈ですから、それを踏まえて金城から一本を取ると言う善戦したと言いたかったのでしょう。
しかし、金城はヨータの姿勢を甘いと評していた事から、そんな彼から一本を取られた事を屈辱だと感じたのだと思います。
それ故に金城は仁科が言った言葉を、自分がヨータに負けたと言う風に解釈してしまったのでしょう。
それ故にヨータにとって大切な存在である仁科を襲い、彼女を自分のものにしてヨータを絶望させようとしたのだと思います。
しかし、それならばどうしてヨータの母親の命を落とすように仕向けたのでしょうか。
もしかしたら仁科よりもヨータの母親の方が美しく、彼女を襲ったけど言う事を聞かないから始末したのかもしれませんね。
恐らく真実は次回明らかになると思います。
それにしても仁科は金城に抑え込まれたり、殴られそうになっても絶対に屈しませんでしたね。
きっとヨータが助けてくれると思ったからなのでしょうね。
そして国母今ヨータがいる異世界で金城と付き合っていたそうですが、彼女は仁科と違って屈してしまったのかもしれません。
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