2022年1月8日発売の週刊ヤングマガジン2022年6号で、『パラレルパラダイス』177話が掲載されました。
パラレルパラダイス177話では、ルーミはヨータに嫉妬深い神こと金城の事を話してほしいと言い、ヨータは了承すると共に中学生の頃を話し始めます。
昔のヨータは父親によって剣道等に打ち込み、大会で優勝するくらいの腕前でした。
中学生の頃に父親の転勤に伴って近くの道場にやって来た時に、金城と出会いました。
そして金城はヨータに対し、試合をしようと言い出したのです。
果たしてこの試合、どちらが勝利したのでしょうか。
本記事では、パラレルパラダイス177話『キズとキズナ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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パラレルパラダイス177話のあらすじネタバレ
ルーミはヨータに、嫉妬深い神こと金城に関する事を包み隠さずに話してほしい、と頼むとヨータは話し始めました。
ヨータは子供の頃、父親によって剣道や柔道に打ち込んでいて、剣道に関しては大会で優勝するくらいの腕前でした。
中学生の時にヨータは父親の転勤に伴って、近くの道場に入門する事になったがそこで金城と出会いました。
道場の先生はヨータの事を金城に伝え、ヨータも声をかけると金城は、早速試合をしてほしい、と言います。
彼がそう言った際に先生の表情が変わった事に気づいたヨータだが、この時は特に気にならなかったので金城と試合をするための準備をしたのです。
そして準備を終え、試合が開始するのだが金城からは戦おうと言う闘志が感じ取れませんでした。
この事に疑問に思いつつも、このままじゃ試合にならないから攻めよう、と考えて先手を取ろうと動きます。
そうしたら金城は向かってきたヨータの足を踏みつけ、逃げれないようにして胴回りに鋭い一撃を叩き込んだのです。
無防備な部分に攻撃を喰らったヨータは批判するが、金城は、そう言う事を気にするのか、と意味深な言葉を述べます。
無防備な部分に攻撃を喰らった際、骨折してしまったのかヨータはこの試合に関して敗北を認めました。
そして金城は、大した事無い、とボソッと言い、ヨータはその言葉を聞き逃しませんでした。
それから平気で卑怯な真似をする金城とそれを注意しない先生がいる道場ではなく、別の道場に通う事になりました。
そして地区大会で金城と戦う事になり、ヨータは以前の事もあって慎重に立ち回るも金城は卑怯な手を使う事無く、普通の剣道でヨータを打ち負かしたのです。
この事から、金城にとって自分は卑怯な手を使用するに及ばない相手であり、先生もあの時で自分と金城の実力差が理解していたんだ、と感じるヨータ。
それでもヨータは挫折をすることなく、金城に勝つために厳しい練習をし始めました。
昔から剣道をしていたと言う自負があり、あっさり相手に敗北する事が許せなかった、と思いつつ、訓練を続けたヨータ。
そして再び大会で金城と戦った際、見事一本を取る事に成功したが、その後は卑怯な手を使った金城が二本とって勝利したのです。
敗北してしまったヨータだが、今回一本を取れた事からこの調子で練習を積み重ねればいずれ金城に勝てると確信し始めました。
そしてヨータはルーミに、金城は卑怯な手を剣道以外の場でも使用したんだ、と言うとルーミは何かを察します。
試合後、ヨータは偶然金城に出会い、彼から、剣の道と命とどちらが重要だ、と尋ねられます。
ヨータは、命、と答えるのだが剣の道が重要だと考えている金城は、そんな考えだから大した事無いんだ、と言い放って去ったのです。
ヨータは、当時、どのような思いで剣道をしているかと言う事を聞いたのだと思った、と言いつつ、まさか母親をこの手で始末するとは考えもしなかった、とルーミに言うのでした。

パラレルパラダイス177話の感想と考察
今回、ヨータと金城の過去が明らかになりましたね。
ヨータは昔から強かった様子ですが、金城には勝てなかったみたいですね。
ヨータに剣道を教えていた師匠は恐らく金城をより強くしようと、ライバル的存在になるであろうヨータの入門を許可したのだと思います。
しかし、ヨータを連れてくる前に彼が剣道をしている映像とか試合の映像を見ているうちに、ヨータが金城に散々に打ちのめされると察したのでしょう。
同時にヨータならば乗り越えられるとも思ったのかなと思いました。
実際、ヨータは何とか金城から一本を取りましたが、金城がそれ以上の化け物なのは当時のヨータには読めなかったのでしょう。
もしくはそれを上手く隠していたのかなと思いました。
次回は金城がヨータの母親に手をかけるのではないかなと思います。
金城が最後にああ言ったのですから、間違いなく手をかけるでしょう。
それに現在もヨータのトラウマとして記憶に残っていて、こうしてルーミに言われるまで言わなかったのは余程母親の死にざまが酷かったのだと思います。
恐らくヨータの母親を何らかの形で呼び出し、遅れてヨータも呼び出したのだと思います。
そしてヨータの目の前で、母親を木刀でボッコボコにして始末したのではないかなと思いますね。
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