2021年12月27日発売の週刊ヤングマガジン2022年4・5合併号で、『センゴク権兵衛』236話が掲載されました。
センゴク権兵衛236話では、石田治部少輔三成が動き出したのを知った徳川内大臣家康。
最初はそれ程気に留めなかったが、五大老と五奉行の殆どが石田治部少輔三成飲み方になった事になり、豊臣秀頼を擁した事を知った時、愕然としました。
それは石田治部少輔三成の方が正義で、徳川内大臣家康が悪になるからであり、他の大名達はどちらの味方になるのかを決めないといけなくなったのです。
果たして、権兵衛はどちらにつくのでしょうか。
本記事では、センゴク権兵衛236話『天下二分』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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センゴク権兵衛236話のあらすじネタバレ
石田治部少輔三成が兵を率いて動き出した事を知った徳川内大臣家康だが、それ程気に留めていなかったのです。
その理由は石田治部少輔三成がやけくそになって起こしたものだと踏んでいたからです。
しかし、情報がどんどん入って来ると共に愕然とし始めました。
その理由は石田治部少輔三成側に五大老と五奉行の殆どが味方になっていて、大阪城を支配下に置いて豊臣秀頼を擁し始めたからです。
これは徳川内大臣家康が豊臣家の敵になったと言う事になり、全国の大名達はどちらの味方になるのかをはっきりとしないといけなくなりました。
そしてこれが後々関ヶ原の戦いに繋がっていく事になるのです。
その頃、徳川内大臣家康同様にこの事を知った権兵衛は、まさか石田治部少輔三成がこれ程の大軍を擁するとは考えもしなかった、と呟きます。
部下達は豊臣家の中枢にいる者達や豊臣秀頼が石田治部少輔三成の味方となっているため、石田治部少輔三成側につこう、と言ってきたのです。
そんな彼らに対して権兵衛は落ち着かせつつ、戦国時代では常に強い武将に従うのが道理である、と言います。
かつて織田信長は足利義昭を追い払い、豊臣秀吉は恩ある織田家を乗っ取ったが、常に強かったので誰も反発する者はいなかった、と言う権兵衛。
そして権兵衛は、徳川内大臣家康の味方となる、と宣言しました。
続けて権兵衛は、自分は織田信長と豊臣秀吉を傍で見ていたが、その2人に対して徳川内大臣家康は仕方なく戦をしている気がする、と言います。
そもそも強い欲がある大名は調子次第で色々な相手に勝利できるが、下手をすれば大損害を被る、と権兵衛は言い、自分の戸次川の戦い、織田信長の本能寺の変、豊臣秀吉の明国攻めがいい例だ、と言ったのです。
そして、徳川内大臣家康は賭け事に関しては遊ぶのは良くないが、冷静な判断で行う賭け事は成功すると言っていたし、それ故に徳川内大臣家康の味方になる、と言う権兵衛。
部下達は、しかしながら敗北もあり得るのではないか、と言うと権兵衛は、それもあり得るがもしそうなったら、自分が全力で頭を下げて正直に事を話し、処分を緩めてもらう、と言いました。
戦国大名は猜疑心を抱いているので正直な態度を取れば大丈夫だ、と権兵衛は考えていたのです。
それに織田信長から嘘を言ってはいけない、豊臣秀吉から貰った恩を何時までも大事にするべきだと教わった権兵衛ならではの考えでもありました。
部下達は、それなら石田治部少輔三成側につくのが筋ではないか、と言うも権兵衛は、それに関しては問題ないし、自分なりに恩はもう返したつもりだ、と言います。
改めて、常に嘘をついてはいけない、貰った恩を大事にする事、冷静な判断での賭けには必ず勝てる、と皆に言う権兵衛。
この事から天下を二分する大戦が始まろうとする中、権兵衛の部下達は何故だか妙な安心感を得ていました。
その理由は先程の言葉を述べた権兵衛についていけば、安心だからでした。

センゴク権兵衛236話の感想と考察
徳川内大臣家康からすれば、石田治部少輔三成が大勢の味方を率いているとは驚きだったでしょうね。
石田治部少輔三成が嫌われている事は徳川内大臣家康も知っているでしょうから、余り集まらないだろうと踏んでいたのだと思います。
しかし、五大老と五奉行の殆どを味方につけ、豊臣秀頼を擁したのですからね。
これで大義が石田治部少輔三成にあり、徳川内大臣家康は賊軍となってしまいました。
この状況下で徳川内大臣家康がどのような対策を練るのか、気になるところですね。
そして権兵衛は迷う事無く徳川内大臣家康につく事に決めた様子でしたね。
権兵衛の口ぶりから、最初から決めていた感じでした。
恐らく徳川内大臣家康は織田信長、豊臣秀吉と言う大名を間近で誰よりも見ていて、しかも現在の大名達の中でも戦上手だから選んだのでしょう。
そして真田が去ったのも、恐らく信幸が徳川方、昌幸と幸村が豊臣方につくと決めたからではないでしょうか。
次回は権兵衛が徳川内大臣家康の元へと行き、味方になると表明するのではないかと思います。
決めたからには早めに伝えた方が、信頼されやすいと思いますから、迷う事無く徳川本陣に向かい、徳川内大臣家康に味方になると言うのではないでしょうか。
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