2021年11月8日発売の週刊ヤングマガジン2021年50号で、『パラレルパラダイス』171話が掲載されました。
パラレルパラダイス171話では、リーメアリーやハイランダーの言葉によって、仁科は嫉妬深い神ではなく、ニーナと言う魔女と言う事が判明します。
ヨータは自分達に嘘をついていたのかと憤ると、仁科はそんな気は無くただヨータをこの場へと招待したかったからでした。
対するヨータは嘘をつかずに全てを正直に話せばいいではないかと、仁科はそんな事をすれば絶対にここへ来ないと考えたと言いつつ、嫉妬深い神の正体について話そうとしていました。
果たして、その正体は何なのでしょうか。
本記事では、パラレルパラダイス171話『因果(まわるカルマ)』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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パラレルパラダイス171話のあらすじネタバレ
リーメアリーとハイランダーによって、仁科が嫉妬深い神ではなく、ニーナと言う魔女であった事が判明。
彼女がここまで自分達に嘘をついたと感じたヨータは憤るが、仁科は、自分が嘘をついたのはヨータをこの場へと招待したかったから、と言いました。
わざわざ嘘をつくくらいなら、普通に正直に話してくれれば良かったのに、と言うヨータに対し、仁科は、そうすればヨータは絶対にこの場へと来る事は無かった、と断言します。
続けて、嫉妬深い神の正体は金城だ、と言う仁科。
その言葉を聞いて表情を曇らせたヨータにルーミは、誰なの、と聞くとヨータは、自分が住む世界では剣道で一度も勝利する事が出来なかった人物、と言いました。
仁科は、勝てなかっただけじゃなく金城はヨータに様々な事をしてきたから、自分は本当のことを言わずにこの場へと誘い出すしか出来なかった、と言います。
ヨータは、サーニャは何故嫉妬深い神だと嘘を言ったのか、と聞くと仁科は、密かに彼女に会って自分の事を嫉妬深い神だと、ヨータにはカルンナッハへと行けと言わせるようにした、と言いつつ、昔相当痛めつけたから従ってくれた、と笑みを浮かべながら言いました。
そしてヨータは、自分達は仁科の掌の上で踊らされていたのか、と聞くと仁科は、別にそんなつもりじゃなく、ただヨータに金城を仕留めてほしいだけ、と言い、始末出来るかと尋ねます。
その問いに対してヨータは、出来ない、と答えると仁科は、自分が嫉妬深い神だと思っていた時はこの世界のために手をかけようとしたのに、と言っても相当金城にトラウマがあるせいか、表情を歪ませながら、出来ないと言うヨータ。
その表情を見たルーミはあんなヨータ見たことがないと言わんばかりに唖然としていました。
暫く静止した時間が流れる中、リーメアリーは剣を抜いて仁科を斬ろうとするのだが、彼女はバリアを展開して防いだのです。
仕留められなかった事に歯ぎしりする彼女に仁科は、人間には手をかけるつもりはない、と言いつつ、ハイランダーに対しては、ハイエルフになってくると話は変わって来る、と言って睨みつけました。
昔、彼女に酷い目に遭っているハイランダーは怯えた様子をしながら、逆らう気は無い、と言うのでした。
そしてヨータは、一人にさせてほしい、と言い、一先ず話はここまでとなりました。
リーメアリーは仁科を警戒し、ルーミはヨータを心配げに見つめていたのです。
その後、ヨータは一人で景色を眺めながら、この世界に君臨していた嫉妬深い神が金城なのは分かったし、彼ならばこの世界に呪いをかけるなんて所業は平気でやるだろう、と思っていました。
そんな彼の元にルーミがやって来て、隣に座ると、嫉妬深い神が金城って知人みたいだけど、人柄とかはどう言う感じだったのか、と聞きます。
その質問に対してヨータは、自分の母親を手にかけた男だ、と言い、ルーミを驚愕させつつ、自分はあの男に抵抗する事は不可能だ、と言うのでした。

パラレルパラダイス171話の感想と考察
嫉妬深い神の正体が金城と言うヨータが一度も勝てず、しかもいじめられていた相手だと言う事が明らかになりました。
それにヨータの様子から金城にはかなりと言っていいくらいのトラウマが刻まれていて、他の魔女達よりも恐れているような感じがしました。
他の魔女達も十分怖いが、それでも知恵を生かして何とか戦ってきましたが、もう戦う前から心が折れていると言っても過言ではありません。
リーメアリーは恐らく金城がかなり強いからヨータでは倒せないと言ったと思いますが、どちらにせよ金城に恐れを抱いている様子からも彼女の言葉は妥当だったかもしれませんね。
仁科もサーニャを脅し、ハイランダーをも怯えさせる実力者なのに、金城を倒す事が出来ないのはあくまでヨータじゃないと倒せないと言う事なのでしょう。
それにしても金城はまだ外見が明らかになっていませんが、ヨータや仁科の口ぶりから人格者ではなかったのでしょうね。
ヨータの母親も彼に始末されているとの事ですから、本来なら復讐心を持っていてもおかしくはありませんが、それよりも恐怖が先に出てくるあたり、ヨータは彼に対して本当に怯えていたのだと思います。
次回はなぜ金城がヨータの母親を始末し、ヨータがなぜ恐れるのか明らかになると思います。
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