2020年2月12日発売の週刊少年マガジン2020年11号で、『XEVEC(ゼベック)』1話が掲載されました。
ゼベック1話は、深月は姉である環に会うために超法治都市ヘミスフィアに来ていましたが、環は何者かによって始末されていました。
後からやってから男達によって環を始末した犯人にされそうになりますが、依頼を受けて法務代行を行っている外法屋の鎮馬によって助けられたのです。
環が命を落とした理由を知るために深月は自分自身を報酬を差し出すことで、鎮馬と契約を結んで真犯人を追う旅を始めます。
果たして、2人は無事に犯人を見つけることが出来るのでしょうか。
本記事では、ゼベック1話『絶対法令都市』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 前話 | 一覧 | 2話 >> |
ゼベック1話のあらすじネタバレ
ある日、男性は一人の女性とXEVECを用いて契約を交わしたのです。
それから時が経ち、電車に乗っている女子高生が本を読んでいるとサラリーマンが彼女の下着をスマホの動画に収めます。
女子高生はその事を見抜いており、謝れば見逃すと言いますがサラリーマンは既に動画を削除したのでしらばっくれたのです。
そうしたら女子高生はXEVECを起動させて周りの人々の視覚記録から証拠を集め、バイタル記録を確認する事でサラリーマンは有罪になります。
次の駅に電車が到着するとサラリーマンは逃げ出したので、XEVCEは彼を拘束すると女子高生は鞭を出現させて成敗したのです。
サラリーマンは出来心だから許してほしいと懇願するも、女子高生はXEVCEを使って彼に常習性があるのを知り、更に襲い掛かって来たので暴行未遂も追加され、おまけに沢山の余罪を制裁として下しました。
女子高生がいるのは超法治都市であるヘミスフィアであり、この街では法が物理的な力となって全ての人を平等に守ってくれるのです。
そしてこの街にはXEVECと呼ばれるシステムがあり、これを用いて制裁をする事でヘミスフィアは恒久の平和が保証されています。
環と言う女性は先程の女子高生こと深月の姉であり、彼女に電話をかけると会って話す事があるから来てと言ったのです。
深月は幼い頃はいじめられっ子でしたが、環に助けられてルールや決まり事を正しい事に使って大切にすれば味方してくれると言う言葉を受けて法曹志望を志し、環はミカド社に入社してヘミスフィア管理局に属しました。
深月は環に会うために喫茶店で一息ついていると、禁煙なのに煙草を吸っている男がいたので注意すると、男は気にしませんでした。
制裁を与えようと深月はXEVECを起動させますが、男はこの店では喫煙していい権利を得ているので無効になりました。
正直、納得しなかったので深月は彼に絡んできますが男は男で反論するので次第に言い合いになったのです。
気分を悪くした男は店を出ていき、深月は店員に彼の事を聞くと男は外法屋である鎮馬であり、街では自由な男だと説明しました。
それからも深月は環を待っていますが中々来なかったので鎮馬は環のヒモなのではないかと思うと、急いで環の家へとやって来たのです。
彼女の目の前に既に命を落としていた環がおり、深月は溜まらず彼女の体を触り、凶器であろう血で汚れた包丁を触ってしまいます。
そこへ帽子を被った男がやって来て、現状を把握すると状況から深月が犯人だと決めつけたのです。
男はXEVCEを発動させて生体認証が登録されているのと、身体的接触権があるのと、凶器に指紋がついているという証拠を提示させるとXEVECは深月を拘束します。
更に深月は男が犯人だと思って暴言を吐くもそれも証拠として提示され、男は深月が自分達に殺意を向けているから無制限制裁権を申請し、XEVECは了承して銃を生成して始末しても正当防衛となると言ったのです。
深月はXEVECに助けを求めるが、不法行為は認められないと言われてしまいました。
男は法は正義だろうが悪だろうが、上手く使える者が正義だと言って銃口を突きつけたのです。
そこへ鎮馬がやって来て、無制限制裁権を剥奪させると深月の拘束を解除させ、男が提示した証拠から犯行時間は深月は自分と一緒にいたからアリバイがあると言います。
しかし、男は他人に触れるためには身体的接触権の承認が必要だから深月以外の者が人を始末するのは不可能だと言い放ったのです。
それならと言わんばかりに鎮馬はこの部屋から出ていくように指示しますが、男達は従いません。
しかし、鎮馬はこの部屋の入居権を環との契約で得ており、男達は出ていかなかったので不退去罪が成立したのです。
更に鎮馬はXEVECを起動させ、不退去罪の彼らに特別権利資格を発動させて鉄拳制裁と言う限定的制裁権を行使して一撃を叩き込みましたが、喰らったのは男の手下だけでありました。
鎮馬は法を上手く使いこなせずに罪に問われる弱者から依頼を受けて法務代行を行う者であり、環の依頼で深月を守るように言われたと言ったのです。
男は何故か宙に浮いており、鎮馬は特権者かと呟きます。
男は自分達に逆らう気なら覚悟しておけと忠告して去っていったのです。
鎮馬は調べた結果、環のナノマシンのバイタル記録はオフラインになっていたから真相は闇の中だと深月に言うと、公訴時効が終わるまで待って街から出ろと言いました。
そうしたら深月は犯人も無罪になるから環が何故始末されなきゃいけないのか調べてと鎮馬に依頼したのです。
しかし、相手は何らかの手段で人を始末できない街で平気でそれが実行できるから少なくても10億円の報酬が欲しいと言い、払えないのなら人権を渡すように言います。
それをすれば深月は人間扱いされず、どうなるかは鎮馬次第となるのです。
深月は正しさが理不尽な力に負けるのは間違っていると、誰よりも正しい環が何故命を落としたのかと言うと、例え奴隷になろうが真実を知りたいと答えました。
その答えを聞いた鎮馬は彼女と契約し、自分は一度請けた依頼は何が何でも完遂するのが哲学だと述べたのです。
この日から深月は法は正義だけの味方じゃない事を知り、それなら己の正義を戦って勝ちとると誓いました。
ゼベック1話の感想と考察
新連載の漫画の舞台となる街ではXEVECと呼ばれるAIがある事に驚かされましたね。
結構便利なものだとは思いますが、使い方を誤れば男の時のように犯罪の道具に使われる危険なものなのが分かりました。
それにXEVECも万能ではなく、無感情に仕事を進めていきますので鎮馬が駆けつけたから深月は助かりましたが、下手すれば冤罪になる可能性も十分にありましたから頼り過ぎるのも危険なのでしょうね。
そして自らを外法屋を名乗っている鎮馬ですが、彼がそう名乗る事になった理由も物語が進む中で明らかになって来るのだと思われます。
一応大人の雰囲気を持つが無茶苦茶な鎮馬と生真面目な深月のコンビによる犯人捜しは、結構珍道中になりそうな気もしそうな感じがしそうで楽しみですね。
次回2話はオタクのストーカーを捕まえる話になるでしょう。
彼らは環の死の真相を探していると思われますが、その際に依頼者がストーカーに追われていると依頼してくると思われます。
依頼者はオタクのストーカーに追われていると言っていた事から、恐らく超人気アイドルの子だと考えられるでしょう。
報酬次第だと思いますが鎮馬は仕事を請け負うと思われ、仮に断るとしても深月は女性目線として無視できないと言って無理矢理仕事を引き受けると思われます。
<< 前話 | 一覧 | 2話 >> |