2021年10月7日発売の週刊ヤングジャンプ2021年45号で、『青年少女よ、春を貪れ。』33話が掲載されました。
『青年少女よ、春を貪れ。』33話は、再び亮と会うことが出来た勝之は、ついに新たな真実を聞くことが出来ました。
しかし、告白された本音はハルの事だけではありませんでした。
本記事では、『青年少女よ、春を貪れ。』33話『全部、オレのせいで』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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青年少女よ春を貪れ33話のあらすじネタバレ
キャンプ一日目の20時27分、ハルが失踪するまであと1時間51分となるこの時、ハルのコテージを訪れた亮は、ハルと酒を酌み交わしていました。
酒の味も思っていたより美味しいとハルにも好評で、いつも飲んでるのと聞かれた亮は得意げにたまにと答えました。
酒を飲んでいた事を勝之が知ったら怒るかなぁと不安がるハルに、亮は本音の引き出すために更に飲ませようと酒を注ぎました。
そんな真実を抱えた亮に勝之は歩み寄ろうとしますが、寄るなと拒否されます。
そんな二人の元に、梅子とわゆがやって来ました。
わゆの姿を見るなり亮は立ち上がり、全て勝之に話したのかと問い詰めますが、勝之は自分が勝手に考えただけだとわゆを庇いました。
再び、ハルに酒を飲ませたのかと問う勝之ですが、真実を話してくれようとはしません。
亮がそこを認めない限り変わらないと言うわゆは、音無が嗅ぎつけてやってくる可能性を示唆しました。
それなら今勝之に言った方が良いとわゆは告白することを薦めますが、勝之だからいやなんだと拒否されます。
もう関わるつもりは無かったと言われた勝之でしたが、今でも友達だと思っているとうつむきながら言いました。
しかし、キャンプに呼ぶつもりもなく当日風邪で来なくなった時に喜んでいた事を言ってもその理由もわからない勝之に対して亮は怒りを爆発させました。
ハルの事が好きだからこそキャンプに呼ぶつもりもなかったし、ハルと仲良くなる勝之に対して腹が立って仕方が無かったと当時の気持ちを暴露しました。
自分の方が先に仲良くなっていたのに、ハルが勝之に声を掛ける度に苛立たしさを必死に隠し続けてきた亮でしたが、ハルが勝之と付き合ったときに何かに気付いたようです。
色々な男と付き合ったのも、身近な勝之と付き合ったのも、全て自分に嫉妬して貰いたかったからなんだと亮は言いました。
言葉を失う二人に、自分を慰めるための妄言と認めつつ自分の当時の幼さを主張し、酒を飲ませたらハルの本音が聞けて自分に告白してくれると思ったと亮は言いました。
酒を飲ませただけで、バンガローから崖までの距離は随分と離れているのでそれが死因とは考えにくいと勝之は言い、亮を落ち着かせようとしました。
そんなに自分を責めなくて良いと、亮は根が真面目だと勝之は言いましたが、亮はそれさえも否定しました。
コテージでの夜、本音を漏らしたのは亮の方でした。
自分の方が勝之よりもモテるし入試だって勝之は後期合格なのに自分は前期合格だと、自分の方が勝之よりも優れていることをアピールしましたが、部屋に戻るとハルは背を向けました。
そんなハルの腕を掴み、無理矢理キスした亮は改めて告白しましたが、平手打ちをされてしまいました。
涙を浮かべるハルに、戸惑いながらキスぐらいしたことあると思っていた亮でしたが、好きな人のためにとっておいたと言いハルは駆け出しました。
大雨の中追いかける亮でしたが、転落注意の看板を見つけて行方を察しました。
自分の欲望をぶつけたせいでハルは死んだのだと、亮が言っても誰も庇おうとはしませんでしたがそれも自分で理解している事でした。
ハルを殺したのは、幼い亮の初恋でした。
青年少女よ春を貪れ33話の感想と考察
ようやく勝之も一歩前進したという状況ですが、亮との関係修復はなかなか難しいように思えます。
亮は自分が殺したと思い込んでいる以上、自分を責め続けて生きる事に変わりはないでしょうし、当時勝之に抱えていた怒りも今となっては自己嫌悪の一因になっているように思えます。
だから勝之と距離を置きたかったと思うのですが、当の勝之が真相を全て聞いて何を思うかというのが次回の焦点となるでしょう。
ただ、勝之がいくら許すと言ってもハルが死んでしまった以上は、亮の気持ちは変わりそうにありません。
新たな真犯人が出て来て、ハルを殺したのは亮ではないと証明されれば状況は変わるかもしれません。
わゆが軽く触れていましたが、音無もこの真実を突き止め勝之よりも容赦なく責め立てる事は見えているので、ここで告白するのは正解だったように思えます。
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