2021年9月30日発売の週刊ヤングジャンプ2021年44号で、『推しの子』57話が掲載されました。
がむしゃらに演技に努力するところを鏑木に評価されていたメルト。
そんなメルトがこの世界に入ったのは・・・。
本記事では、『推しの子』57話『ヘタクソ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子57話のあらすじネタバレ
――――― メルトは中学校に入学してすぐ、3年の女子先輩にすぐに食われ、自分はモテるんだとそこで気付きました。
黙っていても人は寄ってきて、好きになった女の子は向こうから告白してきて、面白い奴を適当にいじれば笑いが取れて、そんな自分が面白いと思っていて、適当にやっていても大体のことがうまくいっていました。
ソニックステージからスカウトされたと話せば、クラスメイトみんなが期待していて、まぁ適当にやればいいだろうって思っていた ―――――
舞台を鋭い目で見つめる吉祥院。
吉祥院は思いました。
原作では「キザミ」役のメルトと「匁」役の鴨志田の対決は、「キザミ」に強者感があったのに、メルトの演技は強者感がない、なんで人が魂削って作った作品なのに、下手な子を使うんだろうと。
舞台上では鴨志田が思いました。
マジでメルトの演技は素人に毛が生えた程度だ、顔だけで仕事取ってるヘタクソはマジで消えてくれと。
そしてそんなメルトは思い出していました。
『今日あま』の稽古が始まってかなの演技を見た時、すぐに自分の演技が下手なのは分かっていた、自分に合わせて演技をしてくれていたことも、それで作品を台無しにしていたことも。
そして『今日あま』が終わってからメルトは、役者は体力が必要だからとレッスン講師に言われ、毎日走って体力をつける努力をしていました。
鏑木はそんなメルトの頑張る姿をちゃんと見ていたのでした。
舞台ではメルトと鴨志田の戦いのシーンが続きます。
鴨志田はメルトの息が上がっていないことからちゃんと稽古をしていたんだなと思いました。
でも鴨志田は、お客さんの反応を見てみろ、客はお前を下手だと思っていると感じていました。
――――― 『東京ブレイド』の稽古中、メルトはアクアに演技のことを相談すると、アクアは「下手だと思われてもいいんじゃないか」と言いました。
メルトはもっとまともなアドバイスをくれ、俺のせいでまた作品がダメになったらと言い返しました。
するとアクアはそのヘタさをうまく活用すればいいと言っている、お前の一番の見せ場は鴨志田との対決シーンだと話しはじめました。
アクアは全体を良くしようと思っても焼け石に水だ、それより一点に全てを注いだ方が勝算が高いと思わないかと言いました。
ヘタだと思われているということは客が油断しているということだ、例えば地味で目立たなかった子が、完全に下手だとなめていた役者がいきなりスゴイことをしたら激アツだろと。
アクアのアドバイスがメルトの頭に響きながら、メルトは刀を見事に操り、ものすごい迫力のある圧巻の演技を披露し、舞台上の全ての客がそんなメルトの演技に歓声が上がりました。
推しの子57話の感想と考察
今回はメルトの回でしたね。
メルトはちゃんと真面目に努力してきた姿が改めてすごいなぁと思いました。
またアクアのメルトに対するアドバイスが素晴らしかったですね。
自分の持っているものをどうやって活かすかということが、メルトにとっては大きな転機になりましたね。
鴨志田もまさかメルトがここまでできるとは思っていなかったんだと思います。
メルトがこれからどんどん役者として活躍していくんだろうなと思いました。
これで吉祥院のメルトに対する見方が少しは変わるかもしれませんね。
まだ役者としてヘタなところはあるだろうけど、今回の演技でメルトのことを認めるんじゃないかなと思います。
アクアの演技が早く見たいけれど、まだ少し先ですかね。
アクアがどんな演技をするのか今から楽しみです。
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