2021年9月18日発売の週刊ヤングマガジン2021年43号で、『アンダーニンジャ』第59話が掲載されました。
『アンダーニンジャ』第59話は、順風耳と加藤らNINによる挟撃作戦の始まりが描かれます。
何台もの志能便宅配車が集結し、講談高校を取り囲む。
車一台分のスペースを空けてバリケード化した宅配車群。
そのスペースから加藤の乗った宅配車が講談高校敷地内へ突入。
宅配車の貨物ゲートから現れたのは!?
本記事では、『アンダーニンジャ』第59話[キューブ]のあらすじと感想を紹介していきます
※ここから先はネタバレ注意です。
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アンダーニンジャ59話のあらすじネタバレ
【講談高校・正門】
講談高校の正門前に何台もの志能便宅配車が集結し、車一台分のスペースを空けて講談高校を取り囲みました。
これは猿田を逃がさないためのいわばバリケード。
そこへ加藤が乗った宅配車が猛然と突っ込み、猿田が跳ね落とした東の生首を巻き込みながら空いたスペースから校内敷地へ。
ガァアアアッ
加藤、講談高校へ侵入!東も首だけご登校!
キィッ
宅配車は正面玄関前で急停止。
ウィイイイイン
宅配車の貨物ゲートがオープン。
ガション ギュイン ガション
男の子だったらついワクワクしちゃうような魅力的な機械音を立てながら現れたのは、NIN研が誇る可変ロボ、「キューブ」!
なぜか頭部なし。
ガション ギュイン ガション
キューブは自立し、二足歩行で軽やかに自ら車から降り、玄関前で腕を組んで仁王立ち。
宅配車の貨物スペースにいた加藤もまた玄関を見据え、腕を組んで仁王立ちしました。
【講談高校・校舎内】
パニックを起こさせるため教室内で生徒を斬っていた猿田は窓から正面玄関の方を見下ろし、「キューブ」を確認。
自分を殺すためにNINがここへ配備させたと知って感激もひとしお。
これは張り切って玉砕しなければと、やる気スイッチを入れ直すのでした。
【講談高校・保健室】
朝の素敵な交わりを終え、ベッドでアフタートーク中の蜂谷とマコの二人。
甘い時間は主事の校内放送によって終わりを迎えます。
放送から事態を察したマコは¥工仲間の二人を呼んで三人で蜂谷を守ろうと思いつき、そのことを蜂谷に打診。
しかし蜂谷から¥工のお仲間二人はすでにUNに殺されたと告げられ、マコの表情は一変します。
決して仲が良かったとは言えないまでも、仲間は仲間。
怒りに震えるマコ。再び顔に隈取り線を浮かび上がらせ、仲間の仇を取ることを誓うのでした……
【講談高校・廊下】
順風耳使いの主事。集音マイクから聞こえてくる生徒の騒ぎから敵のおおよその位置を捕捉。
主事は黒板消しクリーナーを通じ、敵の目的が鈴木と鬼首の二人ならば2階の連絡通路へ急ぐよう鈴木に通達。
連絡を受けた鈴木と鬼首は、連絡通路が2本あることから二手に分かれることにします。
お互い敵と遭遇したら速攻で駆けつけて挟み撃ちにすることを確認し合い、二人は別々の連絡通路へと向かいました。
決戦の時近し。
加藤は荷物型可変ロボと正面玄関中庭で敵が中央突破で抜け出ようとしてくることに備え、腕を組んで待機。
マコは対摩利支天用タガーを取り出し、連戦態勢のまま蜂谷をガードしつつ廊下を移動。
蜂谷はいざとなったらマコを盾に使って脱出する腹づもり。
主事は地獄耳と校内中に仕掛けてある集音マイクに集中し、敵の動きを探索。
鈴木と鬼首はお互い挟み撃ちする前に討ち取られる可能性が頭をよぎるも、忍務を全うするべく連絡通路へとダッシュ。
何もわからず事態を飲み込めない生徒たちは右へ左へ大騒ぎ。
一部の生徒は正面玄関中庭に立つロボに気がつき興味津々。
はたして猿田は何処に現れるのでしょうか!?
アンダーニンジャ59話の感想と考察
【お荷物型可変ロボ・キューブ】
ついに臨戦態勢に入ったお荷物型可変ロボ「キューブ」!
なぜか頭部なし。
加藤が腕を組むとキューブも腕を組んでいたことから加藤と何らかの形で繋がり、シンクロしているのは間違いなさそうです。
以前にも加藤の心拍数にキューブは反応を見せていましたからね。
まさに異体同心!いうなればこれ「影分身の術」、或いは「傀儡の術」だってばよ。
今のところキューブから俊敏さや武装は見られませんが、何も仕込まれてないとは思えません。
猿田が国内でキューブが使用されたことに驚いていましたから、それだけ強力な兵器ということでしょう。
NINの間では広く知られた特別な兵器で、限られた人物にしか与えられない兵器であることが窺えます。
だからこそ九郎も欲しがり、加藤は”俺のだ”と自分のものアピールまでしちゃったのだと思います。
キューブの活躍が見たいですので、鈴木と鬼首には悪いけれど猿田に殺られるか重傷を負うかしてもらって、キューブ対猿田の戦いを期待したいです。
【遁】
九郎は講談高校が「遁」によって消失してしまう可能性があることを話していました。
これは九郎の他にも「遁」の使用許可が下りている人物がいることを暗示していた?
九朗は”本命山田さん”を討つためヤンキー高校へ向かいました。
にもかかわらず、野口に学校が消えちゃうかもしれないから登校するなとわざわざ夜這いまでして前夜に釘を刺しています。
講談高校の詳細な状況を知らない九朗がヤンキー高校から講談高校に向けて「遁」を発動させるとも考えられません。
となると、自分の他に最悪なパターンを想定して「遁」の使用を許可されている人物が講談高校にいることを九郎は知っていたから野口に”行くな”と釘を刺したのかも。
或いは、”本命”を倒した後に講談高校に向け「遁」を発動させる気でいたから”行くな”なのか。
いずれにせよ、NINの「遁」は桐生くんによって使い物にならない状態、或いは占領されて逆に乗っ取られた状態である可能性が高そうではありますが……
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