2021年9月2日発売の週刊ヤングジャンプ2021年40号で、『推しの子』54話が掲載されました。
夜遅くまで感情演技の指導を受けているアクアとあかね。
そして『東京ブレイド』の稽古は終盤に入り・・・。
本記事では、『推しの子』54話『対立軸』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子54話のあらすじネタバレ
かなはあかねを見て、なんで私を睨んでいるのかと聞きます。
いつもは眠そうな目をしているのに私にだけ異様にキッとしているとかなが言うと、あかねは誰に対してもこうだし、かなが自分のことを特別な存在だと思いあがっているからそう感じるんじゃないかと言い返します。
あかねは、過去の栄光にすがりついているけれど、今の自分を磨く努力はしているのかとかなに聞くと、かなはさぞかし私のことが嫌いで仕方ないんでしょうねと言いながら自分のかばんの中を漁り、1冊の本を取り出しあかねに見せました。
それを見てあかねは焦り出します。
かなは、あかねが子役の時初めて演技した舞台のインタビューが載っているって聞いたからバックナンバーを取り寄せて買って見たら、「有村かなに憧れて演技を始めた」と書いてあると言いました。
かなは憧れの人は私だったんだ、ごめんね、私はあなたのこと全然好きじゃなくてと嫌味たっぷりで言いました。
そこへアクアがやってきて、かなの態度に容赦ないなとぼそっと言いました。
あかねは怒りMAXで誰がこんなことをかなに教えたのかと言うと、姫川が恐る恐る手を挙げ「すまん」と言いました。
アクアはあかねに、いつもライバル視してたけど結構複雑な感情だったんだなと言うと、あかねは全然そんなんじゃない、確かに子どもの時は憧れを持って劇団に入ったけれど、実物に会ったら態度が大きくて失礼だと大声をあげました。
すると、かなは、スタッフさん、ファンが紛れ込んでいて怖いんですけどと言い、あかねをさらに怒らせていました。
アクアはあかねに、無理して張り合おうとするな、根が真面目なお前は有馬には勝てないと言い、二人を引き離しました。
むかつくと怒りが収まらないあかねにアクアは、かなは口が悪いところがあるからなとなだめるも、あかねは口じゃなくて性格が悪い、昔はもっとひどかったと言うと、アクアは俺も子役の時にかなと共演したことがあると言いました。
あかねはそれならもっと味方してよ、子役の時のかなの性格は終わってたでしょと言うと、アクアは最初はそんなことなかったと否定しようとするも、共演したことを思いだし、そういえば殺してやろうと思ってたわと言いました。
あかねはそうでしょ、私だって・・・と過去を思い出していました。
そしてかなの方はいうと、あかねの顔が本当に悔しそうで気分が良かったと晴れ晴れとした気持ちで言いました。
姫川はこんな使い方をするなら教えなかったと言い、メルトはなんであかねにあんな態度を取るのか、同じ事務所のアクアの彼女なのにと言いました。
かなは即座に「ビジネス上の彼女」だと言います。
かなは言いました。
あかねと私は演技の向き合い方が違うし、考え方も違うと言いました。
そしてあかねからは「私が正しい、あなたは違う」という圧を感じると思っていました。
本当にあかねがムカつくと言い、自分は天才子役を過ぎたら一般人と言われ、あかねは天才と言われこのままだとあの子が正しかったってなるのが嫌だと言いました。
でも演技ではあかねに負けたと思ったことは一度もないと言って稽古に行きました。
メルトは姫川に、あかねとかなのどっちが優勢だと思うかと尋ねると、姫川はあかねが天才と言われるのも分かるが、かなの方が演技に執着が強いと言い、今回は自分と組んでいるからかなの方が優勢だと姫川は言いました。
アクアとあかね、姫川とかな、お互い絶対負けたくないという気持ちが強く、稽古に相当熱が入りました。
そしていよいよ『東京ブレイド』の公演が幕を開けるのでした。
推しの子54話の感想と考察
かなとあかねの対立がさらに激化してきましたね。
アクアどうこうだけなじゃなく、二人の根本的な女優としても対決がこんなにも激しくなるとは思っていませんでした。
しかし、かなってめちゃくちゃ性格悪いですね(笑)
芸能界という世界で子どもの頃から注目されてやってきたら、性格が悪くなるのも当然なのかもしれません。
天才子役と言われ世間から大注目を受けていたものの、仕事がなくなっている間に、あかねが天才だと言われ評価され始めていたら、誰だって悔しいし負けたくないですしね。
あかねは恋愛リアリティーショーに出ていた時より、さらに強くたくましくなっている気がして、ビジネス上とはいえ、アクアの彼女になったことがあかねの芯をさらに強くしているんじゃないかなと思いました。
そしていよいよ『東京ブレイド』の公演が始まるのですね。
アクアは感情演技ができるようになったのか、もう発作は起きなくなったのか、そしてどんな評価をされるのかとてもとても楽しみです。
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