2021年9月1日発売の週刊少年マガジン2021年40号で、『彼女、お借りします』202話が掲載されました。
『彼女、お借りします』202話では、旅行の前に瑠夏から渡された、開封済みの避妊具の袋を返そうと、旅行に持ってきていた水原。
その場面に鉢合わせた和也は、瑠夏を問い詰め、水原の誤解を解こうとします。
夕食の時、みんなに気づかれないように水原は、本当にしたのかと和也に確認をしました。
和也が首を横に振ると、素っ気ない返事をして水原は去っていきました。
本記事では、『彼女、お借りします』202話「楽園と彼女⑮」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
<< 201話 | 一覧 | 203話 >> |
彼女お借りします202話のあらすじネタバレ
毎年夕食の後は、プールサイドで行われるポリネシアンショーを観に行く木下家。
水原は一度見てみたかったと、とても嬉しそうです。
和也はお酒を飲んだせいか、はしゃぐ水原を見て如何わしいことを考えてしまいます。
今はこんなことを考えている場合ではないと、自分に喝を入れます。
結局、瑠夏とのことも信じてくれたのか分からず、このまま告白しても振られる気がします。
しかし、もともと玉砕覚悟のことなので、水原にこれ以上迷惑が掛からないようになればいいと考えます。
プールサイドに準備されているステージを見て、目を輝かせている水原に和也は気が付きます。
和おばあちゃんは、水原にポリネシアンショーは初めてかと声を掛けます。
直接見るのは初めてですが、これを元にした映画が大好きで、祖母とも見に行ったことがあると水原は話します。
瑠夏がポップコーンを食べたいといい、和おばあちゃんは水原と和也に一つのポップコーンを渡します。
二人で食べることにドキッとしている和也。
瑠夏はポップコーンを頬張りながら、じとっとした表情で和也を見ています。
木部が和也の肩に手を回し、水原みたいな美女と付き合えて羨ましいと言い、自分もキスをしたいと嘆きます。
その言葉を聞き、和也の周りは気まずい空気が流れます。
状況が入り混じり過ぎて、みんなの感情が手に取るように伝わってきている気がします。
さらに和おばあちゃんが、木部にも早く彼女が出来ればいいが、水原ほどの美女は無理だと自慢げに笑います。
本当のことがバレた時にとても恥ずかしくなる状況になっている今、和也は汗が止まりません。
水原にもまた迷惑をかけているので、必ずこの旅行で終わらせてみると固く誓います。
ショーが始まり、みんなダンサーに釘付けです。
そんな時水原は隣の家族を見て、昔のことを思い出していました。
水原が小学生の時に、祖母とフラダンスの映画を観に行きました。
その時に、夏休みの宿題で、家族と起きた幸せなことを新聞に書かなければいけないことを話しました。
しかし自分には両親が居ないため、みんなより書くことが少ないので、今日映画に誘ったそうです。
祖母は、綺麗なお家に住み、両親がいる家族がみんな幸せだと思うかと水原に聞きます。
水原はそうゆうことではなく、物理的なことを言っていると返します。
すると祖母は水原に抱き着き、こうゆう物理はどうだと嬉しそうです。
祖母の両親も早くに亡くなってしまいましたが、今の自分はこんなに幸せだと祖母は言います。
環境は簡単に変わらないが、その中にある幸せを見つけられるのは自分しかいません。
そういう心を持っていれば、傍に居たいと思う人が集まってくると教えてくれました。
水原は嬉しそうにショーを観続けます。
ショーが終わり、和也は水原にどうだったかと声を掛けます
水原はとても嬉しそうに、最高だったと笑ってくれます。
その二人を見ているのは、携帯を握りしめている麻美でした。
彼女お借りします202話の感想と考察
みんなお酒が入ってきたので、空気が緩くなってきていました。
和也も気の緩みを戻し、告白のことを考えていたら、何も知らない木部の要らない言葉で、一気に酔いが醒めたのではないでしょうか。
ただ単に本音で羨ましがっていた木部ですが、和也とその周りは一気に空気が変わりました。
そこに和おばあちゃんの謎のマウントが起き、さらに気まずくなりましたね。
何も知らないので悪くはないのですが、和也たちからしてみれば心臓に悪いですよね。
ただこんなことになったのは和也が原因なので、早く告白をしてほしいです。
瑠夏とのことも誤解はとけていると思うので、あとは和也が告白をするだけです。
水原は祖母のことを思い出し、今の自分の環境に満足しているようでした。
このまま和也と上手くいってくれればいいんですけどね。
最後、忘れかけていた麻美の存在が出てきて、とても怖くなりました。
その握りしめている携帯は、いつ何をするためなのでしょうか、次回が気になります。
<< 201話 | 一覧 | 203話 >> |