2021年9月1日発売の週刊少年マガジン2021年40号で、『ダイヤのA act2』260話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』260話では、西東京が盛り上がっている間、東東京も盛り上がっていました。
かつて秋の大会で青道に負けた帝東高校は投手戦を繰り広げる春日一高相手に追加点を取り、勝利へと大きく前進していたのです。
そして仁王学舎も鵜久森高校も試合に備えて準備をしていました。
そんな中、青道高校は何時も通り稲城実業に備えて練習を行っていたのです。
そして練習を行っている皆を川上が急に集めました。
果たして、皆を集めた川上の真意とは何なのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』260話『あの日』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 260話のあらすじネタバレ
西東京では青道高校と稲城実業が決勝で戦う事になっている頃、東東京では熱い熱戦が繰り広げられていました。
かつて秋の大会で青道にサヨナラ負けした帝東高校は、春日一高と2対1の投手戦を繰り広げていたのです。
そして打席に入った乾は長打を打ち、2点を追加して4対1としました。
二塁ベースにいる乾は虎のポーズを取り、観客席やベンチの選手達も真似します。
向井は、そのポーズは世間に浸透しない、と言い、岡本監督は、ここぞと言う時に点を叩き出してくれる、と言ったのです。
その頃、試合に備えて準備している仁王学舎の選手達は、今行っている試合を見ていたのか、今の向井は誰が相手でも抑える、と言っていて、その台詞を大黒正樹は黙って聞いていました。
鵜久森高校も梅宮がストレッチをしている中、控え選手達が客の多さを伝えていたのです。
梅宮は、嬉しいじゃないの、と不敵に言うと松原も同じ気持ちでした。
その頃、青道高校では練習をしている中、プロで頑張っているであろう東からの差し入れを受けます。
沢村は差し入れの飲み物を飲みながら、西東京の事を耳にしていました。
そんな沢村の元に奥村が現れ、今日は自分が相手をする、と言い、沢村もこの日は状態のチェックが目的だったので許可したのです。
昨日の事があったので奥村は、沢村が今何をすべきか理解していて良かった、と言いつつ、無茶を止めるのが自分の仕事、と言います。
そう言われた沢村は、自分は迷子犬か、と叫ぶと奥村は、その比喩表現は悪くない、と言いました。
そんな中、片岡監督、高島、落合、太田と共に川上が現れ、しかもユニフォーム姿だったので3年生は復帰したのかと思っていたのです。
そして川上は皆を呼び、市大三高との試合の際、投げられなくてベンチでは態度が悪かった、と言いつつ、明日はベンチでやれることを行い、投げる事もしない、と言って皆に謝罪。
沢村と降谷に向けては、明日の試合は2人に任せる、と言い、2人は身が引き締まる思いを感じます。
川上がどんな思いで今回の言葉を言ったのかを察した3年生は静かに受け取りました。
そして練習試合で負傷した小野も打撃練習に参加する事になったのです。
この光景を見届けていた片岡監督は落合に、昨年の試合でサヨナラ負けを喰らった時の投手が川上だから、明日の試合への想いは誰よりも強いが、それでも昨日の事を謝り、明日の試合を皆に託したのだからそう簡単に真似できない、と言います。
太田も、あれでも心が強い選手だからな、と言い、高島も同意しました。
沢村も川上の謝罪を聞いて奥村に謝りつつ、今日は御幸と組む、と言い、奥村も文句は言いませんでした。
そして3年生は稲城実業に向けての練習を再開すると共に、去年稲城実業に敗北して当時の3年生に悔しい思いをさせてしまった事を思い出していました。
秋の大会でもあたる予定だったがその前に稲城実業が鵜久森に負けてしまったので、この1年越しのリベンジに闘志を燃やしていたのです。
ダイヤのA act2 260話の感想と考察
勿論、西東京も熱いですが、東東京で行っている試合も十二分に熱いですね。
今回の話から行けば、順当ならば帝東高校が甲子園に行きそうな感じがします。
以前青道が戦った時よりも向井も乾も進化しているみたいですしね。
それに春の大会で帝東に負けた鵜久森もリベンジに燃えているみたいですし、仁王学舎も不気味な存在なので、まだどうなるか分からない感じがありますので、楽しみです。
そして練習の最中、川上が謝罪しましたね。
本来は怪我した部分が悪化しようが、壊れて二度と野球が出来なくても構わないから投げたかったが、片岡監督に止められました。
ベンチでは悔しさを感じながらも従い、やがて耐え切れずにブルペンへと向かって軽く投げる素振りをしていると言う印象でしたが、不貞腐れているとは思いませんでした。
そうなって来るとブルペンでの振る舞いも、川上なりの抗議だったのかもしれません。
しかし、こうして謝罪して許されたのも、皆が川上の事を信用しているからなのでしょうし、彼の無念を理解しているからなのでしょう。
そしてチーム内も結束した感じがしました。
それにしてもちゃんと良くない行動をしたら謝ると言う行為は、誰であっても見習うべきところだと思いましたね。
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