2021年8月19日発売の週刊ヤングジャンプ2021年38号で、『ゴールデンカムイ』287話が掲載されました。
ゴールデンカムイ287話では、永倉が捕まったと言う事で門倉達は五稜郭から脱出します。
包囲網がまだ薄い場所を馬に乗って移動し、銃弾の雨あられの中を潜り抜けていく門倉達。
第七師団の軍勢が五稜郭へと向かう様子を見ていた門倉達の元に、何とか逃げおおせた永倉が合流して来ました。
そして永倉は砲撃を出来るだけ抑えるために、鶴見に対して置き土産を残してきたと言う永倉。
果たして、その置き土産とは一体何なのでしょうか。
本記事では、ゴールデンカムイ287話『門倉の馬』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゴールデンカムイ287話のあらすじネタバレ
門倉達は永倉が捕まったのもあって、すぐさま五稜郭から脱出します。
永倉は防風林にいる兵士に捕獲されたから、橋が無い方向ならば守りは薄い筈、と門倉は言います。
続けて、防風林まで距離があるから銃弾が来ても早々当たる事はない、と言う門倉だが銃弾が乱れ飛んでいるため、顔を掠める事が多かったのです。
そして門倉は飛んでくる銃弾を蠅扱いするので、同行する夏太郎は突っ込みます。
何だかんだで銃弾の雨あられの中を潜り抜け、汽車で函館にやって来た第七師団の兵士達を見つけました。
彼らが来る前に逃げ出せてよかった、と安堵して早々に避難しようとしたら刀を奪って何とか逃げおおせた永倉が現れます。
敵を斬って来たのか、返り血を浴びていたのです。
永倉が無事だった事に安堵している門倉を尻目に永倉は、鶴見に対して置き土産を残したから、当面の間は砲弾は撃たないだろう、と言います。
その頃、鶴見は合流して来た鯉登から大沼公園駅名物の大沼団子をお土産として受け取っていたのです。
月島と二階堂は永倉が言っていた権利書の事を信じておらず、それは鶴見も同じだが、永倉が嘘をついていないかもしれない、とも言います。
その理由は函館戦争の後、明治政府は資金不足だったが次々と金がかかる政策や事業を行い、日清戦争も多く建てたビール工場の酒税があったから何とかなったと言う事があったからでした。
それに日露戦争も表向きはイギリスから金を借りていたと言う噂があるが、権利書の存在が真実ならイギリスから金を借りていたと言うのも嘘ではないか、と鶴見は踏んでいました。
因みに日本軍は戦の為に、あちこちに金目になるものを隠していたと言う事実が第二次世界大戦後に判明していました。
話を聞いた月島は、権利書に関しては奥田も知っている可能性があり、自分達はまんまと利用されたのではないか、と鶴見に聞きます。
鶴見は、まだ権利書があるのかないのか分からないから、それを確認するために真っ向から戦争をする、と言って、包囲網を敷け、と命じたのです。
その頃、土方は皆にある場所を掘るように命じていました。
その場所とは門倉が所持していた刺青人皮が指示していた場所でした。
掘っていくと巨大なマンホールがあり、蓋を開けると底が見えない穴が露わとなります。
穴の正体は馬用の井戸であり、この場所を知るのは土方ぐらいでした。
白石が今にも飛び込みそうだったので杉元は牛山に抑えてもらい、アシリパと共にロープを伝って降りていきます。
奥深くまで降りていくと、沢山の革袋がありました。
それをロープに括って、牛山が引っ張っていくのだが、抑える相手がいなくなった白石が飛び込んでいきます。
そして引っ張っている革袋を掴んだが滑ってしまい、そのまま革袋が置かれている場所に落下したのです。
同時に白石が掴んだせいで革袋の一部が破れ、中身が零れ落ちていきます。
革袋に入っていたのは紛れもなく探し求めていた金塊でした。
ゴールデンカムイ287話の感想と考察
門倉達は無事に脱出できたようですね。
あれだけ鉄砲の雨あられの中、よくもまぁ無傷で脱出できたなと思いましたが、修羅場をくぐっているからかもしれません。
それに永倉も無事に脱出できたみたいで、何よりです。
刀を手にした後、向かってくる兵士達を斬り捨てて合流してきたのかもしれませんね。
そして鶴見は永倉が口にしていた権利書の事が多少なりとも気になったから、砲撃を辞めているみたいですね。
敵側が言っている事だから100%信用する事は出来ないが、明治政府が出来上がった後に様々な政策を行ってきた事も相成って、あながち嘘はついていないかもと言う心境なのでしょう。
そして取りあえず永倉の言葉を信じてやると言う形で、包囲網を敷く事になりましたがどちらにせよ数はこちらが上だから勝利すると高を括っている感じもしますね。
そして杉元達は五稜郭に隠されていた金塊を見つけましたね。
門倉の刺青人皮を見て、居所を発見した土方のファインプレーで見つける事が出来たので、彼らと組んでいなかったら一生かかっても見つけられなかったと思います。
問題はこれらの金塊をどのように持って逃げるかですね。
井戸から引っ張り出すだけでも一苦労なのに、持ち帰るとなるとかなりの重労働になりますから、どうするのか気になります。
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