2021年4月21日発売の週刊少年マガジン2021年21号で、『ダイヤのA act2』250話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』250話では、御幸は天久が投げたボールを見逃してボールにする事で、フルカウントにさせました。
御幸はこの打席で天久の球が全部見えていました。
高見は田原監督から最悪歩かせてもいいから、ボール球を投げるようにしろと言うサインを確認すると、厳しいコースにボールを投げさせようとし、天久も望むところと言った感じでした。
そして天久は渾身の球を投げ、御幸もまた渾身のスイングを振るいます。
果たしてこの勝負、どちらが勝つ事になるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』250話『待たせたな』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 250話のあらすじネタバレ
2アウトランナー1塁の状況で、1塁ランナーの白州を返せば勝ち越しの状況で、御幸は打席に立ち、天久が投げる球をファールにしたり、見逃したりする事でカウントをフルカウントにしました。
バックネット裏で見ていた大和田はよく見逃したと言い、観客席にいる観客も天久は勝負を決めに行っただろうと言います。
御幸はこの回の天久の球は、回転まで全部見えている状態でした。
ベンチにいる樋笠達は御幸にエールを送り、結城哲也はオーラを纏いながら、相手のペースに飲まれずにいる、と言うとクリスは、そんな状態の御幸でも天久とようやく互角だ、と呟きます。
高見は田原監督の方を見ると、彼は、ボール球で勝負して手を出せば上々だし、四球だったとしても5番に全力を注げば問題ない、と心の中で呟きながらサインを送り、高見も意図が伝わったのか頷いたのです。
そして天久に対して、先程の球は良かったから油断せずに攻めよう、と心の中で言い、その意図が天久に伝わったのか、彼は頷くと共に心の中で、構えたコースに迷わず投げる、と思っていました。
天久は投げようとした際、白州がスタートを切っていたが、フルカウントなので天久は気にせずに投げたのです。
御幸は前園、ベンチにいる樋笠達、沢村、小野、観客席にいる渡辺達、川上の声援が聞こえなくなるくらい集中していて、天久が投げて来る球にだけ集中していました。
そしてバットを振り、天久の球を当ててかっ飛ばしたのです。
ボールは右中間へと飛んでいき、宮川とライトの選手が急いでボールを追いかけていくも打球は宮川の頭上を越えていきました。
白州も走っていたので、観客席にいる渡辺達はこれで勝ち越しだと言わんばかりに盛り上がっていたのです。
実際、走っていた白州は3塁を蹴って、一気に本塁を陥れていて、勝ち越しに成功しました。
これで天久からリードを奪った形になったので、2塁にいる御幸は雄たけびを上げており、他の皆も盛り上がっていました。
バックネット裏から見ていた峰は、今のは明らかな投げミスで、天久の強い闘争本能が勝負を望んでしまった結果である、と思いつつ、御幸は際どいコースを見逃せるくらい余裕があったから打つ事が出来たが、チームが後押ししたからチームが打たせたとも言える、と思っていたのです。
沢村は盛り上がっており、その様子を見ていた御幸は軽く握り拳を握りしめながら、やっと勝ち越したぞ、と心の中で言います。
そして沢村は観客席にいる皆に対して、これこそが自分達の主将であり、ルパンを受け継いだ人物でもある、と高らかに言ったのです。
そして次は前園の番になったのだが、彼は前が見えないくらい号泣していました。
観客席にいる関と三村は前園が泣いている事に気づいたが、その理由までは分かりませんでした。
打席に立つとこの試合を動かした倉持、白州、御幸に対して、とても凄い3人ともっと戦いたい、と思いながら天久が投げた甘い球を打ち返したのです。
ダイヤのA act2 250話の感想と考察
結城哲也も言っていましたが、御幸は天久の雰囲気に飲まれる事なく自分のタイミングで打てたのが大きいのではないでしょうか。
それだけじゃなく、試合に出れない者達の声援が御幸を後押ししたから打てたと言うのもあると思いましたね。
峰も言っていましたが、天久と高見のバッテリーは勝負を急ぎ過ぎたのでしょうね。
御幸が天久の球にタイミングがあっていたのは分かっていたのですから、ここは無理に勝負をせずに四球でも良かったんじゃないかなと思います。
次の5番の前園は全くと言っていいほど当たっていないのですから、彼の方が確実に打ち取れた筈です。
しかし、天久の性格から四球で逃げるタイプではありませんし、球威も変化量もまだまだ衰えていなかったため、勝負に行ったのでしょうがそれが裏目に出た結果になりましたね。
次回は前園も続いていくのではないでしょうか。
この回は倉持、白州、御幸が繋いで点を取っていったため、前園も彼らが繋いできたものを途切れさせたくは無いでしょうね。
しかも天久も勝ち越されたので、平常心ではない様子で投げた可能性はあります。
実際、天久が前園に対して投げたコースがど真ん中だったため、前園はど真ん中に来た球を見逃さずに打ち返したので、きっと長打の可能性があるでしょう。
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