2021年4月1日発売の週刊ヤングジャンプ2021年18号で、『推しの子』39話が掲載されました。
ファーストステージは大盛り上がりをみせた新生B小町。
そして同じアイドルフェスに出演していた他グループ所属のアイドル、鈴城まながB小町のステージを見て・・・。
本記事では、『推しの子』39話『ちょっと楽しいお仕事』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子39話のあらすじネタバレ
今回でジャパンアイドルフェス4回目の出演となるアイドルグループのまなは自分の出演が終わると、楽屋で可愛い子がいたからその子たちのステージを見てくると、ひとり気楽にB小町のステージへ見に行きます。
でも、これはまなにとって「毒」でした。
アイドルオタクだったまなは17歳の時に大型オーディションに合格し、そこからアイドルとしては成功した方でしたが、200人以上いるグループの中で目立つのはとても難しいことでした。
もっと上にいきたくて最初の頃は色んなことに挑戦してきたけれど、だんだん目の前のことをするのに手一杯になってきて、これでいいのかなと自問自答してきました。
そんな中、B小町のキラキラしたステージを見て、まなは私もこうなりたかったと思ってしまい、アイドルを辞めようと決心しました。
まなは芸能界に入って6年、皆の前で歌って踊ったり、ドラマやバラエティに出演して、早い段階に色々夢が叶ってしまうと、あとは慣れてしまって「ちょっと楽しいお仕事」という感覚になっていました。
お前は賞味期限だと言われる前に、自分で終わりは決めたい、でも辞めてどうするのか先は何も見えない、私は程よく満たされてすっとこの世界から姿を消すだけだと。
そんなきっかけを与えてくれたアイドルB小町にまなが思うのは、「お願いだから、いつまでもそのままでいてね」と。
この2週間後にまなは芸能界から完全引退し、引退後は大手衣料メーカーの営業に転職したのでした。
初めての大舞台も終わり、ルビーたちはミヤコの運転する車に乗り込みます。
ドアを開けるとアクアが乗っていたので、ルビーはお兄ちゃんも来てたんだと驚きました。
3人は車に乗り込むと、かなはアクアに私たちのステージはどうだったかと尋ねました。
するとアクアは初めてにしてはよくやったと言うと、かなはもっと褒めなさいよと言うと、それはできないとアクアは言い返しました。
アクアはこれからもっとすごいライブをやれるだろうからここで高得点を出すのはもったいないと言いました。
運転するミヤコがアクアに、あかねとはうまくいっているのかと尋ねると、アクアはあれから会ってないと言い、あかねは仕事相手だからインスタ用の写真を撮りに行くとは言っているけれどと答えました。
「仕事相手」、その言葉を聞いたかなはニコニコしながら、あかねがアクアに本気で好きになるはずがない、アクアも哀れだと嬉しそうに急に饒舌になり、明らかに安心した様子のかな。
そんなかなの姿を見て、メムは気付きました。
かなはアクアのことが好きなんだと。
メムは心の中で、あかねとかなのどっちを応援したらいいのかと悩み始めました。
その頃、あかねはマネージャーから新しい仕事の話を聞きました。
あかねは詳細が書かれた用紙を見て、笑顔になります。
「アクアくん、また一緒に仕事ができるね」
推しの子39話の感想と考察
急に今まで一度も出てきたことがない、鈴城まなというアイドルの話が出てきてびっくりしましたが、そんなアイドルとして成功している人物でさえ、B小町のステージはものすごく眩しかったということだったのですね。
それに芸能界引退を決定づけるほど、アイドルとして素晴らしかったというのは、B小町メンバーは知らないけれど、アイドルとして頂点に登れるくらい素質があるんだろうなぁと思いました。
しかし、車の中でのかなの態度は、あまりにも分かりやすくて可愛かったですね。
さすがのメムも気付いてしまいましたしね。
アクアはあかねのことをビジネスパートナーだと思っていることが分かっただけで、かなにとってはものすごく安心だっただろうし、チャンスはあるということなので、ぜひかなは素直になってアクアに告白してほしいなと思います。
次回はまたあかねとアクアが仕事で絡むことになる感じですね。
あかねの嬉しそうな顔を見ているとアクアのことをだんだん好きになっているんだろうなぁと感じました。
あかねとかな、そしてアクアの三角関係もこれからどんな展開になるのか楽しみです。
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