2021年3月24日発売の週刊少年マガジン2021年17号で、『ダイヤのA act2』247話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』247話では、倉持が盗塁をしてチャンスを広げた後、小湊春市は天久が投げた球を見事に打ち返しました。
打った打球は一・二塁間を抜ける事は出来たものの、外野陣が前進守備をしていたため、ライトの選手が小湊春市をライトゴロに仕留め、しかも倉持も三塁進塁に留まってしまったのです。
結果、ツーアウトランナー三塁となり、打席には三番の白州が入りました。
果たして、何とか繋いで四番の御幸へと回す事が出来るのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』247話『先輩たち』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 247話のあらすじネタバレ
倉持が盗塁を決めてワンアウトランナー二塁となり、小湊春市は天久が投げた球を綺麗に流し打ちしました。
セカンドは横っ飛びで打球を捕ろうとするも、打球の方が速かったので打球は一・二塁間を抜けていったのです。
倉持も三塁へと向かい、小湊春市もまた一塁へと進むのだが打球の目の前に前進守備をしていたライトの選手が打球を拾った事に驚きました。
そしてライトは星田に送球して小湊春市をライトゴロに仕留めたのです。
倉持も本塁へと向かおうとした矢先、三塁コーチャーが止めるように指示を出したので三塁へ留まりました。
観客席で試合を見ていた観客は大盛り上がりをしており、あれは打球が速すぎた、と嘆く者もいました。
同じく観客席で試合を見ていた真中達は喜んでいましたが、一方で門田達は苦い顔をしていたのです。
ツーアウトまでこぎつけたので、市大三高ナインも勢いづいていて、天久も、守備陣は非常に頼りになる、と言っていました。
観客席にいる門田は、まだツーアウトだからあとは3年生が点を取れ、と檄を飛ばしたのです。
そして打席には白州が入り、鋭い眼光を天久に向けていました。
ベンチに戻った小湊春市に対し、金丸は、今のは打球が良過ぎただけだから引きずるな、と言い、東条も、後は3年生に託そう、と言ったのです。
ツーアウトを取ったためか、田原監督は外野を前進守備から定位置に戻すと、あと一つでこの回が終わらせれば最高だ、と心の中で言いました。
キャッチャーの高見は心の中で、白州はライトへヒットを打っているし、とても粘るバッターだから持ち球全て使って抑えよう、と言うと天久も了承するも、それで下手して四球を出してしまう事になれば面倒だし、それに四番が鬼のような眼で睨んでいる、と心の中で言います。
実際、ネクストバッターサークルにいる御幸は天久に対して、今度は絶対に打つと言わんばかりの眼光を向けていたのです。
天久は心の中で、恐ろしいな、と思っていました。
青道ベンチでは白州に対して声援を送っており、片岡監督も心の中で、天久も御幸と勝負をせずに一気に来る筈だから、甘い球をしっかり狙え、と言っていたのです。
そして天久は白州に対してスライダーを初球に投げるが、ボール球だと白州は感じたのか見送りました。
結果、ストライクゾーンギリギリのボール球でした。
そして天久は次にストレートを投げ込んできたが、白州は打ち返す事に成功するもファールとなりました。
かなりの緊張感が漂っているのか、この打席を見ている沢村、東条、金丸、山口、樋笠は溜めていた息を吐き出したのです。
天久は心の中で、ちゃんと球を捉えて打たないと打ち取られるよ、と挑発するも白州は見向きもせずに打つ事だけを考えていました。
そして天久は心の中で、白州に低めは通じなさそうだから高めで打ち取ろう、と考えたのです。
対する白州はバットを強く握りしめながら、川上の事を思い浮かべていました。
ネクストバッターサークルにいる御幸も心の中で、自分に回してくれ、と思っていたのです。
そして白州は天久が投げて来た球を打ち返しました。
ダイヤのA act2 247話の感想と考察
小湊春市が打った打球は一・二塁間を抜けたものの、ライトゴロに終わってしまいましたね。
小湊春市はミート力が高いから、今の天久では高確率でヒットを打たれる可能性があるから田原監督は前進守備を敷いたのでしょうね。
それによってヒットを打ってもライトゴロにしてアウトに出来るし、俊足の倉持を本塁に行かせないようにすると言う二重の策だったのかなと思いますね。
長打を打っていれば、確実に抜けていたと思いますので得点は入っていたでしょうね。
次回は白州がセンター前にヒットを打つのではないかと思います。
白州は何でも出来る巧打者であり、前の打席でもしぶとくヒットを打った事からミート力は高いと言えます。
それに試合に出れない上にこれから先も出られるかどうか分からない川上のためにも打ちたいと言う思いが強い筈です。
同時に彼は無口で感情をあまり表には出さないですが、沢村の好投に応えたいと言う思いもあると思います。
それ故に、天久が投げたボールを打ち返してヒットにするのではないでしょうか。
それに市大三高の守備も前進守備から元の定位置に戻ってしまったので、もしかしたら前進守備だったらフライアウト出来る場所に打球が落ちるんじゃないかと思います。
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