2021年3月10日発売の週刊少年マガジン2021年15号で、『ダイヤのA act2』245話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』245話では、8回裏の攻撃になり、沢村が打席に立つと天久が投げていく球を懸命にカットして球数を増やしていきます。
自分の立場だったら粘られ、塁に出られ、上位打線に繋げられたら嫌だと思って粘っていく沢村。
しかし、天久の球を空振りしてしまいましたが、それでも8球粘りました。
悔しい表情の沢村に打席へと向かう倉持はよく頑張ったと言って、打席へと入ったのです。
果たして、粘ってくれた沢村の分も打ってくれるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』245話『繋げ!!』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 245話のあらすじネタバレ
沢村が8回表を抑え、8回裏を迎えました。
青道の応援が始まり、暴れん坊将軍の曲と共に沢村が打席に入ります。
沢村はバントの構えをして、天久が投げてきたらバットを引いてヒッティングに切り替えて打ちに行くが、ファールになったのです。
それからも天久は投げていくが、沢村はバットに当ててファールにしたり、際どいコースを見極めてボールカウントにさせたりするとツーボールツーストライクになります。
天久は一旦汗を拭うと、ただでさえ炎天下で暑いのに余計暑苦しくさせるな、と苛立っている様子でした。
そもそも譲る気ないんだろう、と思いながらストレートを投げていく天久。
対する沢村はバットに当ててファールにすると、試合を観客席で見ている観客は、よく天久相手に粘っているな、よく代打を出さなかったな、と言っていました。
沢村は心の中で、自分が天久だったら先頭バッターにこうしてしつこく粘られるのは嫌だし、そして四球か何かで塁に出られるのはもっと嫌だし、そこから上位打線に繋がって来るのは更に嫌な筈だ、と思っていたのです。
天久は再び汗を拭いながら、とても熱いし、汗も凄いがこれらは全部去年の夏は全て捨てていたものだ、と心の中で言いつつ、そんな自分をチームに戻してくれた田原監督や宮田や星田達、そして自分自身を裏切るのは嫌だ、と思いながら投げます。
沢村は、何が何でも繋いで倉持に託す、と思いながらバットを振ったが空振り三振に終わってしまいます。
三振に抑えたので天久は雄たけびを上げ、チームメイト達も、ナイスボールだ、と褒め、田原監督はサムズアップしたのです。
沢村は悔しい表情をしながらベンチに帰ろうとする中、倉持が沢村に対して、8球も粘ったか、と言いつつ、良く粘った、と褒めたのでした。
倉持が打席に入ると、曲はトレイントレインに切り替わりました。
天久は帽子を取って汗を拭ったのです。
バックネット裏から試合を見ていた大和田は峰に、この回で青道が点を取れなかったら勝つ可能性がより低くなる、と言います。
観客席から試合を見ていた小湊亮介は心の中で、全国大会に出て日本一の二遊間をなるんだろう、と思っていたのです。
倉橋は気迫あふれる表情で天久を睨み、その圧を感じた天久は心の中で、こちらが勝っているし、向こうは追い詰められているのだからあとは5人抑えれば勝ちだ、と思いながら投げようとします。
そうしたら倉持がバントの構えをしたので、キャッチャーの高見はバントされたくないからボール球を天久に投げさせたのです。
バントさせたいならさせればいいのに、と思う天久に対して高見は、倉持は今日は一番嫌な打者だからコースをまんべんなく使って抑えよう、と思いながらサインを出して、外角高めに構えます。
天久はその通りにボールを投げるがボールになってしまい、心の中で、今のはボールじゃないだろう、と思っていたのです。
バックネット裏では大和田は、沢村の打席からボール球が増えている、と言い、峰は、青道打線は簡単にアウトにならないからな、と言いつつ、心の中で、そんな青道打線に天久はプレッシャーを感じているのかもしれない、と思っていました。
天久は、プレッシャーはない、と思いながらストレートを投げたら倉持はバットを振って打ち返し、打球は二遊間を抜けるヒットになったのです。
ダイヤのA act2 245話の感想と考察
倉持もかなり粘ってヒットを打ちましたが、沢村の粘りも見事でしたね。
沢村の打撃力は1年生時に比べればある程度良くなりましたが、それでも長打を打てる降谷に比べればまだまだ大したものではなく、それは市大三高もデータとしてあるでしょう。
それ故に天久は沢村に粘られるのはかなり鬱陶しく感じた筈です。
ただでさえ、炎天下の中投げていますし、出来るだけ球数を少しでも抑えたいと思っていると思います。
それにこの回から天久にもボールが増えてきましたが、今回の話のように粘ったり、プレッシャーをかけられたりされたからだとは思いますが、天久が自分自身にもプレッシャーをかけているように感じました。
天久は1年前野球をやめていましたが、夏の大会で市大三高が薬師高校に負けたのを観客席で見ていて、やめた事を酷く後悔していたのです。
そして秋の大会で復帰して現在に至り、迷惑をかけたチームのためにも投げたいと言う思いで投げていると思いますが、それが余計なプレッシャーとなっているのだと思いますね。
次回は小湊春市が続くのではないかと思います。
今の天久はボール先行になり始めていますので、真っ先にストライクを取りに行くでしょう。
小湊春市はストライクに投げる球に絞って打ち返すのではないかと思います。
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