2019年11月27日発売の週刊少年マガジン2019年52号で、『ヒットマン』71話が掲載されました。
ヒットマン71話は、現在の連載がアンケート最下位になってしまい、すっかり自信を失ってしまった春日。
彼は龍之介が行きつけのバーに入り、マスターに仕事についての悩みを話します。
そこへ龍之介と以前に京極先生の担当していた編集者の盾山がやって来て、盾山は春日の事を悪しく言い、龍之介も同意しました。
しかし、図に乗って言いたい放題言う盾山に龍之介は、春日は嫌いだが才能は認めていると、自分の担当作家を馬鹿にするなと言い放ったのです。
話を聞いていた春日は龍之介に自身の連載の感想を言ってほしいとメールで送りました。
果たして、最下位から脱出する事が出来るのでしょうか。
本記事では、ヒットマン71話『マッカランを飲みながら』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ヒットマン71話のあらすじネタバレ
春日は一人以前の連載漫画であるシャイニング・ウィザードのポスターを見つめていました。
そして集まりで来てくれた人達が、以前の連載は良かったと口にしたのを思い出します。
思い出した事で怒りを露わにしながらポスターを剥がしてビリビリにする春日。
今の連載はダントツの最下位になっており、彼はあれだけ大口を叩いてこの程度だと、今の連載は誰の心にも響かないと自虐気味に言います。
すっかり自信を無くしてしまった彼は生き恥を晒すくらいなら前の作家でやり直そうと決意したのです。
その頃、島風の連載は桂木の連載を抜いて初の1位を獲得し、その事を龍之介は彼女本人に伝えました。
敷島も一時期連載をやめると言い出した時にはどうなるかと思ったと口にし、龍之介はあれは全部お前のせいだからと意地悪っぽく言います。
敷島に嫌いですと言い出した時に冗談だと、敷島も頑張ったと口にしますが子ども扱いしないでと言われてしまいました。
問題は春日の連載作品の事で、非常に頭を悩ませる龍之介に電話が入ったのです。
その頃、龍之介の行きつけのバーに春日が来ており、マスターはお仕事は何をしているのかと彼に聞きます。
春日は漫画家だと言う事を隠し、自営業をしていると言い、今の会社と取引が上手くいかなくなったから前の会社に戻ろうとしていると口にします。
そしてこの事を誰に相談すればいいかと言うと、京極の担当をしていた編集者の盾山が現れ、彼に口添えをしてもらおうとする春日。
しかし、盾山に呼ばれた龍之介が現れたので春日はバレないように帽子を深く被ります。
盾山は龍之介に京極はどうなのかと聞くために呼んだのです。
龍之介は自分の担当ではないと言いつつ、調子は凄くいいと答えます。
今度は春日の話になり、盾山は、春日は当時から面倒な存在で下手に売れたから口出しも出来なくなったと愚痴りました。
そして龍之介にあいつは嫌いだろうと聞くと、龍之介も同意します。
話を聞いていた春日は改めて編集者を軽蔑するも、自信を失っている彼はもう編集者に反抗する気概も失っており、やめようかなと思い始めます。
そんな中、龍之介は天谷はファンは作家ではなく作品につくのだと言っていたと言いつつ、今の春日は初心を忘れていて慢心しているだけだと言いました。
何だか春日を擁護し始めているような気がした盾山にムッとし、春日は運が良かっただと反論します。
龍之介も春日野決め台詞のキレと言葉選び、アクションシーンのカット割りに、才能を見出していると言いました。
ここまでは他所の編集者だから気を遣っていたと言いつつ、自分の担当作家を馬鹿にするなと、春日は嫌いだが才能が有り面白い漫画を作れる実力があるとはっきり言います。
龍之介達を始め、殆どの人がいなくなり、春日一人で飲んでいました。
マスターからそろそろ閉店だと言われると自分の連載について意見を聞かせてほしいという龍之介へのメールを送ると、もう少しだけ頑張ると口にしたのでした。
ヒットマン71話の感想と考察
天谷の言葉から、ファンは漫画につくんだなと改めて分かりましたね。
天谷の新連載は料理物でしたが、ファンはラブコメを求めていたのでついていかず、この事に気が付いた天谷は路線変更をしたので離れたファンがついてきたのだと思います。
春日は自分のどんな連載でもファンはついてきて当然と思っているので、現在の順位なんだと思いましたね。
それ故に作家は過去の連載は過去のものとして忘れ、新連載を立ち上げる時は新人時代の時の感じで描いていくのが大事で、慢心したら人気は必然的に下がるんだなと今回の話で分かりました。
次回は龍之介が春日に自分の意見を言っていき、春日はその通りにしていくのではないかなと思います。
今の会社で頑張ろうと気になったのも、もう一度編集者を信用してみようと言う現れだと思いますし、龍之介が自分に言いたい放題言われながらもちゃんと連載を読んでいる事を今回知りました。
それに盾山に熱のこもった熱弁をしていたので、今の春日の心境は龍之介の言葉を借りれば編集者は嫌いだが、ああいう奴もいるならもう一度信じてみるかと言った心境だと思います。
何時までも最下位は嫌なので、龍之介の意見に耳を傾けつつ頑張っていくでしょう。
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