2021年2月18日発売の週刊ヤングジャンプ2021年12号で、『真・群青戦記』6話が掲載されました。
真・群青戦記6話では、三好総兵衛伊三と一場太郎左衛門率いる真田軍が拘置所に押し寄せていました。
三好総兵衛伊三は弁丸の身に危険があったら一大事だと言って梯子を使って登り、中に入っていったのです。
看守達はこの事態に唖然としており、廣瀬はだから戦国時代に来たと言ったのにと頭を抱えています。
そしてミチロウと戦っている丸山に早く隠れようと伝えるも、丸山は戦う気満々でした。
果たして、囚人達と真田軍、どちらが勝つのでしょうか。
本記事では、真・群青戦記6話『戦国時代』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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真群青戦記6話のあらすじネタバレ
軍勢を率いてきた三好総兵衛伊三は拘置所に対して、真田安房守昌幸の命令で来てたが、こんな建物を築城しているとは何事だ、誰の家か名乗らなければ戦をする、と言うも返答はありませんでした。
三好総兵衛伊三は、戦しかないな、と言うと同行していた一場太郎左衛門は、この建物に信幸と弁丸がいるのか、と聞くと三好総兵衛伊三は、そうじゃなければ三郎左の遺体に説明がつかないし、弁丸に何かあったら不味いから攻めるぞ、と言います。
一場太郎左衛門は、信幸の心配はしないのか、と聞くと三好総兵衛伊三は無視したのです。
そして、梯子を持ってこい、と言う三好総兵衛伊三の姿を見て、信幸が嫌いなんだ、と思う農民達。
そして梯子を使って拘置所に攻め入り、看守達はこの光景に驚きを隠せませんでした。
同じくこの光景を見ていた廣瀬は、だからここは戦国時代だとあれ程言ったのに、と頭を抱えながら言います。
そしてミチロウと丸山が戦っている間に、弁丸の胸倉を掴んで廣瀬は、真田軍の目的は何だ、と聞くも弁丸は何も答えなかったので廣瀬は丸山に、真田軍が来たから逃げるぞ、と言うも丸山は、真田だろうとサラダだろうと喰ってやる、と言ったのです。
弁丸はミチロウに、ここは一体何処で彼らは何者なのか、と聞いてきて、ミチロウは答えに困りながら、ここは牢獄みたいなところで目の前にいる者達は悪さをした者達だ、と言うも弁丸はちんぷんかんぷんの状態でした。
兎に角ここは敵の砦じゃないから止めてくれ、とミチロウは言っていると遠くから戦いの音が聞こえます。
自分の方が強い、と言う丸山に対して廣瀬は、ここに戻る前に見た農民は大した事なさそうだった、と思いつつ、弁丸に対して、ここにはどれくらいの軍勢が来たんだ、と聞きます。
対する弁丸は60人くらいと答えたのです。
廣瀬は、ここには囚人が300人いるから勝てる、と思って丸山と共に動き出します。
そしてミチロウと弁丸は麻生に呼ばれて室内に入ると医官から、オペは終わったが血が足りないから輸血したい、と言いつつ、弁丸は信幸と兄弟だから血液型が合えばすぐに輸血をする、と言います。
弁丸は怖がるがミチロウは、血を分けるだけだから大丈夫、と励ますも弁丸は戦の事も心配していたのです。
その事に関しては自分が何とかするから、輸血が終わったら来てほしい、と言うミチロウ。
その頃、廣瀬は驚愕の表情をしながら戦況を見ていました。
その理由は300人くらいいる囚人達が真田軍に圧倒されていたからでした。
人を何の躊躇もなく始末する事が彼らにとっての日常であり、これが戦国時代なんだ、と察する廣瀬。
廣瀬は丸山に頼ろうとしていたが、彼もまた目の前にいる三好総兵衛伊三相手を恐れており、破れかぶれで向かってきた丸山を三好総兵衛伊三はいとも簡単に始末しました。
廣瀬だけじゃなくてミチロウもこの光景に唖然としていて、マコトの言う通りここでは殺人鬼が英雄なのか、と心の中で呟きます。
そのマコトは農民の家に来て、そこに住んでいる農民達を始末して食べ物を漁っていたのです。
そして廣瀬は地下へと降りていて、戦国時代の者達と渡り合えるのは本物の殺人鬼だ、と言って殺人鬼が閉じ込められている檻へと向かいます。
真群青戦記6話の感想と考察
この時代の武士は当然の事、農民も強いですね。
この時代は農民が兵士として戦に赴く事もあるので、それ故に強いのだと思います。
織田信長は兵農分離を行っていて、兵士として働く者と農民として働く者とで分離させていましたが、他の大名達は農民を兵士として戦に行かせていたのです。
それ故に農民も強く、相手を倒すのに一切の躊躇が無いのだと思います。
他にも農民の中には有能な武将が負け戦で彷徨っていた際、その首を取って報酬を得ようと群がり、始末する事もあるので倒すのには躊躇しないのでしょう。
それを踏まえると不意を突いたとはいえ、信幸に致命傷を与えたマコトは凄いんだなと思いますね。
次回は廣瀬が本物の人殺しを解き放つでしょう。
現状、普通の囚人達では太刀打ちできていませんし、先週まで圧倒的実力を誇っていた丸山でさえもやられてしまいました。
このままじゃこっちがやられると思った廣瀬は、やられる前にやろうと判断して丸山の時以上の危険は覚悟の上で解き放つのではないかと思います。
きっと解き放たれた囚人達はマコトと同じかそれ以上の異常者ばかりでしょうね。
それにこの拘置所には血の匂いが充満していると思いますので、解き放たれた囚人達は嬉々として向かっていくのではないでしょうか。
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