2021年2月15日発売の週刊ヤングマガジン2021年12号で、『パラレルパラダイス』145話が掲載されました。
パラレルパラダイス145話では、捕まって監禁されているミミは見張りをしているルーミとピアノに対して、国母に対して不敬を働いた者は情け容赦なく始末すると言い放ち、今協力するなら命は助けてやると言ったのです。
対するピアノはアルスレイヤの街はもう国母に従わないから、今のミミは反乱軍に捕まった兵士であり、今は自分の命の事だけを考えたほうがいいと冷淡に言い、これ以上喋るなら力づくで黙らせないといけないと言います。
ミミは歯ぎしりしながら、こんな事になったのは全てロミーのせいであり、彼女だけはこの手で始末しなければ気が済まないと憎悪を抱いたのです。
本記事では、パラレルパラダイス145話『ある女囚の我執』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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パラレルパラダイス145話のあらすじネタバレ
ヨータとロミーが行為をしている頃、ルーミとピアノは捕まえて牢の中にいるミミの監視役をしていました。
そんな彼女達に対してミミは、国母に逆らった者達は国母の名の下に必ず全員始末してやる、と息巻いていて、もし自分に協力してくれるなら助ける、と言います。
対するピアノは、アルスレイヤは国母に対して反旗を翻しているから今のミミは反乱軍に捕まった正規軍であり、自分達は何時でもミミの命を奪えるから自分達よりも己の心配をしたほうがいい、と警告したのです。
ミミはそう言い放ったピアノの目が自分を見下しているように感じたのか、苛立ちを募らせます。
続けてピアノは、ユーマに監視を任されているとはいえ、これ以上ミミの言葉を聞きたくないから黙っていてほしいし、言う事を聞かないなら口だけ潰す、と言ってモーニングスターを取り出して冗談抜きの脅しをかけたのです。
ミミは歯ぎしりし始め、自分がこのような惨めな目に遭ったのはロミーが覚醒したせいであり、彼女だけはこの手で始末しないと気が済まない、と心の中で思いながら憎悪を抱きます。
ミミに憎悪を抱かれている事を知る由もないロミーはヨータと激しい行為を行っていたのです。
何度も気持ちよくなり、それでもなお気持ち良さを求めるロミーの姿を見て、ヨータは心の中で、この世界の女性は一度でも行為を覚えてしまえば、何度でも求めて来てしまうし、恥も掻き捨てて気持ちよくなろうとする、と思っていました。
夜になっても行為は続き、ヨータも心の中で、これじゃ自分も女性達の事は言えないし、行為をする事をやめられない、と思いながらロミーを気持ちよくさせました。
そして朝になり、ピアノがやって来ると全裸で寝ているヨータとロミーを見て、何をしていたのかを察したのです。
ピアノはロミーを起こして、ミミの監視をしてほしい、と言うと目覚めたヨータには、ユーマが呼んでいる、と伝えました。
そしてヨータは、ロミーの液体からは機械油のにおいがする、と言ったのでロミーは、黙れ、と言って蹴っ飛ばしました。
そしてロミーはルーミの元に行き、交代だから行って、と言ってルーミを行かせたのです。
ミミはロミーに対して、今生で最後の願いがある、と言います。
そしてヨータは仁科をユーマとトリスに会わせ、今の仁科が記憶喪失である事、一度始末しようと首を切断したが効果が無かった事を伝えたのです。
記憶を戻そうにもサーニャは生きた人間の脳みそを欲している、と伝えるヨータ。
話を聞いていたトリスは、それならばミミの脳みそを使えばいいし、今生かすか始末するか悩んでいたところだから、そう言うのなら始末したほうが合理的だ、と言ってヨータは唖然とします。
ルーミは唖然としているヨータに、トリスはこういう人なんだ、と言いました。
そして結果的に、サーニャにはミミの脳みそを食べさせる事に決定したのです。
その頃、ミミは何故か牢から出ており、ロミーを始末していました。

パラレルパラダイス145話の感想と考察
ミミに対する処分が決まった矢先、ミミがロミーを始末しましたね。
しかし、そうなると何故ロミーがミミを解放したのかが謎ですね。
ミミの性格がどんなものなのかロミーだってその目で見て分かっている筈ですし、一度殺意も抱いたのですから解放するのはあり得ません。
始末する前、ロミーが見張りを代わった際にミミが後生として最後の頼みを聞いてほしいと言っていましたが、それと関係があるのかもしれませんね。
それかグランドスール達には何か特殊能力があるのではないでしょうか。
上級ガーディアンであるグランドスールはただ普通のガーディアンより戦闘力が高く、ガーディアンよりも強い権限を持っているのは何となく分かります。
しかし、それだけじゃなく何かしらの特殊能力も与えられているのではないでしょうか。
例えば、人を催眠状態にするとかあるのではないかなと思います。
もしそうだとすれば、ミミが解き放たれたのも納得です。
それにロミーは命を落としていないかもしれません。
ミミは自分をこんな目に遭わせたロミーを激しく憎んでいて、四肢を切り落として首を切断しても物足りないくらい憎いでしょう。
それ故に一撃で済ませるとは思えませんから、まだ辛うじて生きている可能性があるのではないかと思います。
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