2021年2月10日発売の週刊少年マガジン2021年11号で、ランウェイで笑って174話が掲載されました。
ランウェイで笑って174話では、久しぶりに育人の前に現れた遠とシャル。
ミルネージュがなくなると聞き、育人は慌てて研二に会いに行きます。
一方シャルは、千雪の今後を考え、千雪の自宅へ向かいます。
本記事では、ランウェイで笑って174話「非情な宣告」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ランウェイで笑って174話のあらすじネタバレ
朝5時半に鳴り響く目覚まし時計を、辛そうな顔で止める研二。
会社に着くまでにネットニュースなどを確認し、会社に着くとメールを読み、仕事を始めます。
お昼も移動中のタクシーの中で済ませるほど、仕事が詰まっている研二が布団に入れるのは朝方の4~5時頃になります。
ミルネージュに来た千雪は、ここ最近父の姿が見えないと雫に聞きます。
いつものことだと受け流された千雪は、こんなに居ないのは初めてだと心配し、部屋を出ていきます。
遠は育人の話しから、恐らくこのマンションだろうと予測し、自分はどこかで時間を潰すと消えていきます。
オートロックの扉の前で、一人立っているシャルを見つけた千雪。
千雪の驚く顔を見たシャルは英語で、寒いから家に入れてと言います。
自分に用なのかと強気で質問する千雪に、再び寒いとだけ返すシャル。
そして一言、千雪の父親が死ぬと教えます。
千雪の部屋につき、玄関で先ほどの言葉の意味を聞きます。
シャルは何も言わずに、自分のスマホを千雪に投げます。
その画面には、シャルの今後のスケジュールがびっしりと書かれていました。
これは全て、研二が取ってきた仕事で、シャルだから出来たことだと説明します。
千雪は何故自分の父が、シャルの為に頑張っているのか考え、すぐに自分の為だと気づきます。
下を向く千雪を見て、ミルネージュの現状を知っているのだと理解したシャル。
千雪から研二に、BEYONDへの改名を説得して欲しいと頼みます。
もし改名したら、研二の立場も事務所の体制もそのままで、シャルに尽くしていけると話します。
このまま、研二が壊れてしまうのが惜しいと言うシャル。
研二に取らせてきた仕事は、シャルが圧倒的になる為のもので、BEYONDの更に上が、研二に課したノルマだと説明します。
もし研二を説得できないなら、今まで研二に獲らせた仕事に、シャルは行かないと言います。
それにより、研二も表舞台から消えてしまうだろうと一言残し、部屋を出ていきます。
一人玄関で、茫然と立ち尽くす千雪。
シャルに、研二が居なくなると困ると言わせた父が、凄い人なのだと実感しました。
最近姿を見なかったのも、あれだけの仕事を一人でしていたからだと知りました。
そして父の躰が、もう持たないことも知った千雪は、もし改名したら自分はどうなるのだろうと考えます。
今からシャルを追いかければ、もう少し詳しく話を聞けるかもと扉に手をかける千雪。
しかし、自分から父に言わなければならないという非情な現実を、受け止められない千雪は、膝から崩れ落ちます。
ランウェイで笑って174話の感想と考察
凄く辛い立場になった千雪でしたね。
元々ミルネージュの現状は知っていましたが、オリヴィアが直接事務所に来て、研二が試されていることを知らなかった千雪。
この時千雪は、何を考えたのでしょうか。
自分がミルネージュのモデルとして、パリに行くと言い続けたこと、一番大切なものを名前にしたと言う父親の顔、いろんなことが頭の中をぐるぐるとしたと思います。
それを知っていて、黙って見守っていた雫さんも辛いでしょうし、もちろん睡眠時間が毎日1時間ほどしかない研二も辛いでしょう。
どちらにせよ、改名をするしかないところまで追い詰められた千雪たち。
千雪は研二に、改名の件を受けろと言えるのでしょうか。
ミルネージュの名前の意味、自分の夢、全てが詰まったこの名前を変えなければいけないという現実。
何て残酷で非情なのでしょうか。
前回、育人は研二に会いに行こうとしていましたが、何か考えがあるのでしょうか。
この現状を変えられる、何かがあると信じたいですね。
恐らく次回も、辛い話になるでしょう。
どうなるのか、気になります。
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