2021年2月8日発売の週刊ヤングマガジン2021年11号で、『サタノファニ』159話が掲載されました。
サタノファニ159話は、しぐまの能力によって敗れてしまった千歌達は拘束されると共に奥の院へと連れていかれてしまいます。
奥の院に充満している匂いを嗅いで、血と行為をした匂いを感じる千歌達。
しぐまは平達に千歌達が身に着けている服は不必要なものだから剥がせと命じ、平達は力づくで千歌達の服や下着を破って全裸の状態にしてしまいました。
その頃、若本は斯波の案内の元、千歌達がいる奥の院へと向かっていました。
果たして、千歌達を助け出す事が出来るのでしょうか。
本記事では、サタノファニ159話『奥の院』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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サタノファニ159話のあらすじネタバレ
しぐまの予知能力を攻略する事が出来ずに敗北してしまった千歌達は拘束され、奥の院と呼ばれる本尊へと連れて来られていました。
千歌は匂いを嗅ぐと、お香に交じって何らかの匂いがすると言い、小夜子も、血の臭いがするけど他にも何らかの匂いがすると言い、カレンは、これは行為した後の匂いがする、と言ったのです。
そしてしぐまは平達に、千歌達の服を剥せ、と命じると平達は仰せの通りにと言わんばかりに抵抗しようとする千歌の服を切っていきます。
小夜子も抑え込まれた状態で服を切られてしまい、カレンはM気質なので抵抗する事なく受け入れます。
これによって千歌達はあっという間に全裸になってしまったのです。
その頃、若本は斯波の案内で奥の院へと向かっています。
斯波は、自分はあそこでしぐまにやられたからもし彼女達がいるとすればそこしかない、と言いつつ、隊長は別の部屋にいる筈なのにそっちに行かなくていいのか、と聞いたのです。
対する若本は、仮にも羽黒警備隊の一員だから命令には従う、と言いつつ、心の中では、隊長ならきっとそうする、と思っていました。
その頃、女医に同行している秋津が、洋子が楊を倒した後、何もないのに空を見上げている、と報告すると女医は、幽霊を見たのかもしれない、と呟きます。
秋津は、幽霊なんて非科学的な事を言うなんて、と驚きながら言うと女医は、メデューサ達も発火薬によって共感性を引き上げられた際、自我の壁が壊れる時があり、その際に他者の人格を形として見る事がある、と言ったのです。
同時に映像を見て、楊の中にいる殺人鬼の人格が消えた、と察した女医は、もしかしたら楊はまだ自我が残っていてかつ楊の中にいる殺人鬼が負けを認めたかもしれない、と心の中で言います。
どちらにしても6人ものダーキニーを仕留めたのだから龍野も相当困っている筈だ、と心の中で思う龍野。
その頃、龍野は僧正に連絡を取っており、楊が負けてしまった事を知ります。
僧正は、ダーキニーはこの程度はないだろうね、と聞くと龍野は、これまで倒されたダーキニーはなりたての者達ばかりで、平、犬養姉妹、桜川がしぐまを守っているし、新藤も自分にとって自信のあるダーキニーだ、と言ったのです。
そして僧正から千歌達を捕まえる事に成功したと聞かされた龍野は、それならば残るメデューサ等取るに足らないからこのままなら勝てる、と言って連絡を取るのを辞めます。
連絡し終えたのであやは龍野に声をかけると共に、自分達はこれまで多くの相手を始末してきて、様々な始末の仕方を熟知しているから勝ち目はない、と言いつつ、逃げるのなら始末する気は無い、と慈悲の言葉を述べたのです。
龍野は、電話越しではああ言ったが、実際女医への対抗心で作ったダーキニーは経験が少ないからまだメデューサには勝てない、と言いつつ、その前に時間が欲しい、と言ってあやをある部屋へと連れていって電気をつけます。
そこには桜川がいたのです。
龍野は、あやが言うようにダーキニーがメデューサに勝つには経験が足りないからその礎となれ、と言います。
その言葉を聞いたあやは、心の何処かでまだ期待していた、と寂しげに笑いながら言うと刀を抜いて桜川と戦い始めたのです。
サタノファニ159話の感想と考察
誰が見てもわかると思いますが、千歌達は完全に絶体絶命ですね。
千歌達と言いますか、カレンはMでもあるのでどちらかと言えば危機ではなく、嬉々としていると思いますね。
斯波の案内で若本は彼女達の元に向かっていますが、本音を言えば隊長を助けたい筈です。
それでも向かったのは命令ではなく、隊長を助けるためにも、これから先の戦いでも彼女達が必要だと本能で察したのだと思います。
しかし、若本達が向かっているのをしぐまが予知している可能性もありそうなので、予知していない事を祈りたいですね。
一応ここまでダーキニーを多く倒したけど、それらはまだダーキニーになったばかりで平や桜川達が完全にダーキニーになりえてない事が分かりましたね。
龍野は新藤も自信があるダーキニーである的な事を言いかけていましたので、桜川と同じくらい強いのかもしれません。
そしてあやが龍野と遭遇した際に始末しなかったのは、やはり裏切られたとはいえ、優しくしてくれた思い出が残っているから説得に応じてくれれば昔のよしみで逃がそうとしていたのでしょう。
しかし、桜川が待つ部屋に連れて来られた際、もうここにいる龍野は自分の知る龍野ではないと悟ったのだと思いましたね。
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