2021年1月20日発売の週刊少年マガジン2021年8号で、『彼女、お借りします』172話が掲載されました。
『彼女、お借りします』172話では、前回のレンカノデート代について呼び出された和也。
水原を励ましたく、勝手にやったことだと言い、お金は受け取りませんでした。
強いと思っていた女の子はほんの少しだけ弱く、そんな水原を支えたいと思う和也。
その話だけで終わりのはずが、和也はこのままご飯に行こうと、水原を誘います。
本記事では、『彼女、お借りします』172話「デート?と彼女②」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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彼女お借りします172話のあらすじネタバレ
ご飯に行こうと和也に言われ、返答に悩む水原。
水原から言葉が発せられるその一瞬の間の和也の脳内は、やらかしてしまったと血の気が引いていきます。
思わず出てしまった心の声に、後悔する和也。
何故和也が後悔しているのかというと、今日呼び出されたのはレンカノのお客という関係で会いました。
お客としての時間が終われば、和也と一緒にいる理由がありません。
それなのに、ご飯に誘ってしまい、完全に調子に乗った奴だと見られてしまいます。
仲良くなったと勘違いした、身の程知らずな行動を取ってしまったと後悔しているのです。
水原の返答が来る前に、ちょうどお昼の時間だから誘ってみただけだと説明する和也。
しかし、他のお客さんの手前もあるからと、想像通り水原に断られます。
そうだよねと和也は慌てながら、水原に別れを告げ、その場を去ります。
頭では分かってはいましたが、やはり断られてしまったと、すこし落ち込みながら歩いています。
そんな和也の背中を見つめている水原は、やっぱりいいかと言葉を発し、ご飯に行こうと和也の誘いを受けます。
振り向いた和也は、爆弾が降ってきたくらいの衝撃を受けます。
お店を探し始めた水原を止め、自分が探すからと和也は凄い速さで、スマホで調べ始めます。
レンカノの時とは違い、今から慌てて探すことに全神経を使っている和也。
オシャレなパスタのお店など見つけますが、時間帯的に満席で、なかなか見つかりません。
水原は和也に、何をそんなに探しているんだと声を掛けます。
すぐそこにある、サイゼリヤを指さす水原。
和也がそんなところで良いのかと聞くと、お金は無駄にしない方がいいと言います。
サイゼリヤに入り、メニューを選んでいる水原を見て、新鮮で庶民的でいいなと和也は見つめます。
よく来るのかと質問すると、安いお店は大学生の味方だと、当たり前のように答えます。
蟹などの高いお店も、サイゼリアなどの安いお店でも、どちらも似合う女の子がいるのかと見惚れている和也。
そんな水原は注文の中に、ワインを頼んでいます。
まさかお昼から飲むのかと聞くと、今日は休みだと決めているから飲むと言います
和也も生ビールを一杯頼み、お昼からお酒を飲む水原も新鮮だと、嬉しそうです。
少し嗜むくらいならいいかと思っていましたが、気が付けば、何杯もワインを飲んでいる水原。
虚ろな表情で、頬も赤く染まっています。
彼女お借りします172話の感想と考察
思わず誘ってしまった和也、水原がなんて返事するのか、とても気になっていました。
和也みたいに、何かやらかしてしまった時の脳内って、すごい速さで動いていますよね。
どうしよう、このあとどうする、それだけに全神経を使います。
よく子供が、何か悪いことをしてしまった時、親になんて言おうと必死に考えますよね。
正直に言うのが一番いいのに、やはり怒られたくなくて、言い訳を必死に考えたり、隠そうとしたり、あの時の頭の回転の速さってすごいですよね。
和也もなんでご飯に誘ってしまったんだという後悔をしつつ、言葉では、ちょうどお昼の時間だったからと、どうにか対処をしようとしています。
もちろん、水原の性格上、断るだろうなと思っていましたが、考え直し、誘いを受けてくれました。
しかもレンカノのときには選ばないだろうサイゼリヤに来て、庶民的な部分が見えるのはすごく嬉しいですよね。
いつもと違う面を見られる嬉しさがあります。
水原もやはり、和也のことが気になっているから、誘いを受けてくれたのでしょう。
その水原の変化も見ることが出来て、とても微笑ましいです。
お昼からワインを頼んだ水原ですが、まさか酔うまで飲むなんて思ってもいなかったです。
これは緊張から来ているのでしょうか。
もしそうなら、次回も微笑ましく見ている気がします。
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