2021年1月20日発売の週刊少年マガジン2021年8号で、ランウェイで笑って171話が掲載されました。
ランウェイで笑って171話では、芸華祭以来、心が目標を見失っていると佐久間から聞いた育人。
リーダーになった今、周りのことにも目を向けないといけないと考え、心にデザイナーになりたいか質問します。
どうしたいか分からないという心に、育人は260着もあるデザインの手伝いを頼みます。
本記事では、ランウェイで笑って171話「笑顔」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ランウェイで笑って171話のあらすじネタバレ
育人から既製服260着の、デザインを手伝って欲しいと頼まれた心。
育人が忙しいならと、すぐに承諾し、何をすればいいのかとメモを取り出します。
心のやる気を見て、育人は何枚かデザインを考えて欲しいと頼みます。
しかし育人は、自分のブランドの方向性を上手く説明できません。
着る人が笑顔になるようなものと、とてもふんわりした内容で、あとは心に託しました。
育人からデザインを任された心は、机に向かい、頭の片隅に野望という言葉が残ったまま作業を始めます。
心はデザイナーになりたい気がしていましたが、自分が作りたいものが見つかっていなかったのです。
佐久間に心に任せたことを伝えると、EGAOにとって大事な初めての仕事なのに良いのかと驚かれました。
しかし育人は、ダメだった時のこともきちんと考えているからと、佐久間を納得させます。
デザイナーになりたい気がしていた心は、今この仕事を任されて、あることに気が付きます。
それは、デザイナーでも、デザイナーではなくても、幸せだということです。
デザインに、自分らしさを入れたほうがいいのかなど考えている心。
着る人が笑顔になるということを考えた時、まずどんな人がEGAOを着ているのか想像します。
女性で20~30代、モード寄りなど考えましたが、上手く想像できません。
もう一度よく考え、笑顔で着てくれる人を想像すると、育人の笑った顔が出てきます。
恥ずかしくなった心ですが、ふと今まで育人が作った服を思い出します。
育人が作る服は、着心地が良くて、メリハリがあり、体のラインを綺麗に見せていました。
支えになる部分をしっかりとし、着心地に繋がる部分はフィット感が大切だと考え、デザインを考え始めます。
育人に、デザインを確認して欲しいという心。
作っている間、EGAOの服を着ている人の想像は出来ませんでした。
しかし周りの佐久間や花丘、千雪、育人が笑った顔を思い浮かべながら作りました。
心のデザインを見ている育人は、すごくいいと褒めながらも笑ってはくれません。
心は不安になり、手を震わせながら、どう考えて作ったかなど説明します。
すると育人は、心に託してから自分のブランドの方向性について考えていたと話し始めます。
上手く言葉に出来ないという育人ですが、心のデザインを見て、あることを思います。
いつも着心地の良いまま、いつもよりオシャレに、と心が呟きます。
育人は満面の笑みで、それだと興奮します。
育人の笑顔を見た心は、身近な人が喜んでくれる服を作りたいと思いました。
心はすっきりとした笑顔で、自分の野望は一生服作りに携わりたいと育人に言います。
育人は、それも立派な野望だと、安心した表情で心を見つめます。
ランウェイで笑って171話の感想と考察
行き詰っていた心ですが、今回のことで先が見えたようですね。
最初はデザイナーになりたいと思って、目指していた心ですが、パタンナーの素質もあり、自分でもわからなくなっていたんですよね。
何かを目指しているときは、誰でもぶつかる悩みだと思います。
もちろん、これが夢だ!と決めて、揺るがずに前へ進める人もたくさんいると思います。
しかし色んな経験をしていくうちに、こっちの方が自分に合っているし、好きかもしれないと思うこともあるはずです。
自分の得意不得意を見つけることも大事なことですし、好き嫌いを知ることも大切です。
そうゆうのを経て、何になりたいか、何をしていくかを見つけられたらいいですよね。
なので、心にとってEGAOに入ったことは、とてもいい場所だったと思います。
育人もこれからは、自分のことだけではなく、周りの人を引っ張っていく存在になるので、育人自身も成長していくんだなと思いました。
心の野望も決まり、育人も自分のブランドの方向性が決まり、EGAOとして前に進み始めたのではないでしょうか。
そして映画に向けて、無事に300着すべてを作ることが出来るのでしょうか。
次回も楽しみです。
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