2021年1月7日発売の週刊ヤングジャンプ2021年6&7合併号で、『推しの子』30話が掲載されました。
アクアに学校をさぼって遊びにいこうと誘われた有馬かな。
しかし二人が行った場所は・・・。
本記事では、『推しの子』30話『初めて』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子30話のあらすじネタバレ
かなはアクアに学校をさぼって遊びにいこうと言われたことがとても嬉しくてご機嫌でした。
ディズニーランドに行くか、東京タワーに行くか、制服だから人の多いところがいいよねとウキウキしながら言うと、アクアは別にそういうんじゃないと言ってかなを連れてきたのは公園でした。
グローブとボールを買ったアクアはかなとキャッチボールを始めます。
「やっぱり、あんた変わってる」と言うかな。
キャッチボールが下手な私より他にもっと上手な人を誘えばよかったのにと言うと、アクアは、かなは気を遣わなくていい相手だからと言いました。
それを聞いてかなは、そういう相手に選んでくれたのは悪い気はしないと嬉しそうに言いました。
そして今ガチの収録ではアクアは誰を狙っているのかと尋ねると、アクアは仕事だからそういうのはないと答えました。
でもタイプはあるはずだ、年上が好きとか年下が好きとか、とかなは尋ねます。
アクアは心の中で思いました。
「身体が成長していくにつれて、精神の方が身体と環境に適合していく。どんどん「僕」と「星野アクア」の境目がなくなっていく」と。
かなはアクアに前から聞きたかったが「中二病」かと尋ねると、アクアは俺も高校生ってことだと言い、近い年齢の子を恋愛対象として認識すると言いました。
そして年下はない、ある程度上のほうがいいと言いました。
それを聞いたかなは、自分がアクアより一つ年上だからアクアの恋愛対象だろうとたかをくくっていたけれど、今ガチ出演者のあかねもアクアより一つ年上だと気付き、怒り狂ったボールをアクアに投げました。
それからアクアは自分の気持ちを整理できたことで、かなに感謝していました。
あかねにアイの幻想を見ているだけだったと気付いたからでした。
収録現場であかねはアクアの言うとおりキャラ付けしたら人気が出てかなり助かった、ありがとうと言いました。
アクアはアイの演技はまるで本物を見ているようだった、どうやっているんだと尋ねました。
するとあかねは大したことはない、いっぱい調べて自分なりに勝手に解釈しているだけだと言いました。
例えばとアクアが尋ねると、あかねは「アイには実は隠し子がいる」とかと言い、その言葉にアクアに緊張が走りました。
隠し子がいるとしたらいろんな整合性が取れるし、不可解だった数々の行動の理由が分かるとあかねが言うと、アクアはアイの思考パターンはどれくらい分かるのかと尋ねました。
するとあかねは、どういう生き方をしてどういう男が好きかまでだいたい分かると思うと答えました。
アクアは考えました。
――――― 黒川あかねという才能は、自分よりアイのことを理解している。
仕事上の関係は終わったら関わることはなくなるが、黒川あかねは使える、ここで手放すわけにはいかない。―――――
今ガチの収録でアクアはあかねに告白をし、二人はキスをしました。
周りも驚くものの、今ガチで1組のカップルが成立したのでした。
推しの子30話の感想と考察
アクアがあかねを利用するために、カップルになったのが、さすがアクアだなと思いました。
確かにあかねは天才すぎるくらいアイのことをお見通しだし、アイの好きな男のタイプまで分かれば、アイを殺した犯人を探すのには好都合ですよね。
でも仕事上とはいえ、あかねがアクアに本気で恋をしてしまって、アクアに利用されていることを知ったら、またあかねはショックでふさぎこんでしまわないか、とても心配です。
アクアの人生、せっかく男前に生まれて才能もあるのに、アイの復讐のためだけに生きようとしているのがなんだかちょっと悲しくなりますね。
今ガチの収録が終われば、鏑木Pからさらにアイの情報をもらえることになっているので、アイを殺した犯人にぐっと近づきそうで、次回が楽しみです。
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