漫画『ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』は、2017年9月から講談社とまんが王国との共同プロジェクトとして、まんが王国にて独占先行配信されている丘上あい先生による人気漫画です。
2020年4月には女優・新川優愛主演でタイトル「ギルティ~この恋は罪ですか?~」としてドラマ化されるなど、大注目の作品です。
ギルティ42話は、祖父に引き取られそうになった駿はその場から逃げだし、睦月の家へ向かいました。
しかしそこに睦月の姿はなく・・・。
本記事では、『ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』42話のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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漫画『ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』42話のあらすじネタバレ
爽は瑠衣を助けたあの日、落ちていた弥生の日記の一部を拾っていました。
それをちゃんと見てみると、弥生の辛い気持ちがひしひしと伝わってきました。
その頃、祖父から逃げ出した駿は、睦月のマンションに行きました。
ノックをして睦月を呼ぶも、返事はありません。
その時、駿の祖父の部下たちが駿を追ってマンションの敷地に入ってくる声が聞こえました。
部下たちは、社長の息子も孫もお荷物でしかない、きっと社長は駿を後継者に育てようとしているのだろうと話しているのを駿はこっそり聞いていました。
そして駿はマンションの下に何か紙があるのを見つけました。
その紙に書かれていることを読んだ駿は、血相を変えてその場で立ちすくんでしまいました。
また結のマンションでは、結と睦月が愛し合っていました。
結は睦月にこれからどうするのかと尋ねると、睦月は瑠衣が生きているなら自分を探すに違いないと言いました。
それを聞いて結は一緒に逃げようと言います。
しかし睦月は自分のことは心配いらない、それよりも心配なのは駿のことだと言います。
睦月は、きっと親父が駿を引き取りにいっていると思う、少なくともあの家が一番安全だからと言いました。
結は何か自分にできることはないかと尋ねると、睦月は自分の家に瑠衣とのやりとりをした証拠を残してきたからそれを取ってきてほしいと頼みました。
睦月は、目の色を変え、瑠衣が生きているなら道づれにするといいました。
その頃、爽の携帯が鳴りました。
見ると「公衆電話」からでした。
気になって出てみるも、無言なので、いたずらなら切ると言うと、か細い声で「助けて」と声がしました。
爽が急いで電話の相手のところへ向かいました。
電話の相手は、駿でした。
爽は、これは弥生さんへの償いをする、神様がくれたチャンスだと思いました。
駿は、睦月がいなくなってしまったと言い、睦月をどうして助けてくれなかったのかと涙ながらに言いました。
爽が間に合わなくてごめんねと謝るも、駿は僕はただ睦月に会いたいだけなんだと言います。
爽はどうしたらいいか一緒に考えるから、心配しなくていいと駿を抱きしめます。
ひとりぼっちになってしまった駿を救う力をください、と心の中で弥生にお願いをしました。
それから夜が更けた頃、結は変装をし、睦月のマンションに来ていました。
すると階段に座り込んでいる人に気付き、驚くも、結は声をかけると、それは駿でした。
駿を連れて結のマンションに戻ると、睦月は驚きました。
駿は睦月に会いたかったと笑顔で言うと、睦月はなんで祖父のところに行かなかったのかと詰め寄りました。
すると駿は、自分でカタキをとったんだと言いました。
睦月は顔色を変え、一瞬にして緊張が高まります。
睦月は落ち着いて駿に、ゆっくり手を出すんだと言います。
ポケットに手を入れていた駿の両手からは、血のついたナイフ2本と血まみれの両手が出てきました。
駿は言います。
施設に爽が来た時、施設長に名刺を渡していたのを見たから、施設を出る時にお願いして爽の名刺をもらった、本当は頼るつもりでもらった、でもあの人は「悪い人」だったと言いました。
膝から崩れ落ちる睦月。
駿は続けて言います。
今日、睦月の家の前でお母さんの日記の1枚を拾ったと睦月に見せました。
そこには「オギノサヤカは冷徹で血も涙も無い悪魔のような女だと思う」と弥生の日記が書かれていました。
駿は、この人が母さんを殺したんでしょ?と言い、だから僕が呼び出して母さんのカタキをとった、と言いました。
それを聞いた結は、泣き叫んで倒れ込んでしまいました。
睦月は目に涙をいっぱい溜めながら、違うんだと駿に言い、全部自分のせいだと駿に謝りました。
睦月は涙ながらに、駿のナイフをとりあげ、手を洗ってくるよう促し、今日あったことは絶対に誰にも話してはいけない、これは俺と駿との約束だと言って駿を抱きしめました。
そして睦月は警察を呼ぶよう、結に声をかけました。
それから警察が来て、睦月は駿を警察に引き渡しました。
どこに行くのか、睦月は一緒に行かないのかと駿が尋ねると、睦月は行くよ、大丈夫と言いました。
駿は穏やかな表情で、やっと母さんの役に立てたと睦月に言うと、睦月は涙を流しながら、そうだなと言いました。
駿がパトカーで連れていかれると、睦月は結に一言謝り、警察に向かってナイフを持った両手を上に上げ、自分がやったと自首しました。
爽は救急車で病院に運ばれ、何が起きたのかは、一真、若菜、守屋に電話で知らされました。
連絡を聞いた若菜は慌てて、秋山のところに行き、命に別状はないことと、男は逮捕されたが、一緒にいた子どもをかばっているのではないかと警察は言っていて、午後店を休んで一緒に病院に行こうと言いました。
ショックで落ち込んでいる秋山をよそに、瑠衣は子ども番組を観て大きな声で笑っていました。
――――― 一真の子どもを欲しがっていた女が、一真の子どもに刺されたって。超ウケる。目に涙を溜めながら瑠依は笑いが止まりませんでした。 ―――――

漫画『ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』42話の感想と考察
まさか駿が弥生を死に追い詰めたのは爽だと勘違いして、爽を刺すなんて、衝撃の展開にびっくりです。
駿にとっては、母親を殺されたようなものだから、殺意を抱くのはよく分かるけれどそれが誤解だなんて、もし真実を知った時、駿は自分のしたことに後悔だけでは済まないかもしれませんよね。
それを分かって、睦月は駿の誤解をそのまま正すことなく、自分が罪をかぶったのでしょうね。
爽も純粋な気持ちで駿を助けたいと思っていたのに、こんなことになるなんて、爽の気持ちを考えたら辛すぎます。
命に別状はなかったから良かったけれど、爽はきっと駿に刺されたと警察には言わないと思います。
しかし瑠衣があまりにもひどい女で、ちょっと引いてしまいますね。
瑠衣はいつまで子どものフリをしたままなのでしょうか。
まさかずっとこのまま年をとるまで続けるつもりなのでしょうか。
そこまでして秋山のそばにいたいと思う瑠衣であれば、やりかねないですよね。
睦月が警察に捕まっている以上、瑠衣に危害を加えることはないので、睦月は動けないと思うのですが、結がもしかしたら睦月のことを想って、瑠衣に復讐する可能性もあるかもと思いました。
次はどんな展開が待っているのか、とても楽しみです。
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