2020年12月21日発売の週刊ヤングマガジン2021年4・5合併号で、『パラレルパラダイス』140話が掲載されました。
パラレルパラダイス140話は、護送の際にピアノを助けようとしていたヨータ達ですが、不敬罪と言う事で裁判をする事なく処刑されそうになっていました。
現場へとやって来たヨータ達は驚きの顔をしており、街の皆も信じられないとばかりの表情でピアノを見ていたのです。
完全に守りが硬く、助けようもない中でグランドスールのミミは言い残す事はないかとききます。
果たして、ピアノは何て言うのでしょうか。
本記事では、パラレルパラダイス140話『祈りの街の正義(アストライア オブ アルスレイヤ)』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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パラレルパラダイス140話のあらすじネタバレ
ピアノは国母に対して不敬罪を働いた罪で、裁判をする事なく処刑されようとしていました。
今回の事をロミーから聞いたヨータ達は現場へ行き、この光景に呆気を取られていて、街の人々はピアノの評判を知っているためなのかこの状況に追いやられている事に困惑している様子でした。
衛兵達は一斉に槍をピアノに向け、ヨータ達は助けようとするも数の差と状況ではどうしようも出来ませんでした。
グランドスールのミミは慈悲と言わんばかりに、何か言い残す事はないか、と聞くとピアノは、間違っているのは自分ではなく国母だ、とはっきりと言い放ち、グランドスール達は驚きの顔をします。
続けてピアノは、この世でたった一人の男であるヨータは崩月の恐怖から自分達を助けようとしているけど、それを国母は邪魔しているようにしか思えないから、自分はヨータが正しいと信じる、とはっきり言い放ちました。
ミミは、男と交わってしまったらこのように馬鹿になるから国母は男を始末しようとしている、と言って処刑を執行しようとする中でヨータが、待て、と声を出して注意を向けました。
衛兵達は槍の矛先をピアノからヨータに向けて構え、包囲するとルーミは助けようとむかったのです。
包囲されていて、何時突き刺されてもおかしくない状況の中でヨータは、お前達はあの世に逝きたいのか、と言い放って衛兵達は困惑し始めます。
ヨータは、お前達は何時命を落とすかもしれない崩月に怯えているのではないのか、自分がこの世界に来たのはこの世界の人間が20歳で命を落とさないように、長い年月を生きていけるようにするためだ、と演説します。
最後に、自分はこの世界を変えたいから自分を信じてくれ、と言い放つヨータにピアノやルーミも同調したので、衛兵達はガーディアン達がこうまでヨータを信じるとはと思っているのか、余計に困惑していたのです。
ミミは聞く耳持たずに衛兵達に、始末しろ、と命じるとも衛兵の1人は槍を下すと、追随するかのように他の衛兵達も槍を下しました。
ミミが問い詰めると衛兵の1人が、自分はヨータを始末できないし、ピアノやルーミを信じる、と言います。
命令に背いたら全員処刑だ、と言い放つ耳に対して衛兵は冷静に、処刑にしたければ構わないし、そもそも人を始末すると平然と言う人の言葉よりも、人を生かすと言うヨータの言葉を信じる、と言い放ったのです。
この様子に安堵の表情をするルーミとピアノ。
ヨータは、絶対に助けるし、自分を信じてくれる人を裏切らない、と約束するとミミに向かって、命を落としたくなかったらピアノを離せ、と怒気を含みながら言い放つも突然倒れこんでしまいます。
ルーミは急いでヨータの元へと向かい、脈を確認すると嘘でしょと言う表情をしながら、命を落としている、と呟いたのです。
その頃、元の世界では、ヨータは心音と呼吸音が停止していて、主治医は両親に対して、これをもちましてご臨終とさせていただきます、と宣告しました。

パラレルパラダイス140話の感想と考察
守りは万全であり、助け出すのは容易ではないなと思っていましたが、思っている以上に衛兵達がヨータの言葉に耳を傾けたのは意外だなと思いましたね。
衛兵達も戦いでも、崩月でも命を落とすのには変わらないと思っていると思いますし、幾らグランドスールとはいえいとも簡単に死ねと口にするミミより、方法が何であれ助けるとはっきり言い切ったヨータは信用できると思ったのかもしれませんね。
それに衛兵達も死にたくて死にたいわけではないので、ほんの僅かでも生き残れる可能性があるならそれに賭けてみようと言う思いもあったのでしょうね。
形勢的に有利になったので、ここからヨータ達の反撃開始だと思っていましたがまさか命を落とす事になるとは思いませんでしたね。
しかも原因が元の世界のヨータが命を落とした事だったとは思いませんでした。
そもそも、3度も窓から飛び降りたのですから普通に考えて、よくここまで持ったなと言う印象が強いですが、元の世界のヨータが完全に死んでしまった今これからどうなるのか気になりますね。
次回は、病室にリリアが現れると思います。
これまでヨータを異世界へと連れてきた張本人は紛れもなく彼女であり、今回もヨータがいる病室へと現れるでしょう。
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