2020年12月24日発売の週刊ヤングジャンプ2021年4&5合併号で、『推しの子』29話が掲載されました。
アクアの好みの女性がB小町のアイだと知ったあかね。
アイについて徹底的に研究をした後、アクアの前に現れたあかねは、アイにそっくりで・・・。
本記事では、『推しの子』29話『完コピ』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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推しの子29話のあらすじネタバレ
深い考察と洞察力が徹底していて、それを完璧に演じ切れる天性の持ち主、あかね。
恋リアメンバーもスタッフたちも、まるで人が変わったようなあかねに驚きを隠せませんでした。
久しぶりの撮影復帰にあかねのことを心配して声をかけるも、あかねは「炎上しちゃったなとは思うけれど、あれくらいよくある話、全然大丈夫!」と笑顔で言います。
あかねの変わりように、戸惑いを見せるゆきにも、あかねは「ゆきはこういう私は嫌い?」と積極的に声をかけていました。
あかねはアクアに、「今日は一緒に居ようよ」と声をかけると、アクアも「うん」と即答しました。
誰もが視線を向けざるを得ないほどのアイのようなカリスマ性を、あかねは持っていたのでした。
アクアと二人になるとあかねは、何時間もかけて動画を作ってくれたって聞いたと言い、嬉しかった、ありがとうと礼を言いました。
するとアクアはいつものように冷めた言葉は一切言わず、「うん」と素直に言っていました。
そんな二人を見たゆきとメムは、あかねだけじゃなく、アクアも様子がおかしいと言い、アクアのそばにあるポーチを取ってと頼みました。
アクアは「考え事をしているから自分で取って」と冷たく言うも、あかねが「それくらい取ってあげたら」と言われると、アクアは素直にポーチを取ってゆきに渡しました。
そんなアクアの態度にゆきとメムは「アクアはああいう感じが好きなんだ」と言うと、アクアは「そんなんじゃねえ」と否定するも、ゆきとメムが二人をくっつけようとからかうと、アクアの反応が明らかに違いました。
アクアは顔を真っ赤にして手で顔を隠し、「マジでやめて」と恥ずかしそうにし、慌てて部屋から出て行きました。
そんなアクアを見て、「反応がマジじゃん」とゆきとメムは、あかねに、「どうする?ガチでガチのやつあるよ!?」と詰め寄るも、あかねはいつものあかねに戻って戸惑ってしまいました。
ゆきとメムは「ガチで来られたらガチで付き合う?」と言うと、あかねは「ありかなしかで言えばあり」と言いました。
その答えにゆきとメムは大興奮で喜んでいました。
その頃、かなは、恋リアを見るのを飽きたからもう見ないと言っていました。
そんなかなの言葉を聞きながら、ルビーが画面にうつっているあかねを見て、思わず「ママ…」とつぶやきました。
そしてアクアは自問していました。
幼年期に数年アイと一緒に暮らしていたけれど、どこまでが嘘でどこまでが本当なのか、何一つ分かってやれなかったと思いました。
「俺にとってアイはなんなんだ?ファン?母親?それとも…」
アクアは考えていました。
翌日、かなが学校へ行くと、女子生徒たちは最近の恋リアは面白い、あかねが垢抜けて可愛い、もうすぐ最終回が楽しみと話しているのを耳にしました。
そんな中、かなを呼び止める声がしました。
アクアでした。
アクアは「今から学校サボって遊ばね?」と誘うと、かなは即答で「いく」と言いました。
推しの子29話の感想と考察
あかねは女優として本当に天性の持ち主なんですね。
アイを完コピして演じ切るなんて、16歳でそれができるのがすごいです。
アクアが完コピしたあかねに動揺して赤面している姿がとっても可愛くて、あんな姿は今まで見たことがなかったのでとても新鮮でした。
アクアは、アイのことをファンなのか、母親なのかと悩んでいましたが、私は、きっとアイのことを彼女とか恋人として守りたい存在だったのではないかなと思います。
だからあかねに完コピされて、いつもは冷静なアクアも思わず動揺してしまったのでしょうね。
かなはアクアとあかねが恋リアであっても付き合うとなると、結構辛いと思うので、ここはかながちょっと頑張ってアクアにアプローチした方が良さそうな気がします。
アクアからのめずらしい誘いなので、ぜひかなも頑張ってアクアに接近してほしいです。
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