2020年12月9日発売の週刊少年マガジン2021年2・3合併号で、新連載『恋か魔法かわからない!』1話が掲載されました。
恋か魔法かわからない!1話は、社会に貢献する魔法使いを育てるために設立された私立青龍魔法学園では魔法実技も魔法薬学を始め、殆どの成績が0点の男子生徒である宮前魅斗は女性にモテたいと言う目標がありました。
彼は成績に関しては壊滅的な状況であり、しかも一応真面目に努力していて、魔法使いとしての資質があるのにも関わらず魔法が一切使えないと言う存在だったのです。
果たして、魔法が使えるようになるのでしょうか。
本記事では、恋か魔法かわからない!1話『最低最悪の魔法使い』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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恋か魔法かわからない1話のあらすじネタバレ
ある日、学園の外では主人公の宮前魅斗が先生に、魔法実技や魔法薬学等の成績が0点なのにも関わらず、何のためにこの学校にいるんだ、と叱られます。
対する魅斗は、モテたいからに決まっている、とはっきり言い放ったのです。
魅斗が通っている私立青龍魔法学園は魔法を正しく使い、社会に貢献する魔法使いを育成するために設立した学校なのですが、中には魔法の適性を見つけられない落ちこぼれも多くいました。
特に魅斗は未だに魔法の一つも使えませんでした。
そして生徒それぞれに合う魔法属性を見つける授業が始まるのだが、魅斗だけ自分に合う魔法を見つけるどころか、魔法すら出てきません。
先生は心の中で、魅斗は誰よりも真面目に授業に臨んでいるが魔法は発現しないし、仮にも学園に入学できたのなら魔法が使えない筈がないのだが、と思っていると授業が終わったので解散となったのです。
その後も魅斗は頑張るも、男子生徒が後ろで風の魔法を使って女子生徒のスカートを捲らせて、魅斗に罪を被せたのでただでさえ嫌われている女子生徒達に余計に嫌われてしまう事になりました。
そこへ結衣が現れ、一部始終を見ていた彼女は、折角目覚めた才能をそんな事に使うなんて、と泣きながら叱責します。
そうしたら男子生徒達が来たので、魅斗は逃げ出し、結衣も後を追いかけたのです。
結衣は魔法格闘術で有名な天拳家の娘で、文武両道で魔法も優秀であり、階級も学園でトップのアードラの地位にいました。
魅斗は結衣と同じ道場の門下生だったので顔馴染みであったのだが、今では立場が違うので魅斗は、もし自分と一緒にいたら迷惑がかかる、と思って逃げたのです。
結衣は、魔法が使えなくても魅斗のいいところは沢山知っているからお昼にしよう、と言ってありったけのお弁当を用意したのです。
多過ぎる、と言いつつも食べる魅斗だったが結衣から、魔法を使うのはモテたいからだと言っていたけど、何故そのような嘘をつくのか、と言います。
魅斗は最上級の階級であるフェニックスになるために魔法格闘術を学んでいるのに、何で嘘をつくのか、と結衣は続けて言うと魅斗は、フェニックスなんて子供の頃の戯言だし、自分の器では到底フェニックスにはなれないから、せめてかっこいい魔法を使って女性にモテたい、と言います。
その言葉を信じようとしない結衣に対し、魅斗は弁当を食べ終わってさっさと去ったのです。
魅斗は心の中で、結衣の言う通りフェニックスになるのが目標であり、そしてモテたいからではなく舞との約束を果たすためにフェニックスになるんだ、と思っていました。
幼い頃の魅斗と舞は魔法の才能があり、お互いに、凄い魔法使いになろう、と約束を交わしたのです。
舞も同じ学園に通っていたが彼女はフェニックスになっていて、魅斗とはかなり差がついてしまったので魅斗は心の中で、笑われたくないからモテたいと言う嘘をついたが、舞は今の自分の現状をどう見ているのか、それ以前にもう約束を忘れてしまったのではないか、と思っていると舞と目が合います。
自分の立場を顧みて自然と顔を背けた魅斗を見た舞は何故か悲しげな表情を浮かべたのです。
そこへ追いかけてきた結衣が、舞の家計には魔法を使える人がいなかったから今の地位につくために大変な努力を積んだだろうから、魅斗もきっと大丈夫、と言いました。
その言葉を聞いた魅斗はやる気を取り戻すが、舞の地位に疑問と不満を抱いている星愛楽が取り巻きを引き連れ、自分の方が上だ、と言っていて取り巻きも、フェニックスと言うのも嘘で本当は影武者を使っていた、と言ったのです。
舞が努力しているのを見てきた魅斗はイラっとして、星愛楽達の前に立ち塞がって突っかかると、決闘を申し込む、と言い放ちました。
決闘とは勝利すれば階級を入れ替える事が出来る下克上なのだが、魅斗の場合負けたら即退学となるのです。
結衣はやめさせようとするも魅斗も、今回は退けないし、大事なもののためなら全てを捨てて戦うのが自分の魔道だ、と言い放ったのです。
星愛楽も受け入れたので、決闘をする事になりました。
決闘が行われる闘技場では多くの生徒達が集まっていて、しかも星愛楽はラーベなので、魅斗は負けるだろうとか、勝ったら相手の子をハーレム要員にするとか、と言いたい放題でした。
この決闘の事は舞も知るところになり、様子を見に行きます。
そして決闘が始まり、星愛楽は宙に浮くと共に炎の蛇を放ち、魅斗は回避したのです。
魔法が使えない魅斗は攻撃を回避するために死角に逃げたら、偶々星愛楽の下着が見えてしまい、彼女と生徒達の怒りを買う事になりました。
そして星愛楽は、ここまでは盛り上げるために避けさせてあげたけど、本気の一撃で終わらせる、と言って無数の炎の大蛇で出来た大炎蛇を発動させ、生徒達もブーイングします。
そんな中、舞が大声で、決闘はショーじゃないし相手を弄ぶのは不愉快であり、格式高き魔法使いならば汚い野次をやめて2人の真剣勝負を見守るべきだ、と叱責すると生徒達は静まり返ったのです。
そして舞は仕事のために去っていきました。
星愛楽は、注目を全部かっさらって、と舞に対して怒りを抱くも、今回は舞の言う通りだから本気で行くと言って大炎蛇を発動させました。
魅斗は心の中で、ここで負けたら舞との約束を守れないから負けられない、と思うと共に彼の目に変化が起こります。
同時に攻撃が直撃するも魅斗は無傷であり、しかも生徒達は、魔力を感じる、と言ったのです。
攻撃が当たる直前、星愛楽が攻撃をそらしたのが見えたけどどういう事なんだ、と思いながら魅斗は星愛楽を再び見ると彼女は突然目をハートマークにし、もっと自分を見てほしい、と言いました。
審判役をしている先生も、何をしているの、と言ってきたので魅斗は彼女を見ると、彼女もまたメロメロになってしまったのです。
この決闘を見ていた校長も、あれはチャームであり、目が合えば無条件に心を奪われるから見るな、と言ったのだがその校長も魅斗の目を見てしまったのでメロメロとなってしまったのです。
この事が原因で殆どの生徒が、最低最悪の変態魔法使いめ、と罵り出し始め、結衣も口から魂が出かかり始めていて、舞は闘技場から離れていたので騒ぎは聞こえていたがその内容までは聞こえていません。
こうして魅斗の第二の人生が幕を開けたのです。
恋か魔法かわからない1話の感想と考察
魅斗が使える魔法がチャームだと言う事が明らかになりましたね。
この事には驚きましたが、この話から察するに発現したからは無意識に使っている感じでしたのでそれが余計に面倒ですね。
これまで発現しなかったのは、舞との約束を守ると言う強い思いが希薄だったからではないかと思いますが、そうだとしてもそのおかげで使えるようになった魔法がチャームなのは何とも言えない感じですね。
次回からはどうなっていくのか、楽しみだなと思いました。
次回は、チャームのコントロールとチャーム以外の魔法を覚えようと躍起になるのではないでしょうか。
舞と共に凄い魔法使いになると言う目標を誤魔化すためにこれまで女性にモテたいために青龍魔法学園に入学したと言っていて、そのせいで女性から嫌われてしまいました。
しかも今回の決闘のせいで、女性から更に嫌悪されてしまっただけではなく、星愛楽の取り巻きやファンの人々の恨みも盛大に買ってしまったのです。
唯一舞にチャームを使った光景を見られていなかったのは救いだと思いますが、チャームを使った後の生徒達の反応から察すれば、噂はあっという間に広がってしまうから、否応なしにも舞の耳にも入ってしまうのかもしれませんね。
そうなったらたださえ幻滅しているかもしれない舞を更に幻滅させてしまうと魅斗は感じたと思いますので、そうならないようにチャームを無意識に使えないようにコントロールしたり、他の魔法の習得に精を出すのでしょうね。
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