2020年12月3日発売の週刊ヤングジャンプ2021年1号で、『キングダム』663話が掲載されました。
キングダム663話は、新たな戦力を得て、順調に進軍をしているとされていた楽華軍だったが、増援をして兵力を増やした趙軍を相手に後退を余儀なくされます。
撤退を命じた袁部隊長が趙軍の矢を受けて負傷してしまい、絶体絶命の危機に追い詰められるも何処からか謎の声が響き渡ったのです。
この声に違和感を覚えている趙軍だったが、突如として何者かの襲撃を受け、多くの兵が切り刻まれていきます。
やがて楽華軍の目の前には趙軍の兵士の遺体だけが残されており、袁部隊長だけは何者かを見ていたのです。
果たして、その何者かの正体は誰なのでしょうか。
本記事では、キングダム663話『羌瘣の噂』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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キングダム663話のあらすじネタバレ
楽華軍の左翼第四部隊は撤退を余儀なくされていました。
その理由は趙軍が増援していたせいであり、袁部隊長も負傷しながらも兵士達を撤退させていたが矢が刺さってしまい、絶体絶命の危機に陥ったのです。
そんな中、戦場では、トーンタンタン、と言う言葉が響き渡り、聞き馴染みのない言葉を聞いた者達は唖然としていたのです。
そして趙軍の兵士達は何者かによって次々と斬られていき、やがて趙軍の兵士の大量の遺体だけが残されていましたが、袁部隊長だけは斬っていった者が見えていました。
場所が変わって、李信軍の諜報と伝令部隊を率いる義孝が本陣へと向かい、玉鳳軍は既に山真の森を突破するところであり、楽華軍も同じだ、と李信達に報告しました。
河了貂は義孝の事を労いつつ、天幕で休め、と命じたのです。
義孝は、ところで妙な噂を聞いたんだけど、と言ったのだがまだ確証がないのか、やっぱりいい、と言って去っていこうとするも李信は、気になるから言え、と急かしたのです。
義孝は、ここ最近各地の戦場に出ているという噂がある、と言ったので武将は、霊的な奴か、と恐怖におびえた表情をしながら言ったのです。
そうしたら義孝は、羌瘣が各地の戦場にいる、と言うと李信達は羌瘣がずっと寝ているのを知っているので何を言っているんだと言う表情をします。
義孝は、あり得ないですよね、と言いつつも、ただはっきり見た人が多くいる、と言ったので河了貂は、何処の戦場で見たんだ、と聞いたのです。
義孝は、楽華軍のところで出て、次の日は亜光軍のところに出て、昨日は倉央軍のところに出てきて数百人を殲滅させた、と伝えると李信は、今の羌瘣では出来ないし、出来たとしても他でやる理由がない、と言いました。
しかし義孝が、トーンタンタンと言う言葉を聞いている、と報告すると李信と武将は、羌瘣だ、と言ったので河了貂は、いいから早く寝ろ、と命じたのでした。
そして森の中にいる李信軍の歩兵部隊は相も変わらず苦戦を強いられていて、防錆一方の状態だったのです。
河了貂は武将達から、敵が思っている以上にいた、ひょっとしたらこっちにも増援を送っている、との報告を受け、趙軍は自分達の歩兵部隊の調子の悪さを分かっているから森の中へと誘い込んだんだ、と思いながら采配を振るいます。
しかし、それでも劣勢のままであり、趙軍は李信軍の歩兵部隊の倍以上の数で一気に殲滅しようと動き出しました。
そんな中、再び戦場で、トーンタンタン、という言葉が響き渡ったのです。
そして上空からターバンを巻いている人物が姿を現し、刀を振るって趙軍を次々と斬っていき、李信軍はただ黙ってみていました。
目に見えぬスピードで動きながら的確に趙軍の兵士の首や足を切断していくターバンを巻いている人物。
やがて周囲にいる趙軍の兵士を全て殲滅したターバンを巻いている人物は、李信軍だよな、と聞くと皆は頷いたので、さっさと羌瘣の元へ案内しろ、可愛い後輩が会いに来たってな、と言うのでした。

キングダム663話の感想と考察
やはり歩兵部隊は苦戦を強いられていますね。
先の趙軍との戦いで褒美を得て、新たな兵士を得たけどまだ練度が大した事がないので指揮官が優秀でも、兵士は思うようには動かないのだと思いますね。
それにただでさえ苦戦を強いられているのに、中々身動きが取りにくい森の中で戦うのはハードルが高いでしょうね。
森の中だったら相手も伏兵を使って攪乱したり、森の中の進軍をてこずっている間に弓矢を射かけたりする事が出来ますから、ただでさえ現状大した事ないとされている李信隊の歩兵部隊はなおの事苦戦してしまうのでしょうね。
趙軍も少しずつ兵の数を増やしていますが、新たな戦力を得て勢いに乗っている楽華軍や玉鳳軍に引き換え、苦戦を強いられている李信軍を何とかダメージを与えれば、勝てる好機を得られるのだと思っているのだと思います。
そんな中、現れた人物は一体何者なのか、気になるところですね。
次回は颯爽と現れた人物の名前と目的が明らかになるのではないでしょうか。
現れた人物は羌瘣と同じような声をしていて、しかも羌瘣の後輩と言っていたので、伝説の刺客一族「蚩尤」の一員なのだと思います。
それに趙軍をあっという間に蹴散らし、李信軍だと知ると羌瘣の元に連れていけと言っていたので、もしかしたら味方になるためと羌瘣を元の状態に戻すために来たのではないでしょうか。
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