2020年11月26日発売の週刊ヤングジャンプ2020年52号で、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』199話が掲載されました。
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜199話は、お泊り会の後、かぐやは御行に伝えたいことがあると言い、御行は早く教えてほしいとせかしたのです。
かぐやはもっと早く言わなければいけなかったと言いつつ、自分はスタンフォード大学への出願を取り下げたと伝えると、御行は驚きを隠せなかったのであります。
果たして、かぐやが出願を取り下げた理由は何なのでしょうか。
本記事では、かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜199話『夢』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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かぐや様は告らせたい199話のあらすじネタバレ
お泊り会を終えたかぐやは、話したい事がある、と言って御行と共に大きなビルへと向かいます。
人がかぐやと御行しかいない場所へと行くと、痺れを切らしたのか御行は、言わないといけない事とは何だ、と聞いたのです。
対するかぐやは、もっと早く言えば良かった、と言いつつ、自分はスタンフォード大学への出願を取り下げた、と言いました。
その事に衝撃を受けている御行だったがすぐに持ち直して、理由を聞いてもいいか、と聞くとかぐやは、この事は早坂には言わないでほしい、と言って話し始めたのです。
時はお泊り会よりも前に遡ります。
かぐやは長兄である黄光に呼ばれていて、かぐやは、本日はどのようなご用件なのか、と聞くと黄光は、大した要件ではないが雲鷹とひと悶着あったと聞いて可愛いかぐやが危険な目に遭ったんじゃないかと心配でな、と言ったのです。
かぐやは、黄光が案じているような事は一切ない、と言いますが黄光は、早坂は自分の持ち駒であり、早坂の事でこのような事態になったのなら自分の監督不行き届きだし、早坂の扱いを決めるのは自分自身だ、と言います。
かぐやは表情を曇らせながら、早坂は四宮家から離れる意思があるから手出ししないでほしい、と言うと黄光は、何も取り上げるような事はしないし、早坂がかぐやの傍におけるように手を回す、と言いますがそうではないと思っているのかかぐやは心の中で軽蔑していたのです。
続けて黄光は話題をかぐやがスタンフォード大学に進学している事に切り替え、その事に関しては兄として誇りに思うが、そんな大学に行ったら嫁の貰い手が無くなるし、自分がちゃんとした相手を選ぶから行くのはやめろ、と言います。
更に、結婚は女の幸せであり、みすみすそれを逃がすような真似をするのなら止めるのが筋だ、と黄光は言うとかぐやは心の中で、家父長制の象徴、女を道具して扱い、世の中を男が一番だと考えてやまない封建制度の権化であり、旧時代の人間、昭和の遺物、と散々に吐き捨てていたのです。
しかし、大学に受かるために頑張ったのだから早坂の事はかぐやに任せるし、他の男性と付き合っている事に関しても特に口を出すような真似はしないから、どのような判断をすればいいか分かるだろう、と黄光はかぐやに言いました。
現在に至り、かぐやは御行に対し、完全にしてやられたし、自分の弱みは完全に握られていて、このままでは道具として扱われる、と言い、話を聞いていた御行は、今でもそんな家があるんだな、と答えたのです。
対するかぐやは、ごく普通にあるし、黄光が後を継ぐような事になれば、自分に自由はないから自分自身の未来をこの手で掴むためには力をつけるしかなく、それ故に自分は四宮家に残るからアメリカには行けない、と言いました。
それを聞いた御行は、別に自分がやりたい事はアメリカでなくてもいいから自分もアメリカには行かないし、日本に残って傍にいる、と言ったのです。
しかしかぐやは涙目で、馬鹿な事を言わないで、と言うと続けて、御行の父親の会社は悪い人に騙し取られたせいで一家は離散し、御行は会社を取り戻すために一流の大学へ行って経済を学ぶのだと父親から聞いている、と言いました。
続けて、父親の会社を騙し取ったのは四宮家のも知っているし、父親はその事を知りながら自分に対して優しくしてくれる、と言いつつ、どうして自分の家とこうも違うのか、と言うかぐや。
そしてかぐやは、今の自分は四宮家と縁を切り、御行と一緒にいる事が夢だから約束を守れずすみません、と言うと、今は夢のために少し違う道を歩まないか、と言いました。
かぐや様は告らせたい199話の感想と考察
重要な話があると言っていたので、別れる事になるのだと思いましたが、まさか大学の取り下げだったとは驚きましたね。
以前、かぐやは雲鷹は上の兄達に比べれば善人だと言っていましたが、まさにその通りでしたね。
長兄の黄光は言葉だけで捉えるとそれなりに寛容な態度を示してしましたが、遠回しに大学の出願を取り下げないと早坂や御行に対して何をするか分からないぞと脅している感じがしました。
両方とも大事だと思っているかぐやは、自分の事で2人に迷惑がかかっては困ると考えて受け入れたのでしょうね。
そしてかぐやは自分が四宮家の娘である事を御行の父親が知っていて、父親はそれを知りつつも優しくしていると言っていましたが、恐らく父親は会社を騙し取っていった四宮家の人間とは違うのではないかと感じたのではないでしょうか。
御行が初めて出会った時のかぐやだったら、騙し取られた事を思いだして嫌悪してかもしれません。
しかし、父親が出会った時のかぐやは冷静であるものの、御行の事になると感情的になってしまう何処にでもいる女の子だと感じ、優しく接していたのでしょうね。
暫くの間、別の道を進もうと言っていましたが、多分御行がアメリカへと留学する後の事だと思います。
現状、かぐやはまだ高校生なのでまだ見合い話はしないだろうし、黄光も取りあえず容認しているので、高校生であるうちは付き合っていく事になるのでしょう。
そして御行がスタンフォード大学へと進学し、かぐやは四宮家に残って力をつけるのだと思います。
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