2020年11月16日発売の週刊ヤングマガジン2020年51号で、『サタノファニ』151話が掲載されました。
サタノファニ151話は、若本の言葉を受けて覚醒したカチュアは、同じく言葉の影響を受けた斯波が友坂にぶつかった隙を突き、右腕から飛び出ていた骨を使って木場を始末する事に成功しました。
この光景を見た友坂は驚きを隠せないような表情をしながら、心の中で催淫剤が効いているとはいえ異常だと感じており、それは若本も同じでした。
果たして、骨が飛び出ている状態とはいえ覚醒したカチュアは友坂相手に勝つ事が出来るのでしょうか。
本記事では、サタノファニ151話『チカチーロ100%』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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サタノファニ151話のあらすじネタバレ
覚醒したカチュアの手によって木場はやられてしまい、友坂は驚きながら、何を使ったのか、武器は全て取り上げたはずなのに、と言ってカチュアを見るとへし折った腕から飛び出た骨によるものだと察します。
痛み止めが効いているとはいえ異常だし、何事なのか、と友坂は思っていて、若本も目を見開きながら驚いており、カチュアの雰囲気が変わった、と思っていました。
その様子をカメラを通じて女医に仕える医者が見ていて、状況を報告すると女医は、ここに来て彼女が完成するとは意外だ、と呟いたのです。
医者こと秋津は女医に対し、100%発火したメデューサとはダーキニーとどう違うのか、殺人鬼の人格に乗っ取られるのは同じではないのか、と質問します。
女医は、いい質問だ、と言いつつ、ダーキニーは元の人格を消し去ると共にプログラムされた殺人鬼の人格を刷り込み、殺人鬼そのものと言っていい仕上がりになっている、と言います。
続けて、メデューサはミラーニューロンを利用してプログラムされた殺人鬼の体験を追体験させたものであり、メデューサの発火領域100%は殺人鬼そのものになるのではなく、完全に融合し、殺人鬼の能力とパーソナリティを取り込んだハイブリットだ、と言ったのです。
友坂はまず邪魔をした斯波を痛めつけ始め、その間にカチュアが突撃していきます。
しかし、斯波を痛めつけたのはカチュアを引き寄せるための罠であり、友坂はカチュアの攻撃を回避すると左腕を蹴ると共に左腕の骨もへし折ったのです。
友坂は、このボディは諜報部員であり格闘術の嗜みもあるからカチュアが勝つ可能性は0%だ、と言い放ちます。
しかし、カチュアは友坂の言葉を無視してカプセルの中に閉じ込められている女性の首を見つめていたのです。
友坂は、彼女達はケネス・ビアンキとアンジェロ・ヴォーノと言う元メデューサであり、中々手強かったが始末した、と言うと、カチュアも彼女達の仲間になる、と言って電気を纏う警棒を手にしていました。
しかし、カチュアは恐れるどころか笑っていて、その笑みを見た友坂は心の中で、まるで猛獣の檻にいる気分だ、と思っていたのです。
そしてカチュアは笑いながら突撃していき、友坂が振るう警棒に噛みつき、友坂は電気を放つもカチュアには全然効いていませんでした。
カチュアのマーダーモデルであるチカチーロはただの殺人鬼ではなく、始末した遺体の肉を食った捕食者でもありました。
友坂を睨みつけて怯ませたカチュアはこの隙を突いて飛び出ている骨による一突きを友坂に浴びせ、彼女は倒れこむと、この俺によくもこんな、と乱暴な口調に変貌しました。
そんなの気にしないカチュアは大きな口を開けて友坂の首に噛みつき、このまま噛み切ろうとしていました。
もがいても抜け出せず、口から血を吐く友坂はカチュアの左目に指を入れて抉り取ろうとするがカチュアは痛みよりも獲物を仕留めるという思いが強いのか気にせずに、飛び出た骨による攻撃を叩き込んだのです。
友坂も諦める事なく警棒による攻撃をカチュアに叩き込みました。
サタノファニ151話の感想と考察
女医はカチュアが覚醒していた事に驚いている様子でしたが、彼女の反応から察するに別の人物が覚醒すると思っていたらカチュアが予想外の覚醒をしたから驚いたのでしょうね。
覚醒したカチュアは完全に獣そのものであり、電気を浴びせられても目を抉られようとしていても気にも留めなかったので獲物を始末すると言う欲求が痛みより上なのかもしれませんね。
それに女医はメデューサとダーキニーの違いについて説明していましたが、説明から察するにダーキニーは手間をかけずに簡単に作れる殺人鬼の模倣であり、メデューサは時間こそかかるが実戦経験を積んでいく事で強くて残虐な殺人鬼になれると言う事なのでしょうね。
相性の問題もあると思いますが、この事からメデューサの方がダーキニーよりも強いのでしょうね。
次回は、友坂とカチュアの戦いに決着がつくのではないかと思います。
覚醒したカチュアは例え、腕を千切っても両目を抉り取られても命がある限り、噛みつきを決してやめない筈です。
友坂もただやられるだけでなく、何とか反撃の糸口を掴みたいと思いますので反撃をするのをやめないでしょうね。
それ故にこの勝負はどちらが先に音を上げるかにかかっているのではないかなと思います。
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