2020年11月2日発売の週刊少年ジャンプ2020年48号で、『ブラッククローバー』270話が掲載されました。
ブラッククローバー270話は、リーベに一撃を叩き込んで勝利したアスタ。
その事によって従魔の儀の準備が整い、ナハトはアスタはリーベと完全優位の契約を結べ、力を自由自在に使いこなせると言い、ただ自分に従えと念じる事さえすれば悪魔は使い魔としてアスタに力を貸してくれると言います。
話を聞いたアスタはリーベに対して自分と友達になろうと言ったので、リーベは呆気にとられたのです。
果たして、アスタの真意は何なのでしょうか。
本記事では、ブラッククローバー270話『二人』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ブラッククローバー270話のあらすじネタバレ
リーベの攻撃を掻い潜ったアスタは一撃を叩き込むと刀の切っ先を向けながら、自分の勝ちだ、と言います。
その言葉を聞いていたリーベは体を震わせており、そして地面から黒色の鎖が出てきて、リーベの首を絞めて跪かせました。
ここまでずっと見守ってきたナハトは、これで従魔の儀の準備は整い、アスタはリーベと完全優位に契約を結べ、それによってリーベをアスタに従わせて力を自由自在に使える、と言ったのです。
続けて、この儀では悪魔に拒否権は無く、自分に従えと念じれば、リーベは全ての命令を守り、規律を遵守する使い魔として力になり、それこそがアスタが選ぶ最強への道だ、と言うリーベ。
アスタは暫く黙っていて、何か閃いたのかリーベに対して、自分と友達になろう、と言ったのでそう言われるとは思っていなかったのか、リーベは唖然としていました。
アスタはリーベに、友達ってのは対等な相手として接する、と説明し始めたのでナハトは念のための確認と言わんばかりに、リーベと対等な契約を結ぶつもりか、と聞くとアスタは大きな声で、はい、と言ったのです。
続けてアスタは、戦う前に言った、と前置きしつつ、自分がここまで戦ってこられたのはリーベのおかげであり、しかもずっと一緒にいたのに自分はリーベの事を何一つ知らなかったから、リーベの事をもっと知りたいと考えて友達から始めたい、と言います。
話を聞いたナハトは目を見開き、鋭い眼光を放ちながら、リーベが素直にアスタに言う事を聞くと決まったわけじゃないし、そんな契約ではメリットは何一つない、と言います。
対するアスタは、リーベはそもそも本気で戦ってこなかったし、攻撃の中でブレーキをかけていた、と言いながらリーベに近づくと、リーベはむやみやたらに人を始末出来るわけじゃなく、誰かのために憎んだり悲しんだり出来るから分かり合えるし、対等でいたいからこれは友儀だ、と言ったのです。
そしてナハトの周囲にナハトに従っている悪魔が4体出てきて、その内の1体が、アスタは馬鹿だ、と言うとナハトは、そうだな、と呟きます。
その間にアスタは、やっつけたい相手は同じみたいだし、それなら自分達2人で倒そう、と言ってリーベに手を差し伸べたのです。
リーベは、やっぱりアスタは馬鹿だ、と言うと、アスタは、名前は何て言うんだ、と聞いてきたのでリーベはリチタと一緒にいた事を思い出します。
当時、名前が無かったリーベはリチタに名付けてもらったのです。
名前を付けた際のリチタの表情とアスタの表情から、アスタはやはりリチタの子供だ、と心の中で察しつつ、リーベだ、と言ってアスタの手を掴みました。
これによって契約が済み、失っていたアスタの右腕も黒い状態ながら元に戻っていたのです。
ナハトは、前代未聞の契約だし、ここまで愚かだったとは、と呆れながら言いつつ、アスタは正しい、と言います。
続けて、正しい人間が報われるとは限れないから強くなれ、と言って悪魔と融合したのです。
そしてナハトは、これからが修行の本番であり、アスタはリーベと共に自分を倒せ、と言いました。

ブラッククローバー270話の感想と考察
悪魔であるリーベと友達になろうとするのは、如何にもアスタらしいなと思いましたね。
ナハトが言うように一応勝利したとはいえ、リーベが100%言う事を聞くとは限らないし、土壇場で裏切る可能性も大いにあると思いますが、アスタは戦いの中でリーベは悪い奴ではないと察したみたいでしたね。
悪魔は誰も彼も自分勝手な者達ばかりだから、ナハトもダークトライアドの面々も従わせるような契約を結んだので、リーベもそうなるんだろうなと思っていたところに友達から始めようと言ったアスタにびっくりしていましたね。
リーベはアスタがリチタの子供だと察していましたが、きっと外見だけじゃなくて悪魔に物怖じしないところも似ていると感じたんじゃないかなと思いました。
次回は、アスタはリーベと共にナハトと戦う事になるのではないでしょうか。
リーベと契約を結んだものの、まだそれでも力をすぐさま発揮させる事は出来ないと思います。
これまではリーベから漏れていた力をアスタが使っていたに過ぎないので、今度はアスタ自身の意志でリーベの力をフルに使えるように訓練をするのではないでしょうか。
そのためにも味方側で唯一悪魔の力について詳しいナハトと戦いつつ、悪魔の力の使い方と自らの実力アップを図っていくのだと思います。
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