2020年2月5日発売の週刊少年マガジン2020年10号で、『ダイヤのA act2』200話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』200話は、準々決勝の稲実と成孔は、稲実打線が追加点を取って10対0にし、成宮が8回裏を抑える事で8回コールドで勝つ事に成功したのです。
試合を見ていた沢村は、同じ背番号をつけているからこそ改めて成宮の凄さを理解しました。
続けて沢村達は第2試合である市大と仙泉の試合を見に行くと、仙泉のエースの真木が高い長身を生かしたストレートやカーブで市大打線を圧倒していたのです。
市大打線はバットを短くして対応しようとしますが、この策は成功するのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』200話『その背中』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 200話のあらすじネタバレ
8回表、稲実の攻撃は神谷が塁に出ている時に白河がヒットを打ったので、神谷は自慢の俊足で本塁に帰りました。
続く3番バッターがヒットで塁に出ると、山岡がスリーランホームランを打ってこの回に一挙4点をもぎ取ったのです。
8回裏、ツーアウトながらランナーを背負っている状態の成宮に立ち塞がるのは長田でありました。
一発打てば相手に勢いづくであろうこの場面、成宮は圧倒的なピッチングで長田を追い詰め、ベンチからも長田を応援する声が響くのです。
最後に投げる球が決まったので成宮は、その球を投げます。
投げた球はチェンジアップであり、長田は空振り三振に終わってしまったので稲実が8回コールド勝ちでベスト4へと勝ち進んだのです。
この試合での成宮は8回6安打1四球で、ランナーを出しても要所を締めたので無失点でありました。
しかも成孔の要である4番長田を4打数3三振に抑える圧倒的な投球をしたのです。
俺が打っていれば流れが変わったかもしれないと言わんばかりに悔し涙を流す長田に枡は長田が打てなかったら諦めが付くと、自身も泣いている状態で励ました。
そんな中、成宮は長田に声をかけ、長田との勝負はスリリングで燃えたからまた戦おうと言い、長田は心の中で必ずまたと呟いたのです。
今日投げた小川も号泣しており、枡にもっと動画を見て学んでハイブリッドでイノベイティブな投手になると宣言します。
しかし、枡からは練習見ているだけで野球は上手くならないと、まずは小川自身が練習に出て身体を動かせと言われてしまうのです。
続けて泣くほど練習したのかと聞くと、小川はしたと答えます。
そしてそれなら何でエースナンバーを貰えず先発も任せてもらってないんだと、野球に真剣に向き合わない奴を誰も信用しないと諫言する枡。
しかし、小川はそれを愛の鞭だと捉えていたのです。
その頃、稲実サイドでは多田野が成宮に新しいカットボールが良かったと褒めると、成宮はもっとスピードを上げたいと言いつつ前半からフルスロットルだから疲れたと口にします。
その背中を見て多田野は常に結果でチームを引っ張る成宮はどれ程の期待と理想を背負っているのだと、自分は少しでも力になれているのかと思っていると気づかないうちに泣いていたのです。
観客席で見ていた奥村と渡辺は成宮が投げていたカットボールは天久の球と同じ物だと言います。
沢村はこの試合での成宮の存在感、立ち振る舞い、配球をこの目で見て成宮の凄さがより深く理解できたと心の中で思っていたのです。
第2試合の市大と仙泉では仙泉の真木は長身を生かしてのストレートや変化球を武器に市大打線を圧倒していました。
こちらも観戦するために沢村達はやって来て、奥村は真木を相手に市大打線がどう対抗するのかが見ものだと言ったのです。
対して市大打線は自分達の目の前に立ち塞がる大巨人の真木を確実に攻略するために、田原監督の指示でバットを短く構えて対抗しようとしていました。
ダイヤのA act2 200話の感想と考察
今回の話で、成宮が更に手強くなってきましたね。
打線の方は去年の主力が残っているのでただでさえ厄介ですが、ここに来て成宮が更に進化しているのがより厄介です。
彼は去年スライダー、フォークに加えてチェンジアップを身に着け、日本代表としてアメリカ打線と戦った際はチェンジアップのキレや変化が大きくなっていました。
今回の試合ではカットボールも身に着けていましたので、より手強くなったと言えるのでしょう。
次回は市大打線の反撃が始まるのではないかと思われます。
バットを短く持ったという事は、相手の投手が真田クラスであると認識しての最善の策であり、バットに当てやすく出来る打法でもありますので真木相手には最適だと思われるでしょう。
それに仙泉を撃破すれば、次は青道高校と試合をすることになります。
彼らとは春の大会で1年前の借りを返しましたが、夏の大会と秋の大会ではあと少しで戦えるところで薬師に邪魔されて戦えませんでした。
それ故に甲子園をかけて青道と戦ったことはここ最近ありませんので、絶対に勝ちあがって戦おうとする気概があるのではないかと思います。
なので絶対に勝ちあがるという強い気持ちをもって、反撃をしてくるのではないでしょうか。
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