2020年1月9日発売の週刊ヤングジャンプ2020年6・7合併号で、『ゴールデンカムイ』226話が掲載されました。
ゴールデンカムイ226話は、鶴見に見初められていた宇佐美には高木と言う知人がおり、一緒に良く柔道の稽古をしていましたが高木は宇佐美には勝てませんでした。
稽古が終わった後、高木からもう少しやろうと言われたのだが宇佐美は断ります。
しかし、高木が近々東京へと行く事になったのを知ると土手であるがそこで勝負をすることになったのです。
宇佐美が高木を捻じ伏せると共に思いっきり喉を踏みつけたので、一体どうしてそんな事をしたのでしょうか。
本記事では、ゴールデンカムイ226話『聖地』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ゴールデンカムイ226話のあらすじネタバレ
杉元達は偶々リュウによく似た犬を見つけていました。
アシリパがアイヌ犬はとても勇敢で飼い主への忠誠心は高いが、その反面嫉妬深くて気性が荒い一面があると言うと、ある話を始めるのです。
和人がアイヌ犬を飼育していて、和人はよく可愛がっていたがある日ある事情で犬を叱って一人で狩りに行って、帰ってきたらその犬は飼育していた鶏を全部始末していたという話があったのだと言うアシリパ。
聞いていた白石は人も同じ愛ゆえに嫉妬するのだと語るのです。
そして過去に遡り、鶴見は14歳の宇佐美に会い、彼から家の手伝いがあったけど稽古がない日も道場に来てしまうのだと言います。
その理由は道場は自分達の聖地だからです。
時は更に2年前に遡り、宇佐美は家族に道場での話をして盛り上がっていました。
そして鶴見に見いだされた事も話したのです。
ある日、鶴見は田んぼにある水車を足で漕いでおり、一息つくとかなりの重労働だと宇佐美に言います。
宇佐美はこの一帯は低地なので足踏み水車で排水しなければいけないと言うと、高木がやって来たのです。
鶴見は父親は元気かと聞くと、高木は元気よく返事をしました。
別の日、高木は宇佐美に稽古が終わった今日は自分の家に泊まって翌日学校へ行こうと言い、続いて今日は鶴見がやって来ると耳打ちしたのです。
俄然元気になった宇佐美は道場へと向かい、稽古に励みます。
道場では高木と宇佐美は鶴見に対して自分と乱取りをしてほしいと言いながら彼の手を引っ張り、鶴見は弱ったなと困ったように笑っていたのです。
雪道を歩きながら鶴見は宇佐美に道場へは卒業後も通えるのかと聞くと、彼は野良仕事の手伝いもしないといけないので分からないと返します。
鶴見は同世代で敵なしでいずれ自分を超えるのだから出来るだけ続けるように言うと、自分は朝鮮の問題で道場へと行きにくくなると言って去ったのです。
春になり、高木は宇佐美を相手に道場で稽古をしていましたが負けてしまいます。
一旦お礼を言った後、高木はもうひと勝負を頼むも宇佐美は帰ろうとしていたのです。
それでも勝負を頼む高木だったが、宇佐美は断って帰りました。
断られた高木は道場で体育座りをしており、やって来た鶴見に自分は道場に通うのが今日で最後なのに一度も勝つことが出来なかったと愚痴ったのです。
そして鶴見の後押しを受けた高木は待っていた宇佐美に卒業後は東京に行くから今日で稽古をするのは最後だとはっきり告げました。
宇佐美は既にその事を知っており、本当はやりたくないけど少しならいいよと言ったのです。
道場には入れないから広い場所で勝負をするように言う鶴見。
彼が見守る中で2人は勝負を始め、高木は今日勝てば東京でも頑張れると思いながらやるも結果負けてしまいます。
しかし、まだ勝負を捨てておらず立とうとしますが宇佐美は何故か憤怒のような表情をしながら足の踵の部分で高木の喉を蹴ったのです。
この事には鶴見も唖然としており、高木は苦しんでいました。
ゴールデンカムイ226話の感想と考察
最初の話で杉元達がアイヌ犬の話をしており、それが何なのかと思っていましたが最後まで読んでいくうちにまるで宇佐美の事を指しているのではないかと思いました。
宇佐美は高木とは友人と言える関係で、いつも学校へ一緒に通い、一緒に稽古をし、鶴見の事も慕っていたのです。
しかし、卒業後に明暗が分かれてしまいます。
宇佐美は両親の都合もあって道場に通う事が難しくなり、高木の方は東京へと向かう事になったのです。
一人でいい場所に行くのだから宇佐美は間違いなく彼に嫉妬したのではないでしょうか。
それ故に最後の勝負で高木を捻じ伏せて、彼の喉を憤怒の表情をして潰そうとしたのだと思います。
次回は鶴見が宇佐美に何故高木にこんな事をしていたのかについて理由を述べさせようとするのではないでしょうか。
思いっきり踵落としも同然の蹴りを喉に喰らい、思いっきり硬直しましたので良くて喉を負傷して喋れなくなり、最悪命を落とす可能性があります。
どちらにせよ只じゃ済みませんし、取り返しのつかない事態になる事は必定です。
鶴見もこの場にいた事から下手すれば止めなかった等と言われなき批判を喰らう恐れがありますので、このような真似をした宇佐美に事情を聞くのではないかと思います。
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