2020年10月17日発売の週刊少年ジャンプ2020年46号で、『ブラッククローバー』268話が掲載されました。
ブラッククローバー268話は、悪魔は冥府で生まれ、悪魔の間では生まれたと同時に序列が生まれ、上の者が下の者を虐げる事はざらにあったのです。
特にアスタに力を貸していた悪魔は魔力を持たなかったので、常に標的にされて虐められていました。
そして上級悪魔は虫の居所が悪いと言う理由で、悪魔を外の世界へと追い出したのです。
人間の世界へとやって来た悪魔だったが、人間達が恐れられ、忌み嫌われる毎日を送り、命を落とす寸前のところをリチアに助けられました。
果たして、助けた理由は何なのでしょうか。
本記事では、ブラッククローバー268話『悪魔』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ブラッククローバー268話のあらすじネタバレ
悪魔は冥府で生まれ、生まれた時から序列が決まっていて、それが覆る事は決してありませんでした。
冥府の中は何もないため、上の者は退屈を紛らわすために下の者を虐め、下の者は下の者を虐めていました。
そしてアスタに力を貸していた悪魔は、魔力を持たなかったので紛れもなく最下位であり、虐めの標的にされていました。
そんな退屈な冥府にいる悪魔達は、人間を弄ぶ事こそ至上の悦楽であり、誰もが人間の世界に行きたがっていたのです。
そんなある日、悪魔は虫の居所が悪かった上位悪魔の手によって、冥府の門へと投げられてそれによって悪魔は人間の世界へと飛ばされました。
魔力がなく、多くの悪魔達に虐められてきた悪魔は人間に対して特に何の感情も抱かなかったが、人間達は悪魔を恐れて忌み嫌われ、追われる羽目になってしまったのです。
逃げ続けた結果、体が動かなくなり、命を落とす寸前にまで来ていました。
そして目を覚ますと一人の女性がいて、女性は、自分はリチタだ、と名乗りました。
リチタは、自分の魔法は魔が宿っていないものを別のものに出し入れする事が出来、この魔法で悪魔を運んだ、と説明しつつ、五つ葉の魔導書を拾ったら本当に悪魔に会うなんて、と言ったのです。
悪魔は、自分が怖くないのか、と言うとリチタは、怖くない、と言いつつ、忌み嫌われ具合なら自分も負けてない、と言うと蛇が近づいてきます。
そうしたら蛇は生命力を奪われ、リチタは、自分は近くにいる者の魔力や生命力を奪う体だからここで住んでいる、と言ったのです。
そして悪魔に対して、子供になれ、と言うリチタ。
それからリチタは悪魔と共に遊んだり、釣りをしたり、一緒にご飯を食べたり、落ち葉を巻き上げたり、お風呂に入ったり、雪だるまを作ったり、一緒に寝たりしたのです。
そんな中、リチタは悪魔否リーベに対し、悪魔だからって絶対悪いと決まっていないし、リーベは自分を一人ぼっちの苦しみから救ったから悪い奴じゃない、と言いました。
救われる思いを抱いたリーベでしたが、突如として苦しみだし、リチタが様子を見に近づきます。
今のリーベは最上級悪魔であるルチフェロに体を乗っ取られている状態であり、暇潰しに人間の世界を探っていたら見つけた、と言います。
ルチフェロは、リーベを利用して人間の世界に顕現する方法を探す、と言いますがリチタがそれを阻止しようとしていたので、魔力を吸い取ろうとしたのです。
しかし、一度子供を捨ててしまっている事があるリチタは離そうとしないので、ルチフェロはリーベの腕を使って彼女の体を貫かされるが、それでもリチタは離さずにルチフェロを追い出したのです。
リチタは残された力を振り絞って、リーベを五つ葉の魔導書に封じ込める、今度出てくるときはきっと強くなっている、と言うと最後に、生きてね、自分の愛する息子、と涙ながらに言いました。
リーベは、母さん、と言って五つ葉の魔導書に中に封印されたのです。
そして現在に至り、過去の事を鮮明に覚えているリーベは、悪魔はどいつもこいつもクズだから、例えアスタの体を奪ってでも全て始末する、と言いました。

ブラッククローバー268話の感想と考察
今回の話で、アスタに力を貸していた悪魔であるリーベの過去の事が明らかになりましたね。
ダークトライアドのダンテと契約している悪魔であるルチフェロとは何らかの因縁があるとは思っていましたが、リーベの面倒を見てくれた女性であるリチタの仇のようでしたね。
しかし、ルチフェロはダンテにリーベの事を尋ねたら特に覚えていなかったみたいでしたが、今回の話で出た悪魔の序列から察するに覚えてなかったというより下級悪魔は数多くいるから、覚えていないし、それ以前に覚える気もなかったのかもしれませんね。
リチタはリーベを助ける際に、子供を籠の中に入れて地面に置いたシーンがあったので、それを踏まえるとリーベの事は捨てた子供の代わりとして面倒を見ていたという事なのでしょうね。
そして封印された後のリーベは力を蓄えながら、ルチフェロに対する激しい怒りと憎しみ、リチタを失った悲しみ、操られていたとはいえリチタに致命傷を与えてしまった事への罪悪感に包まれていたのでしょうね。
その間にリーベはルチフェロに対抗するために自力で反魔法を身に着けたけど、殆どの人間は魔力を持っているので使えない者が多かったのでしょう。
そして、唯一魔力を持たないアスタが魔導書を手に入れたという流れなのかなと思いますね。
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