『高嶺のハナさん』は2018年から週刊漫画ゴラクにて連載のムラタコウジ先生による人気漫画です。
46~49話では、高嶺と弱木の二人きりで行ってきたCOPのプレゼンも無事に終わり、お互いに好きという気持ちが伝わった二人の恋の行方はどうなるのでしょうか。
本記事では、『高嶺のハナさん』46~49話のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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高嶺のハナさん46~49話のあらすじネタバレ
46話「終電後」
お互いが気持ちを伝え合い、その気持ちは届いたものの、終電を逃してしまった二人。
弱木は徒歩2時間の帰路を歩いて帰ることになりました。
歩き始めた弱木の足はすぐに止まり、高嶺を見つめます。
そして、翌日に控えたCOPのプレゼンが終わった後、少し時間をくださいと言いました。
その意図がわからず、高嶺に困惑を与えたまま弱木は帰りました。
一人ぽつんと残された高嶺は、そばにあったベンチにもたれ掛かり弱木に好きと伝えたことを再確認しました。
弱木も好きと言ってくれたものの、これからどうすれば良いかわかりません。
お互いに好きと伝え合ったことにより、既に付き合ったということになるのか、まだ明言はされていないから違うのか高嶺には経験が無く判断が出来ませんでした。
この状況は一体なんなのかと悩んでいると、タクシーにクラクションを鳴らされ、乗ることにしました。
そして、弱木が言い残したCOPの後に一体何が待っているのか気になって仕方ない高嶺でした。
47話「プレゼン当日」
COP(クールジャパン・オカシ・プロジェクト)のプレゼン当日になりました。
このプレゼンの後に一体何が待っているのか、高嶺にはプレゼンどころではありませんでしたが、弱木の頑張りましょうという言葉によって、しっかり仕事モードに切り替わります。
二人がプレゼンするのは米粉で作った五輪の形をしたドーナツで、抹茶やきなこ、梅といった味を使用して五輪の色も表現したものです。
パッケージも竹の皮のようでおにぎりを連想させるという、日本らしさを徹底的にアピールしたものでした。
商品の説明を終え、コンセプトの説明を弱木に任せる高嶺でしたが、
弱木は読むところを見失ってしまいました。
焦った弱木は、ドーナツは美味しいので人気が出ると思いましたと言い、場内を唖然とさせます。
小学生の感想文と揶揄されましたが、高嶺はその発言を武器に切り返します。
今回の商品は、小学生のような男だからこその真っ直ぐな心や発想の純粋さが無ければ生まれなかったと言います。
持ち直した弱木はプレゼンした『ゴリングのおすそ和け』を、日本の優しさと心で出来た究極のお菓子ですと言い、二人のプレゼンは拍手の中で無事に終わることが出来ました。
笑顔でハイタッチしたものの、二人きりの仕事もこれで終了となってしまいました。
48話「弱木との約束」
プレゼンが無事に終わった事によって、勢い余ってハイタッチしたことを冷静になってみれば恥ずかしがる高嶺。
いつもは可愛いと思っていた弱木も、最後を決めたプレゼンの場ではかっこよかったと、高嶺は思いました。
そして、COPが終わったこの後には一体何があるのか、高嶺の緊張はまだ続きます。
書類の整理も終えたところで、弱木は切り出しました。
COPが上手く行ってよかったのは、高嶺のおかげだと弱木は言いました。
昨晩好きと言ってもらえたことはビックリしたし嬉しかったと言い、布団に入っても夢か現実かわからないまま朝を迎えたという弱木に、口にはしないものの高嶺も同じでした。
しかし、弱木は付き合うことは出来ないと断言しました。
真っ白になり、さよならの文字が浮かぶ高嶺。
弱木はふさわしい男になりますと宣言しますが、高嶺には全く理解出来ませんでした。
49話「二人の居場所」
付き合えないと言いつつ、ふさわしい男になりたいという一見矛盾した発言に、高嶺はその真意が掴めませんでした。
プレゼンの時に、小学生のような発言をした時、高嶺からの助けが無ければ小学生のまま終わっていたと弱木は言います。
急に仕事の話になった上に小学生というワードに、更に高嶺の困惑は増すばかりです。
弱木は入社してから今までに一人で何も為し得ておらず、自分一人で立ち上げた商品もありません。
だから高嶺のようになりたく、ずっと憧れていたと言う弱木。
だからこそ高嶺にふさわしい男になるまで付き合えないと言い、弱木はわがままで本心であると前置きしつつ、高嶺の隣にいたいと言います。
私もと、高嶺も応えて隣に立ちました。
手などつなぐわけも無く、弱木の袖を摘まみながら二人は帰路をともにしました。
小学生レベルの二人の恋は少しだけ進級出来たようです。
高嶺のハナさん46~49話の感想と考察
元々は東京オリンピックに合わせた企画のCOPでしたが、現実世界では延期になった東京オリンピックは作中ではどうなるのでしょうか。
小学生のような発想から生まれたゴリングは、来年のオリンピックが開催されるなら是非コンビニなどで商品化して欲しいです。
それまでに深夜枠でも良いので、アニメよりは実写ドラマ化するなど作品がもっと有名になってくれれば可能性はありそうです。
お互いに好きと伝えて、これは付き合っているのかなんなのかと悩む高嶺でしたが、弱木の方がしっかりした考えを持っていました。
社内のエースと言われている高嶺に対し、憧れを持っている身でありながら何も為し得ていない弱木はどうしても引け目を感じてしまうかもしれません。
だからこそ、お互いに好きとわかりつつも付き合えないと断言するのは凄く勇気の要る事だと思います。
言えば付き合えるのにそうしないというのは、恋的な好きよりも憧れの方が相当に強いのでしょう。
今後、弱木はふさわしい男になれるのか、見守りましょう。
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