2020年9月23日発売の週刊少年マガジン2020年43号で、『ダイヤのA act2』226話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』226話は、スプリット改を友好的に使って三者凡退に抑えた沢村は雄たけびを上げながらベンチへと戻ってきたのです。
試合を見ていたOBの丹波、結城、小湊亮介、クリスは沢村の投球内容を高く評価しており、ブルペンで準備していた降谷はこの投球で沢村も乗ってきそうと言い、奥村も評価していました。
そしてマウンドには天久が上がりますが、立ち上がりは常に不安定であると言われてきていました。
果たして、この試合で弱点ともいえる立ち上がりの弱さを克服できるのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』226話『瞬殺』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 226話のあらすじネタバレ
新球であるスプリット改を使って市大三高の上位打線を三者凡退に抑えたので、沢村は雄たけびを上げながらベンチへと戻ります。
観客席で見ていた丹波は、この回は内野ゴロ3つで球数もわずか6球だから最高のスタートだ、と言います。
結城も、ストレートは一球も無しか、と言い、小湊亮介も、御幸も思い切ったし、今日の沢村はやってくれそう、と期待を込めた言葉を述べたのです。
クリスは口にこそ出さなかったが心の中で、向いている方向が同じなのか息が合っている、と思っていました。
ブルペンで準備していた御幸は、御幸らしいリードだし、これで沢村も乗ってきそう、と言います。
奥村も沢村と渡辺と共に試合を見に行った際、沢村が、当てられるんじゃなくて当てさせる、と言っていたのを思い出すと心の中で、あの時からこのイメージを浮かべていたのか、と思っていたのです。
観客席の渡辺は沢村の事を他の皆に話すと共に、本当に頼もしい、と口にしました。
そして1回裏となり、市大三高ナインが守備位置につき、天久はマウンドへと行きます。
天久は薬師との試合で9回2失点で勝利投手となり、準々決勝では一度も出ずにこの試合に標準を定めていたので、元気が有り余っていたのです。
そして打席には倉持が入り、観客席で見ている門田は、天久はスロースターターだから何とか塁に出てほしい、と言います。
天久も自分の立ち上がりが悪いのは自覚しており、ずっとそのイメージのままだと面白くないからそのイメージを払しょくする、と思って投げます。
対する倉持は、人を見下すようなにやけ顔が気に入らない、と思ってその思いをバットに乗せて振るう事で、打ち返してセンター前へと運んだのです。
バックネット裏で見ていた大和田は天久の球速が151Km/hだったので、初球から大台だったのにそれを一振りで打ち返した、と驚いている様子でした。
峰は、今年の夏の倉持はスイッチヒッターから左打席に専念して打率.438だから好調さを物語るようなバッティングだったと言います。
観客席で見ていた小湊亮介は、まだまだ、これからどう繋げるかだ、と手厳しく言いました。
続いて小湊春市が打席に入り、観客も倉持の足に期待していたのです。
倉持は天久の姿をジッと見ていて、天久の右手にボールが無かったのを確認し、こまめに牽制するタイプじゃないから隙を見て盗塁しよう、と思って大きめのリードを取ります。
しかし、天久が素早く牽制を仕掛けてきて、倉持は面を喰らって戻ることが出来ずに牽制死してしまいました。
観客席で見ていた門田達は驚いており、クリスは、もしかしたら球を持っていない右手を見せて倉持の警戒を解いたのではないか、と言ったのです。
天久は、牽制してこないと言うイメージを持たれるのは嫌だし、そう決めつけられると逆らいたくなる、と心の中で思いつつ、ランナーがいなくなってすっきりしたから沢村が初回から見せてもらったのと同じように惜しみなく投げる、と思って投げます。
小湊春市は、甘く来たら打つ、と思っていましたが曲がりの鋭い変化球に空振りしてしまったのです。
ダイヤのA act2 226話の感想と考察
沢村はこの試合に備えてスプリット改を投げて抑えてきましたが、天久はポテンシャルを生かした投球をしてくるので圧倒的ですね。
それだけではなく、天久は自分自身でも言っていましたが自分はスロースターターだし、牽制をしない事は分かっているのでそれをこの試合で払しょくしてきましたね。
ただでさえ、厄介な投手なのに唯一の弱点ともいえるスロースターターではなくなり、相手を油断させる牽制を仕掛けるようになってしまえば、稲城実業の成宮並みに厄介な投手になりますね。
それでも点を取らないと勝てないので、次の白州や御幸に期待したいところですね。
次回227話は、投手戦になっていくのではないかと思います。
天久はこれまでスロースターターだから付け入る隙がありましたが、それが無いとすると早いうちに得点を得るのは困難を極めるでしょう。
対する沢村の方は、初回にスプリット改を結構投げてきたので市大三高の打撃陣は一旦捨てる事になると思いますが、御幸はその事を見越してコースギリギリにストレートやチェンジアップ、カットボール改を投げると言うリードをしてくるのではないかと思います。
そうなれば市大三高の打撃陣は狙い球を絞る事が出来ず、凡退していくと思いますので投手戦になっていくのではないかと思います。
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