2020年2月3日発売の週刊ヤングマガジン2020年10号で、『テッペン~那須川天心物語~』19話が掲載されました。
テッペン~那須川天心物語~19話は、全国大会前に交わした安藤との再戦を胸に決勝戦まで駆け上がった天心は遂に安藤と対峙します。
試合が始まったと同時に両者共、様子を見る選択を取って中々仕掛けませんでした。
やがて安藤が動いてきて攻撃を仕掛け、天心が彼の攻撃を何とか避けていきながら距離を縮めていきます。
そして天心の伝家の宝刀である胴回し回転蹴りが炸裂しますが、果たして無事に安藤相手に命中したのでしょうか。
本記事では、テッペン~那須川天心物語~19話『決勝戦』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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テッペン~那須川天心物語~19話のあらすじネタバレ
去年、安藤は天心に自分達が戦えるのは来年が最後となるから来年はお互いもっと強くなって絶対に戦おうと言い、天心は大きく返事をして固い握手を交わしました。
それを思い出していた天心は遂にこの日が来たと、今度は絶対に安藤に勝利してテッペンに立つんだと心の中で言っていたのです。
そして小学4年の部決勝戦が開始され、千葉県代表の天心と東京と代表の安藤が向かい合います。
お互いに正面、主審、相手に礼をすると審判の合図と共に試合が開始されたのです。
しかし、試合が開始されたのですが天心と安藤はお互い決して動こうとしません。
観客席で見ている人々は彼らが全く動かない事に疑問を抱いており、他の観客のざわざわしていたのです。
しかし、弘幸だけは動かないんじゃなくて動かないのだと、2人は今お互いに心理戦を展開している事を察していました。
安藤は不用意に前へ出て攻めてしまっては天心に胴回し回転蹴りのチャンスを与えてしまう恐れがあり、あれを喰らったら一溜りもないから封じ込めないといけないと思っていたのです。
対して天心は安藤に確実に勝つためには胴回し回転蹴りしかないと思っていましたが、安藤もこの技を警戒しているとも思っていました。
しかも安藤の事だから一度でも胴回し回転蹴りの軌道を見られでもしたら二度と当たらないと思っており、やるとしてもたった一度のチャンスで決めないといけないと思っていたのです。
しかし、このまま黙って見ていては試合にならないので安藤は前に出る事にしました。
それも自分にとって有利であり、天心にとって攻撃が当たることのない距離から攻撃をしようと少しずつ距離を詰めていくのです。
そして天心との距離がある程度詰めたと同時に、鋭い蹴りを繰り出しますが天心は軽く避けました。
しかし、安藤にとってはこの程度の攻撃は避けられて当然と思っており、それなら胴回し回転蹴りを喰らう覚悟を持って間合いを詰めるのです。
この様子を見ていた観客も盛り上がっていました。
そして安藤は鋭い蹴りを何度も繰り出していきますが、天心は全ての攻撃をギリギリで避けていきますが反撃する事は出来ませんでした。
この様子から観客は安藤にああまで攻勢に出られたら天心も一溜りもないかと思っていました。
実際、天心は安藤の蹴りによって追い詰められていたのです。
そんな中、弘幸は心の中で天心に安藤の圧力に屈するなと、安藤は好き好んで前に出ているのではなく天心によって前に出させられているんだと言います。
続けて安藤が勝負を決めようと前に出れば出る程、天心にとっては胴回し回転蹴りを決める事が出来る絶好のチャンスが訪れる事を忘れるなと心の中で言ったのです。
その声が聞こえたのか、天心はカッと目を見開いて安藤の動きをよく見て回避すると同時に胴回し回転蹴りを繰り出す体勢を取りました。
この光景に安藤、同級生、弘幸は驚いていたのです。
そして会場内にドガッと言う音だけが響きました。
テッペン~那須川天心物語~19話の感想と考察
最初は静かな立ち上がりでしたが、すぐさま激しい戦いになってきましたね。
お互い強いのは分かり切っているので、どう攻めてくるのか様子を伺っていたのでしょう。
天心は安藤の一発一発の攻撃を、安藤は天心の胴回し回転蹴りを警戒していました。
きっと、両者共この勝負は先に動いた方が負けになると思っていたのでしょう。
これでは勝負がつかないので安藤が自分にとって有利な距離から攻撃を仕掛けたのです。
しかし、攻撃を当てようと当てようとした事が安藤の作戦が台無しになり、天心が胴回し回転蹴りを繰り出す絶好の機会になったのではないかと思いましたね。
分かりやすくドガッと言う音が会場内に響いていたという事は、天心の胴回し回転蹴りが命中したと言う事に繋がりますので、この一撃で安藤が崩れ落ちるのかが気になるところです。
次回は勝負が決まったのではないでしょうか。
会場内に響き渡ったドガッと言う音だけ聞く限りですと、天心が勝利したのではないかと思います。
安藤の蹴りを回避したと同時に繰り出しましたので、幾ら安藤と言えど、すぐには避けられないのではないでしょうか。
それに防御しようとも防御出来ない体勢にありましたので、確実に天心の胴回し回転蹴りが命中したと思いますので天心が勝利したと思います。
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