2020年1月20日発売の週刊ヤングマガジン2020年8号で、『テッペン~那須川天心物語~』17話が掲載されました。
テッペン~那須川天心物語~17話は、勝気に流行る藩の強烈な蹴りを回避した天心は胴回し回転蹴りを繰り出して、彼に命中させる事で倒します。
多くの者達はまぐれだと思っていましたが、安藤だけは狙って当てたのを見抜いていたのです。
そして安藤の試合が始まり、彼は以前よりもスピードアップしており、しかも天心と同じ回避技で相手の攻撃をかわしてあっという間に倒しました。
しかし、天心は怖気づく事はありませんでした。
果たして、両者は無事に決勝戦で戦えるのでしょうか。
本記事では、テッペン~那須川天心物語~17話『刮目せよ!』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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テッペン~那須川天心物語~17話のあらすじネタバレ
明らかに天心は通過点だと思っている藩は早々に蹴りをつけようと果敢に攻め、最後に強力な蹴りを繰り出します。
試合を見ていた弘幸は藩がこうも積極的に攻めてきているという事は、天心にとっては最大のチャンスだと心の中で思っていたのです。
その言葉通り、天心は藩の強烈な蹴りを素早い動きで回避し、この事に安藤は来たなと思っているような顔をし、実際に目の当たりにした藩は天心が目の前で消えた事に内心驚きます。
そう驚いている隙に、天心は胴回し回転蹴りを繰り出して藩のおでこの上あたりに命中させ、技を目の当たりにした安藤は目を見開いて驚くのです。
全国クラスの相手に胴回し回転蹴りを当てた事に思わずガッツポーズする弘幸。
不意打ちの一撃を喰らった藩は白目をむいており、静かに崩れ落ちたのです。
これによって天心は一本を取り、この事でこの試合は天心が勝ったという事になりました。
この試合を見ていた者達は駄目もとで繰り出した大技が決まったと、偶然とはいえ藩から一本を取るとはと大盛り上がりでした。
しかし、同時に次も同じ技が成功するとは限らないと、あんな技は狙って当てられるものではないと酷評します。
そんな彼らの言葉を聞いていた安藤は拳を強く握りしめながら、天心は決してまぐれで勝ったわけではないと、胴回し回転蹴りを狙って当てたのだと思っていたのです。
それと同時に彼の表情は非常に強張っていました。
そんな彼の元に天心がやって来て、自分も強くなったんだと言うも安藤は一切返事をせずに天心を素通りして行ったのです。
試合前はあんなに優しく接してくれた安藤の態度の変わりように、天心は内心困惑していました。
そんなこんなでBブロック第一試合が始まり、安藤が戦う体勢を取っていたのです。
この試合を見に来た天心に弘幸はよく見ておけと言いつつ、安藤の成長が今の天心がどう思うかと思っていました。
そして試合が始まると、安藤は相手選手との間合いを瞬時に詰めたのです。
相手選手は面食らいながらも拳を繰り出し、更に蹴りも繰り出すも安藤は相手選手の攻撃を全て回避していきます。
天心はあの時よりもスピードが上がっている事に気づくのです。
安藤はただ相手の攻撃を避けているだけでなく、的確にかつ重い攻撃を叩き込んでいきます。
彼の攻撃を喰らって苦しそうな表情をする相手選手。
天心も安藤の攻撃力が大分上がっている事に気づきます。
攻撃を喰らって苦しい表情をする相手選手は、それでも負けるかと言わんばかりに攻撃を繰り出すも安藤は天心と同じように相手選手の視線から瞬時に避ける回避技で避けたのです。
相手選手は安藤の動きに面を喰らっていると彼の強烈な蹴りを喰らって倒れ、一本を取られました。
これで安藤の勝ちになったのです。
最後まで見ていた天心は武者震いし、去年よりも強い安藤に勝つために決勝戦まで行くと改めて強く思っており、弘幸も怖気づくと思っていたが取り越し苦労だったと安堵していました。
テッペン~那須川天心物語~17話の感想と考察
天心の技が見事に決まりましたね。
元々胴回し回転蹴りは相手に当てれるような技ではないので、安藤を除いた多くの者達は偶然だと思っているみたいなので、天心には決勝戦まで勝ち上がってその評価を覆してほしいです。
それにしても安藤も成長していましたね。
全く成長していないわけではないと思っていましたが、ここまで成長しているとは思っていませんでした。
そんな彼を見て、天心も怯んでいる様子はありませんのでここから一気に頑張ってくれると思います。
次回は一気に決勝戦の話になっていくのではないでしょうか。
安藤は無難に相手を蹴散らして決勝戦まで勝ち上がり、天心は並み居る強豪達相手に臆することなく胴回し回転蹴りを繰り出して勝ち上がっていくと思われます。
天心が決勝戦まで行けば、最初はまぐれだの狙って当ててないだの言っていた者達も、安藤と同じように狙って当てていると思うようになっているでしょう。
そして決勝戦は天心は安藤の攻撃を回避しながら様子を見る腹積もりだと思いますが、今の安藤は全てにおいてパワーアップしていますし、天心の技を見ているので藩みたいに積極的には攻めないと思います。
それ故に決勝戦までに何らかの対策が必要となって来るので、弘幸と入念に打ち合わせして決勝に臨むでしょう。
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