2020年9月16日発売の週刊少年マガジン2020年42号で、『彼女、お借りします』156話が掲載されました。
『彼女、お借りします』156話では、二人で湘南まで来たが海には入れず、展望台に上ることになりました。
ヤッホーと叫んでいる女の子たちを見た墨は、大きく息を吸い始めます。
いつも喋らない墨が、本当に叫ぶのでしょうか。
本記事では、『彼女、お借りします』156話「彼女と突発旅行②」のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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彼女お借りします156話のあらすじネタバレ
墨は大きく息を吸い、叫ぼうとしましたが、やはり大声を出すことが出来ません。
横で見ていた和也は驚きと安心を感じながら、うつむいている墨を見ます。
ヤッホーと大きな声で叫ぶ和也。
墨の代わりに叫んでみたが、意外と気持ちよく和也は笑っています。
和也の行動に驚いた墨ですが、嬉しそうな笑顔で和也を見て、どこかに歩いていきます。
墨の行動が未だに理解できない和也ですが、墨が楽しそうで良かったと、ほっとします。
帰りもわざわざ階段で下り、カフェに寄りパンケーキを食べます。
おみくじを引き、名物のたこせんを買い、またも名物のシラスのご飯を沢山注文します。
浜辺に座り、海を眺めている和也と墨。
湘南をかなり満喫し、和也は疲れている様子です。
墨はいきなり、靴下と靴を脱ぎ始め素足になります。
和也はドキッとしますが、墨はすたすたと海に歩いていき、そのまま足だけ海に入りました。
一人でバチャバチャとしている墨。
和也が驚いていると、墨は手招きし、和也を呼びます。
この行動に何の意味があるんだろうと考えながら、和也は海に入ります。
二人で水を掛け合い、幸せな時間を感じている和也。
しかし、子供が作ったのだろう砂の山に躓き、尻もちをつきます。
スマホが濡れてしまうと焦った和也ですが、幸い靴と一緒に浜辺に置いてきたので大丈夫でした。
墨も安心し、和也はずぶ濡れになったズボンを見つめ、思わず笑ってしまいます。
こんなに遊んだのは、久々かもしれないと笑っている和也。
墨は木の棒で、砂浜に字を書き始めます。
自分には何も出来ないが、苦しんでいるときには笑顔で楽しみ、前向きになることが必要だと言います。
和也は、今日の墨の行動の意味をやっと理解し、感動します。
たくさん体を動かし、いい気分転換になったと墨にお礼をいう和也。
墨は少し照れながら、再び字を書き始めます。
水原の気持ちは分からないけれど、励まされて嬉しく思わない人はいないと思うと、和也の背中を押してあげます。
自分なら嬉しいと声を発する墨。
和也は、悩んでいるだけで何もしないのは違うと気づきます。
墨のおかげだともう一度お礼を言い、東京に戻ろうと和也は歩き始めます。
墨は和也の背中を、優しく見つめています。
彼女お借りします156話の感想と考察
墨の励まし方は、楽しく遊んで笑顔になることでしたね。
ずっと考えているだけでは、良い答えはでないですよね。
たくさん体を動かし、たくさん食べ、たくさん笑うことで前向きな発想が出てきて解決するっていうのは、一番気持ちのいいことかもしれないです。
大人もたまには、子供の時に戻ったように遊ぶことが必要ですよね。
実際にあんなに暗かった和也も、明るい表情に戻り、前を向くことが出来ました。
喋るのが苦手な墨にはぴったりの、励まし方だと思います。
人によって、悩んでいるときの行動は違いますよね。
墨みたいにたくさん遊んで笑う人、感動の映画などを見てたくさん泣く人、カラオケなどでたくさん歌う人、どの行動も私はやったことがあります。
なので、墨の行動には、とても共感することが出来ました。
例えば、言いたいことが言えないなどで悩んでいても、たくさん遊んで笑っていると、普通に言えばいいんじゃんと思い、その後思ったより簡単に言えます。
そんな悩むことではなかったな、と思うこともたくさんあります。
何かに悩み始めた時は下を向いて考えているより、何か気分転換になることをした方がいいですね。
和也は墨に、かなり救われたのではないでしょうか。
東京に戻り、水原に何て言葉を掛けてあげるのでしょうか。
次回も気になります。
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